「和紅茶日本一」を目指す梅ヶ島和紅茶「山霧の香り」
南アルプスのふもと、標高780mという自然環境が香り高い和紅茶の背景に。自然環境以外の人為的な、技術的な領域をより向上させ、「和紅茶日本一」を目指す茶農家さんとその応援団「隠れ茶を守る会」。
紅茶研究での第一人者である、武田善行先生にお越し頂き、より美味しい和紅茶を目指して製造工程の見直しを。
「揉捻後の篩分け」最適な発酵度で発酵をストップさせる「発酵止め」の2工程を追加する事により、より美味しい、後味の良い、満足度の高い和紅茶に仕立てることができるとご教示頂きました。
武田先生の提唱なさる「紅茶作りのポイント」1)萎凋 2)篩分け 3)発酵止め
1)山霧の香りは特製ハンドメイドの萎凋機にて十分に空気を下から通しながら萎凋されます。前日摘採した茶葉を重量60%まで萎凋させました。
2)揉捻後に篩分けし、次の発酵工程の均一化に繋げます。
濡れシーツをかぶせて発酵。揉捻した環境で発酵を続ける事もOKとのご教示
1.5時間後:同じ時間経過しても茶葉の大きさによって発酵度は異なります。これが味の均一化につながる!なるほど~
3)この状態で発酵をキッパリと止めてから乾燥工程に移ります。
乾燥が終わると・・・
日本一の和紅茶「山霧の香り」のできあがり!
今回は「隠れ茶を守る会」のメンバーだけでなく、荻窪で紅茶専門店を開かれている店長Tさんもご参加。とても熱心に武田先生のお話を聞き、消費者と生産者をつなぐ立場でのコメント・ご提案を頂きました。ありがとうございます!
プロの淹れる「山霧の香り」格別です~
vindens cafe (ヴィンデンスカフェ 通称:風カフェ) HP:http://vc-akane.com/
お忙しい中、遠路お越しくださいました武田先生に改めて感謝いたします。3つのポイントだけでなく、世界の紅茶にも目を向けるように・・・ご教示頂きました数々をしっかり実践し先ずは、「和紅茶日本一」を目指したいと改めて決意いたしました。
ありがとうございます。
また武田先生は、地域が抱える問題にもたいへん関心をもたれ「グリーンツーリズム」「環境教育」などへの広がりを持った活動を示唆下さいました。隠れ茶を守る会byグリーン・コネクションズの目指す方向と合致した示唆、ありがとうございます。