F1モデリングって雑誌がありまして、あれ、地元の本屋で定期購読してたんですね。発売が定期じゃないのに定期購読ってのも変ですが、
そうでもしないとああいう雑誌は田舎には入ってこない。で、気が付くと手持ちだけでも60冊くらい所有。しっかーし、とうとう終焉を迎えました。
雑誌が無くなったんじゃなくてオイラがギブアップ(笑。定期ヤメやした。今後は、欲しいネタが出た時のみ、密林で購入することにしやす。
以前も書いたけど、エブロのMP4-30に全く買う意欲が湧かなかった位に今のF1には冷めてしまった。一方でLOTUS 88とか91とかは大人買いしそうなテンションはある(笑
ラリーなんかもそうなんだけど、安全重視と環境配慮、そしてローコスト化ってのは充分理解しますが、それを突き詰めていけば
燃費が頗る良くて絶対に墜落しない飛行機=端から飛ばない飛行機
を目指すようなもんだと思うんだけどな。業界自体が皆そういう方向向いてるっぽいし、個人的には日本のGTの方が余程面白いです。
「ジョン・ウィック」
「マトリックス」以降パッとしなかったキアヌ・リーヴスが久々に脚光を浴びた主演作。マトリックスでキアヌのアクションアシスタントを務めたチャド・スタエルスキーが
よせばいいのにキアヌ主演で監督作を作った博打映画。個人的にはこの博打、スタエルスキーの勝ちだと思った(笑
物語はこうだ。主人公ジョン・ウィックは心優しい愛妻家。しかし、愛する妻は重い病を抱えており、遂に彼の目の前で倒れそのまま息を引き取る。
妻は自らの死期を既に悟っており、妻の死後「私を失ったあなたへ孤独への希望」とのメッセージと共に、デイジーという名の一匹の子犬が届けられた。
妻を埋葬した直後に届いたこの妻からの最後の贈り物にジョンは涙しながら、デイジーとの暮らしにかすかな希望を見出してゆく。
ところがだ、或る日愛車の69年式マスタングBOSS429で出掛け、途中のGSで給油していたところ、ロシア人の若造ヨセフに「この車ナンボ?」と詰め寄られる出来事があり、
これを軽くあしらって立ち去ったジョンだったのだが
あろうことかこのヨセフのアホガキ、コッソリとジョンの自宅まで探り当て、ジョンの就寝中にマスタングを盗むべくジョン宅に忍び込んだのだ。
ところが、車はあるものの鍵が見つからない。
苛立ったヨセフは就寝中のジョンを不意打ちして暴行を加え、泣き叫ぶデイジーをジョンの目の前で殺し、マスタングもまんまと奪い去っていくのであった。
気絶していたジョンが目覚めると、そばには既に冷たくなったデイジーが、、、
盗んだマスタングのナンバーと車番を擬装すべくアンダーグラウンドな自動車工場へ運び込んだヨセフだったが、
工場のオーレリオにいきなりぶん殴られてしまう。実はヨセフはロシアンマフィアのボス ヴィゴの息子な訳なのだが、
バカ息子とはいえイキナリぶっ飛ばしちゃったら当然親父がクレームを付けてくるのだが
そこで親父は知るのです。バカ息子ヨセフが暴行してマスタングを奪い飼い犬を殺した相手というのが、元はヴィゴと同じく闇社会の人間であり、
尚且つヴィゴ達が雇った殺し屋がヘマをしたり裏切った場合にカタを付ける殺し屋用の殺し屋(笑)だったジョン・ウィックだったという驚愕の事実を。
ジョン・ウィックに狙われて助かった人間は嘗て一人も居ないことも、どんな難しい案件も必ずやり遂げちゃう死に神のような男ってことも知っていたヴィゴ。
妻との残り僅かな生活のために裏社会から足を洗ったはずの死に神を、よりにもよって車欲しさに自分のバカ息子が蘇らせてしまった事に頭を抱えるヴィゴ。
流石にバカ息子を呼び出して「おまえ、なんてことしてくれたんだ!」とゲロ吐くまでぶん殴るも既に後の祭り。
ヴィゴは一応ジョンに電話して「ノーカンにして♪」と言うも無言で切られて万事休す。
復讐の鬼と化したジョンは、愛犬デイジーの敵を取るべく、再び銃拳ガンフーを武器にヴィゴ達に戦いを挑むのでありました。
もうね、マフィアのオッサン100人の命より愛犬一匹の命の方が断然重いということを判らせるためのバイオレンス動物愛護アクション映画。
しかも雑魚キャラであるマフィアのオッサン共の死留め方がエグい。ほぼ100%ヘッドショットで胴体だとか四肢とかは的じゃないですよ外れですよってな勢いで
見ててかわいそうな位の必殺ぶり。以前から公言してるとおり私は復讐モノが大好物。法治国家っていうのは、私刑を認めない事で復讐の連鎖を抑止してる訳ですが、
そこに於いてどうしても被害者及び遺族の処罰感情は蔑ろにされるんよね。この状況が良くないって話ではなく、むしろ「心」を持つ人間同士の問題を
心を持たない規範によって冷静に捌くということは重要なわけで、それこそ私刑や復讐を認めていたら最終的には双方全滅でしか解決しないわけ。
復讐ものでありながら、その復讐の連鎖の虚しさを描いてるってとこも好印象。水面に落ちた一滴がいずれ大きな波紋となるのが復讐の連鎖なれば、
それこそたった一匹のワンちゃんの非業の死が、気が付くとロシアンマフィアのオッサン大量死に繋がっちゃってるところがシュールです。
また、先ほどのジョン・レグイザモ、そしてジョンの親友にして凄腕スナイパー役のウィレム・デフォーなんかも出演。デフォーも気が付けば還暦だそうで。
「ストリート・オブ・ファイヤー」での色白すぎる悪役も32年前だったんすね。
それから、華が無いオッサン映画で有りながら、唯一の華(ただし毒花)が女殺し屋バーキンズ役のエイドリアンヌ・バリッキ。
これがもうね、モラルもクソも無いサイテーの女でね、コイツの末路が一番スッとした(笑。個人的には、この女の末路こそが
「法」の立ち位置を表すアイコンだったのかも知れない。
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