かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

0301 BLUE GIANT

2023-03-10 15:18:28 | moviE
[あらすじ]
「オレは世界一のジャズプレーヤーになる。」
ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大。
雨の日も風の日も、毎日たったひとりで何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。
卒業を機にジャズのため、上京。高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込んだ大は、
ある日訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会う。
「組もう。」
大は雪祈をバンドに誘う。はじめは本気で取り合わない雪祈だったが、
聴く者を圧倒する大のサックスに胸を打たれ、二人はバンドを組むことに。
そこへ大の熱さに感化されドラムを始めた玉田が加わり、三人は“JASS”を結成する。。

宮本大 ・・・・・山田裕貴(サックス:馬場智章)
沢辺雪祈 ・・・・間宮祥太朗(ピアノ:上原ひろみ)
玉田俊二 ・・・・岡山天音(ドラム:石若駿)



2月17日公開され2週目のサービスデーに鑑賞。
夜の回ということもあるのか30代前後の客層も多く、最前列までほぼ満席でした。

さらなる臨場感をとうたうドルビーアトモスの、最寄りには無いので日比谷まで。
なぜならジャズ漫画のアニメ映画化で音楽担当は、上原ひろみさん。
インタビューを観ていたら漫画を読み映画化より以前にイメージして作曲してしまったというエピソードも!



演奏もサックス・馬場智章さん、ドラム・石若駿さん、ピアノはもちろん上原ひろみさん。
池袋や立川では轟音上映とうたっているので、さらに目の前で演奏しているかのごとく楽しめそうですな。
映画観はライブ会場同様暗転するので、錯覚するようにとても没入できました。


映画化が決まって上京するまでを読んでいましたが
映画はその上京から物語が始まったので、漫画がカラーで動いてる!と感動しきり。
単行本各巻の巻末に、インタビュー形式で大のことを語る書き下ろしが収録されているようで
映画でも途中途中で挟まれていました。
なので台詞はあっても無くても会場などで姿が映ったりすると、エピソードが浮かびました。



人間ドラマも良いけれど映画という限られた時間なので
より詳しくは漫画原作で、という感じで
演奏を録音するときにその動きをモーションキャプチャーで3DCGに、と
色や光なども加わり独創的な刺激もあるライブシーンで
音に色がほんとうに付いたように、どれも魅力あるものでした。
(スタッフロールでは韓国の方も多数参加された印象)

主人公の大も高校生のときからサックスを始めたけれど
下手でも上手くても今もてる全てを出し切り、
大志を持ち軸がぶれない、その大の持つ熱さに感化されドラムを始めた玉田もまったくの初心者。
子供も通うドラム教室、リバオケでいう“努力する才能”とばかり猛練習を重ね続け
腕前が上達していく様子も演奏シーンが増えるごとに伝わってきて、終盤のソロは集大成を魅せもう感涙!



ジャズを好きな人はもちろん
ジャズを、音楽をそう聴かない、知らない人にも
熱い想い、夢、ひたむきさ、今自分ができるものは何か、など内面を動かすものが伝わると思います。

エンディングロール後にはミュンヘンへ旅立つ大の姿もあり
映画SUPREME篇に期待してしまう。
公式サイトでは、SUPREME、EXPLORERの試し読みもできて
EXPLORERでは雪祈の近況が知れたので、ぜひ読破したい。


So BlueはBLUE NOTE TOKYO、
Cotton'sもCOTTON CLUBだったし練習場にしているのは隅田川沿いが多いとか
聖地めぐりのサイトまであって楽しい。

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