ちょっと色々ありまして~、って全国的に御存知でしょうな。
今月14から、熊本県を中心に九州にて震災クラスの大地震が続発しました。
14日の日には、丁度出張で大阪に出掛けておりまして、帰路の新幹線の車内にて例の緊急地震速報が車内の彼方此方から鳴り響いたのがはじまり。
新幹線は一時停止するも、最初は「震源地 熊本県」とか出てたので、ま~大したことは無いだろうとタカを括ってたんですが、
その後最大震度が7だったと解りビックリした。大分県と熊本県はお隣同士って事で、慌ててカミさんに電話するも通じず、LINEいれても既読出ず。
ちょいと心配しましたが、新幹線が動き出す頃にようやく連絡取れまして、結構揺れたが大丈夫だったってことでした。
が、
熊本は大丈夫ではなかったわけです。更に16日には本震が来て、コレは私の住む地域でもかなり揺れましたな。
この本震がデカい上に広範囲に影響があったことで、今以て避難生活を送る方々が多数居られるとう震災に見舞われたのでした。
これで人生3度目ですよ。ただ、いずれも震源地で被災しなかったのが不幸中のナントカですが、阪神淡路の時は京都に住んでて、
東日本の時は千葉県に旅行中で、そして今回のは新幹線で本州に居る時だったから食らわなかったな~と油断してたところで
真夜中に本震に見舞われてしまいました。
大分県は、温泉地湯布院を中心に大きな被害があったんですが、一発目が熊本だったこともあってテレビの報道は熊本一色みたいな状態。
しかし、元々道路事情が貧相な大分県の場合、今回の地震で県央県南県西を接続する道路が彼方此方で寸断されてしまい、
特に湯布院・玖珠・九重といったエリアは、一時孤立状態に置かれてしまいました。なので、同県の知人の支援に行きたい思いも山々あったんですが、
自衛隊・消防・警察といったプロフェッショナルな面々は、この後に及んで視聴率や販売部数のことしか考えないクソマスコミと違って、
大分県にも続々と支援の手を差し伸べて下さっていたので、素人の私如きが行ったところで邪魔にしかならないっつーことで、
物資送付の支援を行うことにしました。で、これでがまた腹立つ話でね、いざ物資を送ろうと地元市の広報を調べたんですが、
なんと行政は募金しか案内しとらん。隣市の福岡県豊前が扱っていたので、ソッチに預けることにしたり、私が所属してる組織の支援隊に預けたりしました。
同県の災害なのに役に立たねぇ市だよなぁ。そのくせ市民税とかイッチョマエに取ってんだから、仕事が自営業でなけりゃこんな町とっとと出て行くんだけど。
とか何とか言いながら、九州北部に関しては、揺れたと言えば揺れたけど、仕事を休業するほどの被害が無かった事もあって、
本震後も予定変わらず出張仕事に明け暮れておりました。出張先では、空いた時間にさしてすることも無かったので、いつも通りニコワン持ってプラプラしてました。
2016 4月 旅先にて
「007 スペクター」
「カジノロワイヤル」から始まったダニエル・クレイグがボンドを演じる一連のシリーズの完結編(予定)。
嘗てのボンドシリーズも、根底には大きなストーリーが存在してなかった訳では無いのだが、
クレイグ・ボンドの作品では、オマージュのみならずリブートの意味も持たせてあって、
今回のスペクターまでの4作が各々単発ストーリーでは無く、全てがキチンと繋がってる連作だったんですよね。
逆に言うと、過去3作(カジノロワイヤル・慰めの報酬・スカイフォール)の細かい部分を忘れてると話が解らなるってことになります。
前作スカイフィフォールにて遂にM(ジュディ・デンチ)まで失ったMi6とボンド。新たにMとなったマロリー(レイフ・ファインズ)により
単独行動を制するよう勧告を受けるも、これを無視してメキシコシティでスキアラという男の暗殺を目論んでいた。
「死者の日」の大パレードという中でド派手な空中戦を制し、ボンドはスキアラから謎の紋章の入った指輪を奪い暗殺を完遂する。
Mi6に帰還したボンドを待ち受けていたもの、それは勧告を無視したボンドに対して00ライセンスの剥奪と無期限謹慎という厳しい処分であった。
実はMi6本部ビル爆破事件(前作)を機に諜報組織再編の構想が政府主導で目論まれており、ボンドの行動がその構想の進展に拍車を掛ける事を鑑み、
00セクションを生き残らせるためにMはボンドを厳しく制したのであるが、ボンドの独走により00セクション組織存続の危機に陥ることとなる。
そして、スキアラの葬儀の日にスキアラの未亡人ルチア(モニカ・ベルッチ)に近付き、スキアラ亡き後命を狙われる身となったルチアを保護する代わりに
スペクターという組織の秘密の会合の場所をルチアから聞き出すのであった。このスペクターこそ、カジノロワイヤル以降の一連の事件の裏で暗躍し
ヴェスパーやセヴリン、何よりMの命を奪った「クワンタム」と呼んできた組織の正体であった。そして、ボンドのこれらの行動が
自らの死さえも予期していたM(前作までの)の遺言の示唆によってのものであり、遂にボンドは事件の真の核心に迫るのであった。
本作単体だと、前作までのプロットの相承が沢山有りすぎて「イチゲンさんお断り」なストーリーになっているのだが、見続けているファンからすれば
骨太な連作ストーリーが遂にエンディングを迎えるわけで感慨一入。本作のオープニングムービーがこれまた秀逸で、過去3作の名場面や
ボンドの前から去っていた人々(善玉悪玉問わず)がちりばめられている素晴らしいオープニングに仕上がっていた全24作通してみても屈指のオープニング映像です。
オクトパシーや死ぬのは奴らだを彷彿とさせるとも言えるか。
出演キャストはクレイグ・ボンド3作通じてのキャスティングもあれば、おお!?ってキャスティングもありました。
先ずはモニカ・ベルッチ。オッサン、全盛期のベルッチは大好物です。特に元夫のヴァンサン・カッセルとの初共演作だった「ドーベルマン」や
彼女の出世作とも言える「マレーナ」での妖艶な御姿は、「出演してるってだけで作品全体がエロく思えてしまう」という謎のエロオーラを垂れ流ししておりました。
そんな彼女も気が付けば五十路の大台。`13年にはヴァンサン・カッセルとの夫婦生活に遂にピリオドを打ってしまいましたが、
今回の未亡人ルチア役では、流石にボンド”ガール”として出るには厳しいお年頃でありましたが、未だ賞味期限内のエロオーラを漂わせていて存在感ありまくり。
で、この天然エロオーラ発生マッシーンのベルッチを横目にボンドガールに抜擢されたのがマドレーヌ・スワン役のフランス人女優レア・セドゥ。
これはこれでクソエロい(笑。成り行きで乗ったはずの列車で、何故にそんなドレスに着替えることがで来たのかとか野暮な突っ込みしそうになりますが、
このこれ見よがしなウォーキングの出で立ちは、狙いすぎててあざとい!!キャラ設定も絵に描いたようなツンデレで個人的には全4作の中で最高のボンドガールでした。
それから、スペクター所属の殺し屋として出てくるのがミスターヒンクス。「ゴールドフィンガー」に出て来たオット・ジョブを彷彿とさせるポジションの悪役ですが、
コレを演じたのがプロレスラーのバティスタ。
髭生やしてタダでさえデカい体がいつの間にか更にデカくなっちゃってて、最初誰だか判んなかったよ(笑。
そして、カジノロワイヤル、慰めの報酬と続けて出て来て、気が付くとどっかに行ってたMr.ホワイト
が、今作でまたまた登場。しかし、過去の面影は何処へやら、今や所属していたはずの組織から追われ命を狙われる身に落ちぶれてました。
そして、007シリーズの悪役と言えば、エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド。アヘ顔ダブルピースで「レーザー」つってたアホの方では無く、
過去6作で悪の組織のトップとして何度もボンドを苦しめてきた男が、本作で又もや登場。
どうやら今作ではハゲでは無いらしい。猫も抱いてないし目の傷も、、、でも、正しくこの男がカジノロワイヤル以降常にボンドを苦しめてきた張本人。
ただし、本作に出てくるプロフェルドは過去作と生い立ち等の設定が異なっており、フランツ・オーベルハウザーというのが本名であって
エルンスト・スタヴロ・ブロフェルドというのは偽名って事になっている。そして驚きなのが、彼の生い立ち。ちょっとやり過ぎ感のある生い立ち設定で、
個人的にはこれは蛇足だったように思えました。
それから、「人」じゃないけど、007シリーズお馴染みのボンドカー。今作では前作に引き続いてアストンマーチンDB5が出て来ますが、
メインとなるボンドカーはアストンが本作のためにあつらえたプロトタイプ意匠のDB10。
これ、正直私は好みでは無かったですな~。DB7シリーズからV12ザガードにまで一貫して通じてきたアウトフォルムデザインを気持ち踏襲しつつも
どこかハリボテ感を否めないモックアップデザインみたいな意匠はイマイチ。ミスターヒンクスが登場してボンドを追いかけ回したジャガーCX-75の方がずっとスタイリッシュ。
まぁ、マクラーレンとランボルギーニを足しで2で割ったようなと揶揄すればそう見えますが、コッチの方がカッチョ良かったです。
Spectre James Bond 007 - New Long Spectre Trailer HD
一応物語としても、ダニエル・クレイグの出演契約的にも完結を迎えたクレイグ・ボンド版007。彼のボンド役は頗る評価が高いこともあって、
引き続きクレイグ主演で自作を作りたいという話もあるようですが、クレイグ自身は本作で区切りを付けたいような情勢。
最後の悪の親玉がプロフェルドだったことで、過去作に於いてゾンビの如く何度も蘇って(実はあの時死んだのは替え玉だったのだよ作戦)きた人物だけに、
今後の規格がどう転ぼうとも製作サイドは今後も007を続けていくのは間違い無い。初作「ドクター・ノオ」が公開されてから既に半世紀以上!
イアン・フレミングも、まさか自分の死後半世紀も映画が製作され続けられるとは夢にも思ってなかったでしょうなぁ。
色々あって模型から遠ざかってますが、来年辺りから出戻れそうです。
今後もお気を付け下さいませ。
レンタルで見たいのですが、最近エボばっかりでなかなか見れるとこまでいってないです(*_*)
模型のほうも最近手付かずです( ̄O ̄)
今日、フェラーリF10やっとボディー塗装しましたU+1F605
お~~、ご無沙汰してます!あんなデカい揺れは東日本以来でしたが
私の居住地域は何故か局地的に被害が少なく、同じ大分県なんだろうか?って思う位です。
他の地域は色々タイヘンな様ですんで、むしろ支援の側に参加しております。
模型趣味って、結構皆さん離れては出戻ってを繰り返されるんですよね。
かく言う私もその繰り返し。クレオスの溶媒液のお陰で、塗料を全部買い直しってのがなくなったので
結構気楽に間を空けてしまいます。
>エボえもんさん
F10作ってんですね。ヒロのを買ったらフジミからも出て来た悲しいパターンで両方積んでますな(笑
私の方は、逆にエボさんをアレコレ手を付ける機会が最近無くなっちゃいましたねぇ。
最早完全にコンディション維持モード。だからこ、模型やら映画やらを楽しむ方に
時間と散財を向けられてるんかな?って感じです。
ご無事で何よりです。
宮崎の方も高千穂峡の遊歩道が通行止めになるなど
影響が一部出てるみたいです。
熊本も兎に角ライフラインの早急な回復がなされると良いのでしょうが余震が落ち着かない限りまだまだ時間がかかりそうですね。
震災直後って現地では物資が皆無になりがちですが、輸送手段も混乱しているため、受け入れられても供給が追い付かないんですよね。 東日本の時の福島がそうでした。
その点オスプレイ出動とヤマト運輸の対応は素晴らしい早さで、教訓が生かされているなぁと思いました。
この数日、九州北部も揺れているようですので引き続きお気を付けください。
今回の最初の震源は大分熊本宮崎の丁度境でしたからね。
経でも余震が続いてますから、落ち着くまでには随分時間が掛かる気がします。
>Ohtoroさん
オスプレイっていう機種の性能を全く理解せずに日米安保を疎う人達からは悪の象徴の様な扱い受けてますが、
ヘリ並の機動性と輸送機並みの航行能力のいいとこ取りですから、
こういう時は非常に役立つ機種ですな。驚きました。
本州方面の人からは「九州」というと一括りに見えるのだそうですが、
実際は交通アクセスは九州各県で異なってまして、
地震後の物資流通の状態は、様々な迂回路を駆使して震源地域以外では
比較的早く回復安定しましたですね。北部なんかは殆ど影響なしと言っても良い位でしたよ。
この国は、車からアホみたいに税金とりまくってますが、
既に「受益者負担=車の所有車が受益者」という構図は時代遅れだな考え方だと改めて思った次第です。
今回の震災では、車を所有してるか否かでも地震後の避難生活にかなり差が出たように思います。