gooブログアドバンスになってから、このブログにアクセスしてくださった方が、どういう経路でお出でになったかというのが判るようになりました。で、特に面白いのが検索ワードのログ。例えば「tameo 1/43」ってワードで来てくださった方には「すまんですのう、ここは1/43専門のコアでスゴ腕のブログじゃないんですよ~」とか思ったり、或いは「フジミ 欠点 作りにくい」(笑)なんてワードで来てくださった方には「そうでしょ?ワシもそう思う」とか思ったり、斯様にネタに困ったときの元ネタになりそうなワードが結構ありまして、こりゃ使い道の有る機能やねぇとか思ったり。
で、今日のネタですが、検索ワードで「オートクリアー 耐久性」というワード検索でご笑覧下さった方が居られるらしく、丁度以前オートクリアーを使って製作したスタジオ27のF2003-GAが完成後半年経過した事もあり、変化の程を中間報告してみることにします。
※ここから先の画像をクリックすると多少大きな画像を別窓で呼び出せますが、いつもと違って圧縮率をかなり押さえてあるのでファイルサイズが大きい為、ネット環境によっては重くなることがあります。
先ずはこのインプレッサ97の画像。
表ページのギャラリーにも掲載しているインプですが、これは約6年前の完成品。模型用ラッカークリアーの耐久性は、塗装後から研ぎ出しを始めるまでの乾燥時間に大きく左右されますが、このインプの場合はモデラーズのスーパークリアーを吹いた後、自然乾燥で約二ヶ月乾燥後研ぎ出してます。艶は、普通に距離を置いて撮影すれば、まだ外光や周辺の景色が写りこむような形で充分健在なのではありますが、蛍光灯を直射してマクロで接写してみるという最早マゾヒスティックな仕打ちの如き極端な条件下では、ご覧のように流石に肉痩せが起こってるのが判ります。モデラーズのクリアーの最大の欠点はなんと言っても何時までもこの肉痩せが続いてしまう性質にあります。
一方この画像はTAMEOのマクラーレンMP4/11の接写画像。
これは実を言いますと上のインプよりも2年以上前に完成しております。使用したのは実車補修用ソフト99のクリアーで、自然乾燥で約1ヶ月乾燥後研ぎ出しています。肉痩せが少ないばかりか、上のインプと比べると、光の写り込み具合が全然違うのがお解りいただけるかと思います。スケールの違いはあるとは言え、使用するクリアーの違いで随分経年劣化の度合いが異なるのがお解りいただけるのではないでしょうか?
んでもって、今度はフィニッシャーズのオートクリアーを使用したF2003-GAの画像。
完成後半年経過したものです。乾燥時間は自然乾燥で約1ヶ月後の研ぎ出し。完成直後の画像で、同じ角度同じ光量で撮影した画像がないので比較が難しいですが、言うほど艶に変化は出ておりません。感触としてはソフト99と同じ様な感じなので、かなりの時間艶は確保されそうな雰囲気です。
他に、GSIクレオスのスーパークリアーを塗布して一年前に完成させたS13シルビアが在ったんですが、これは人手に渡ったために検証が出来ませんでしたが、過去に使った乾燥としてはモデラーズ以上ソフト99未満って感じで、模型用としては、乾燥時間さえキチンと取れば、これも結構長持ちする方です。また、モデラーズのスーパークリアーは、こういう検証をすると私の経験上ではネガティブな要素が多いのですが、タミヤやハセガワの国産デカールの上にコートするのに限っては、デカールを痛める確率が低くやむを得ずそうしたデカールを貼る場合には、割り切って使うのも有りかな?と思ってます。また、同社の塗料は瓶入りと缶ペで若干瓶入りの方が保ちが良いらしいのですが、瓶入りで仕上げたことは有りませんので私には正確なことは判りません。タミヤのクリアーは個人的に研ぎ出し仕上げ前提の場合は論外ですW
そうそう、クリアーと言えばウレタンクリアーってのもありますが、経年劣化が気になって仕方ないという場合、あれを使用するのが現状ではベターな方法かもしれません。私はウレタン特有の艶が好みではないので、今後も使うことはありませんが、ウレタンは化学変化で硬化するので経年劣化に強く、またデカールにも優しく国産デカールの上に吹いても大抵は大丈夫。一気にドバーーッと吹いてやる独特の吹き加減を要しますが、コツさえ掴めばデカールが溶けるとか下の塗料が流れるとか蛍光色が滲み出す等のトラブルがラッカーよりも圧倒的に少なく、吹く事自体簡単ですし、何より設定された硬化時間でほぼ確実に完全硬化するので、研ぎ出しも安心確実。ただし、揮発する溶剤、空中に飛散する塗装ミストが、ラッカーに比べて有害性が遙かに高いので、ラッカー塗装するときよりも、マスクやゴーグルの使用や肌の露出には充分気をつけることが重要です。特にミストを吸い込まないように、塗装用防毒マスクに加え防塵のアタッチメント等を追加装備する事が望ましいようです。花粉症用簡易型マスクなどは屁の突っ張りにもなりません。勿論、ラッカー系塗るにも防毒防塵マスクは有った方が良いのは言うまでもないことですけどね。
以上、珍しく真面目なネタでした。
で、今日のネタですが、検索ワードで「オートクリアー 耐久性」というワード検索でご笑覧下さった方が居られるらしく、丁度以前オートクリアーを使って製作したスタジオ27のF2003-GAが完成後半年経過した事もあり、変化の程を中間報告してみることにします。
※ここから先の画像をクリックすると多少大きな画像を別窓で呼び出せますが、いつもと違って圧縮率をかなり押さえてあるのでファイルサイズが大きい為、ネット環境によっては重くなることがあります。
先ずはこのインプレッサ97の画像。
表ページのギャラリーにも掲載しているインプですが、これは約6年前の完成品。模型用ラッカークリアーの耐久性は、塗装後から研ぎ出しを始めるまでの乾燥時間に大きく左右されますが、このインプの場合はモデラーズのスーパークリアーを吹いた後、自然乾燥で約二ヶ月乾燥後研ぎ出してます。艶は、普通に距離を置いて撮影すれば、まだ外光や周辺の景色が写りこむような形で充分健在なのではありますが、蛍光灯を直射してマクロで接写してみるという最早マゾヒスティックな仕打ちの如き極端な条件下では、ご覧のように流石に肉痩せが起こってるのが判ります。モデラーズのクリアーの最大の欠点はなんと言っても何時までもこの肉痩せが続いてしまう性質にあります。
一方この画像はTAMEOのマクラーレンMP4/11の接写画像。
これは実を言いますと上のインプよりも2年以上前に完成しております。使用したのは実車補修用ソフト99のクリアーで、自然乾燥で約1ヶ月乾燥後研ぎ出しています。肉痩せが少ないばかりか、上のインプと比べると、光の写り込み具合が全然違うのがお解りいただけるかと思います。スケールの違いはあるとは言え、使用するクリアーの違いで随分経年劣化の度合いが異なるのがお解りいただけるのではないでしょうか?
んでもって、今度はフィニッシャーズのオートクリアーを使用したF2003-GAの画像。
完成後半年経過したものです。乾燥時間は自然乾燥で約1ヶ月後の研ぎ出し。完成直後の画像で、同じ角度同じ光量で撮影した画像がないので比較が難しいですが、言うほど艶に変化は出ておりません。感触としてはソフト99と同じ様な感じなので、かなりの時間艶は確保されそうな雰囲気です。
他に、GSIクレオスのスーパークリアーを塗布して一年前に完成させたS13シルビアが在ったんですが、これは人手に渡ったために検証が出来ませんでしたが、過去に使った乾燥としてはモデラーズ以上ソフト99未満って感じで、模型用としては、乾燥時間さえキチンと取れば、これも結構長持ちする方です。また、モデラーズのスーパークリアーは、こういう検証をすると私の経験上ではネガティブな要素が多いのですが、タミヤやハセガワの国産デカールの上にコートするのに限っては、デカールを痛める確率が低くやむを得ずそうしたデカールを貼る場合には、割り切って使うのも有りかな?と思ってます。また、同社の塗料は瓶入りと缶ペで若干瓶入りの方が保ちが良いらしいのですが、瓶入りで仕上げたことは有りませんので私には正確なことは判りません。タミヤのクリアーは個人的に研ぎ出し仕上げ前提の場合は論外ですW
そうそう、クリアーと言えばウレタンクリアーってのもありますが、経年劣化が気になって仕方ないという場合、あれを使用するのが現状ではベターな方法かもしれません。私はウレタン特有の艶が好みではないので、今後も使うことはありませんが、ウレタンは化学変化で硬化するので経年劣化に強く、またデカールにも優しく国産デカールの上に吹いても大抵は大丈夫。一気にドバーーッと吹いてやる独特の吹き加減を要しますが、コツさえ掴めばデカールが溶けるとか下の塗料が流れるとか蛍光色が滲み出す等のトラブルがラッカーよりも圧倒的に少なく、吹く事自体簡単ですし、何より設定された硬化時間でほぼ確実に完全硬化するので、研ぎ出しも安心確実。ただし、揮発する溶剤、空中に飛散する塗装ミストが、ラッカーに比べて有害性が遙かに高いので、ラッカー塗装するときよりも、マスクやゴーグルの使用や肌の露出には充分気をつけることが重要です。特にミストを吸い込まないように、塗装用防毒マスクに加え防塵のアタッチメント等を追加装備する事が望ましいようです。花粉症用簡易型マスクなどは屁の突っ張りにもなりません。勿論、ラッカー系塗るにも防毒防塵マスクは有った方が良いのは言うまでもないことですけどね。
以上、珍しく真面目なネタでした。