かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

おとうと(2009)

2009-12-23 17:20:38 | moviE
試写会に声かけていただいて参加してきました。
久々のよみうりホールです。

とっくに公開されていたのかと思っていましたが、2010年1月30日~でした。
「家族」「幸福の黄色いハンカチ」「息子」「学校」「男はつらいよ」。。
山田洋次監督にとって10年ぶりの現代劇。
監督いわく寅さんが愚かな兄と賢い妹の滑稽譚なら、今作は賢い姉と愚かな弟の可笑しくて哀しい物語だそうです。
披露宴の席での鉄郎は、親戚には一人はいるだろうなタイプで、
ウチにもまさに母親の兄がそれだったなぁと懐かしく見てしまった(さすがに台無しにはしていません)。ナハハ
家族の切っても切れない絆、最期の別れ、看取り、ターミナルケア、
昭和の下町の雰囲気がして、バランスのとれたユーモアを散りばめながら、グッと核心に迫って見せていく感じがしました。
観客層もそういうのが好きな人にはたまらない感じ。

ノベライズ おとうと」「絵本 おとうと


[あらすじ] 東京の郊外で、夫亡きあと小さな薬局を営み、一人娘の小春を育ててきた姉・吟子。
大阪で何ひとつ成し遂げないまま歳を重ねてしまった弟・鉄郎。
音信不通だった彼が突然、小春の結婚式に現れる。
以前も吟子の夫の十三回忌で、酔っ払い大暴れした鉄郎。
今日は一滴も飲まないと約束するが、酒を目の前にした鉄郎は我慢できず、酔っぱらって大騒ぎ、披露宴を台無しにしてしまう。
激怒する身内の中、鉄郎をかばうのは吟子だけだったが、後日、ある出来事がきっかけで、吟子は鉄郎に絶縁を言い渡してしまう。
肩を落として出ていく鉄郎の背中に不吉な予感を覚える吟子だったが。。

吉永小百合 ・・・高野吟子
笑福亭鶴瓶 ・・丹野鉄郎
蒼井優 ・・・・・・高野小春
加瀬亮 ・・・・・・長田亨
小林稔侍 ・・・・丹野庄平
森本レオ ・・・・遠藤
加藤治子 ・・・・高野絹代
小日向文世 ・・小宮山進
笹野高史 ・・・・丸山
石田ゆり子 ・・・小宮山千秋
■HP 「http://www.ototo-movie.jp/
(注↓ ネタばれあり)

心優しかったり弱かったりすることで様々なことが起こりますが、この映画に登場する人物は善人ばかり。
鉄郎は鶴瓶さんが演じてピッタリでした。
役者としての鶴瓶さんはメリハリがあって見せてくれます。
商店街の吟子を慕う丸山と遠藤コンビも楽しいし、
吟子は義母が「私はいつものけ者ね、私は邪魔なのね」といじけ風に言うのにも、
「そうです」と返すのにもどこか仲の良さが感じられます。
そして名優たちが演じるので安心して見ていられます。
“みどりのいえ”はホスピスで出てきそうな海辺かと思ったら、通天閣も見える街中だったことは驚かされました。

ただ。。私は吉永小百合さんの演技だけついていけませんでした。
お綺麗だし身のこなしや話し方など魅力的だと思いますが、現代劇ではなく舞台女優のように見えて一人どこか浮いていて。
サユリストにはそれがまたたまらないのかもしれませんが。

ぁ、あの披露宴会場、木更津(オークラアカデミアパーク)だって。
高野薬局はセットだけれど、イメージの設定は石川台(大田区)だそうです。


2009年12月21日(月)よみうりホール
コメント (1)
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日暮里の

2009-12-23 16:40:19 | diarY


可愛いー。
これ手作りだそうです。


 ビックサイズのや
 親子みたいのも

見ていてほんわかした気分になりました。
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