「水滸伝」は名前くらいしか聞き覚えがなかったので、
ロビーに置かれていた、まるわかりハンドブックがとても役立ちました。
彼が漫画を持っていますが三国志と同じ横山さんの「水滸伝(セット)」でした、こちらは読む時間なかった。。
「水滸伝」は中国の明代に書かれた小説で、「三国志」「西遊記」「金瓶梅』と並ぶ中国四大奇書の一つなんだそうで。
施耐庵(したいあん)あるいは羅貫中(らかんちゅう)が、それまで講談として行われてきた
北宋の徽宗期に起こった反乱を題材とする物語を元に創作した作品とされています。
滸=ほとりで、水滸伝=水のほとりの物語。
北宋時代末期に、汚職官吏たちがはびこる世相のため世の中からはじき出された英雄好漢たちが、
梁山泊と呼ばれる自然の要塞に集まって無法者の集団を形成し、やがて悪徳官吏を打倒し国を救う事を目指すという物語です。
京劇=西遊記なイメージが勝手にありました。
外国人初のプロの京劇俳優として入団した日本人がいるというのはニュースで覚えていました。=石山雄太さん
肌の色がそれぞれ違っていたり、目まわり強調なド派手なメイク、
キジの尻尾が触角のように付いている兜、何本も旗を背中に指しているなど、これまたド派手で色とりどりな衣装、
決めポーズ、剣術やアクロバットなアクション、歌などもとても新鮮で楽しく観劇しました。
出演者のそれぞれ見せ場があって見応えがあったし、
何度もカーテンコールをしてくれこちらも盛り上がりました。
第一場~第七場、第八部~エピローグ、と間に休憩を挟み二部構成でした。
母親が一度京劇を観てみたい、と言ってチケットを取っていて。
早めに取れたというだけあって3列目のど正面でした。
おかげでド派手メイクに隠れそうなちょっとした表情なども良く見られました。
両脇にある字幕を見るのでちょっとテニス観戦みたいになっていました。フフフ
ステージ右端に楽隊がいて生演奏ですが、薄い幕で舞台が明るくなるとこちらも見えたりして。
二胡や琵琶の音色が特に心に響きました。
ダイジェスト映像視聴もあり。
■「中国国家京劇院 新作『水滸伝』」
ステージ幕。ステージに近すぎたので雰囲気だけ。
2009年11月18日(水)大宮ソニックシティ