チャイコフスキーの三大バレエの一つといわれています。
「白鳥の湖」「くるみ割り人形」は観ていて、これは初めてでした。
「いばら姫」とか子供時代に読んだかすかな記憶をたどりながら、
100年眠るのは姫だけではなく森全体なのね、とか、
バレエは歌もセリフもないので想像かきたてられるまま物語を追うのが楽しかったりします。
絵本等の記憶なので姫が王子にキスされて目覚め、めでたしめでたしまでで、
三幕にあるような童話キャラが結婚式に登場なんて初めて知りました。これがまた面白い。
熊川さんはもちろん、男性ダンサーのジャンプやスキルの高さにはほれぼれ圧倒されます。
生オケも素晴らしかったです。
ソロパートの背景でその他大勢はじっと待機する場面もありますが、
絵画を見ているように美しいです(動かないままでいるって大変ですよね)。
母親に誘われて毎回熊川さんのバレエは鑑賞しているわけですが、
ダンサーとしてトップを保ちつつ、新たなことにも挑戦し、演出や監督もするというパワフルさ、素晴らしいです。
[あらすじ]
プロローグ
フロレスタン14世の娘、オーロラ姫の誕生により、盛大な洗礼の式典が行われている。
優しさ、元気、鷹掲、呑気、勇気、そして一番偉い善の精・リラと
6人の妖精たちの一行が招待を受けて、次々にお祝いを捧げる。
その時、邪悪な妖精カラボスが現れ、自分が洗礼に招待されなかったことに怒り狂い、オーロラ姫に次のような呪いをかける。
「オーロラ姫は、16回目の誕生日に彼女の指を刺して、死ぬでしょう。」
しかし幸運にも、リラの精だけはまだ姫に何も授けていなかったため、次のように宣言する。
「姫は死ぬことはありません。100年間の眠りにつくのです。」
一幕
オーロラ姫は16歳の誕生日を迎えた。国王は祝宴をはじめる。
オーロラ姫には4人の求婚者がいて、彼らがバラを姫に手渡したそのすぐ後、姫は何者かに糸車を贈られる。
彼女は尖ったものに気をつけるようにという両親の忠告にも関わらず、それを持ったまま楽しそうに踊る。
そして誤って指を刺して意識を失ってしまう。
カラボスは、すぐに邪悪な本性を明かしながら、勝ち誇り、驚く賓客の前で姿を消す。
同時にリラの精がやってきて、城にいた全員に眠りの魔法をかける。オーロラ姫が目覚めるその時に、目を覚ますように、と。
二幕
それから100年が経った頃、フロリムント王子が一行を率いて狩りを行っていた。
そこに突然リラの精が現れて、オーロラ姫の幻を見せられた王子はその美しさの虜となる。
姫を救い出すために森の奥へと踏み込み、ついにはカラボスを滅ぼす。
王子は城の中に入り、中で眠っているオーロラ姫を発見し、王子のキスによってオーロラ姫は目を覚ます。
彼女が目を覚ましたため、城にいた全員が目を覚ます。王子は姫への愛を告白し、結婚を申し込む。
三幕
婚礼の仕度は整った。祝祭の日にさまざまな妖精たちが招かれている。
結婚を祝福するのは、金、銀、サファイア、ダイヤモンドなど宝石の精。
リラの精もカラボスも出席している。
「長靴をはいた猫」「青い鳥」「赤ずきん」などの童話の主人公たちも来賓として居合わせている。
■K-BALLET COMPANY 「2010 Spring Tour 『眠れる森の美女』」
「眠れる森の美女」
オーロラ姫 ・・・・・・東野泰子
フロリムント王子 ・・熊川哲也
カラボス ・・・・・・・・スチュアート・キャシディ
リラの精 ・・・・・・・・浅川紫織
フロレスタン王 ・・・プレンデン・ブラトーリック
王妃 ・・・・・・・・・・・柄本まりな
カタラビュット ・・・・高島康平
優しさの精 ・・・・・樋口ゆかり
元気の精 ・・・・・・白石あゆ美
鷹揚の精 ・・・・・・日向智子
呑気の精 ・・・・・・神戸里奈
勇気の精 ・・・・・・中村春奈
宝石の精 ・・・・・・樋口ゆり、遅沢佑介、白石あゆ美
白猫 副智美
長靴を履いた猫 ・・井坂文月
フロリナ王女 ・・・神戸里奈
ブルーバード ・・・橋本直樹
赤ずきん ・・・・・・湊まり恵
狼 ・・・・・・・・・・・ビャンバ・バットボルト
2010年5月29日(土)東京文化会館
上野駅公園口出てすぐ目の前にあります。
昨日は乗る予定の一本前の電車が、ある車両の扉の故障で点検のため遅延。
10分遅れできて乗り込むと、西新井駅でさらに点検のため停車するとのアナウンス。
母親は携帯を持っていないので連絡出来ないし、待ち合わせに心配させるなと焦りました。
中央林間行きに乗り換え、北千住駅で常磐線で向かおうかとも思いましたが、
日比谷線がすぐ来たので乗車。
ほぼ待ち合わせ時間にたどり着き、会館入口で入ろうとする私と中から出てくる母親とバッタリ遭遇、
ホッとしました。
昔ながらの待ち合わせっぽいハラハラ感でした。フフフ
終演後カーテンコールは残念ながら見送り。お花茶屋へ移動するためです。
終演予定は17時でしたが、開演も10分遅れたし間に入る二度の休憩後もすぐ始まったわけでもなかったので。
プラネタリウムなので途中から入るのもはばかられるので、その選択は正しかったです。
先に入って席を取っていた友人たちのもとへたどり着き、落ち着くまもなく始まりましたもん。
慌しい時間を過ごしましたが、充実した一日となりました。
・「ティム・バートン監督、今度は「眠れる森の美女」を実写映画化」(1.21)というニュースも気になるところ。
こちらは邪悪な妖精が主人公だそうで。
8月4日発売 「熊川哲也 海賊 」
「ロミオとジュリエット」
「くるみ割り人形」
「ドン・キホーテ」
「coppelia(コッペリア)」
「白鳥の湖」
「The Sleeping Beauty」
「GISELLE」
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