枯雑草の写真日記2

あの懐かしき日々を想いながら・・つれずれの写真日記です。

桜咲く川土手の思い出

2010-04-16 | 四季それぞれに
           南の海の辺をトコトコ歩いているうちに、
          中の国でも、少し北の国でも、
          桜は散りいそいでいました。
          出かける前に撮った桜、
          今貼っておかないとタイミング無くなりますね。

          島根県斐伊川の川堤の桜の道です。
          一部には屋台も出たりする人込みもありますけれど、
          そういう所から離れて、静かな道を歩いたり、
          緑の絨毯の上で小さな宴会を開いたり・・
          そんな、桜咲く川の土手です。



















































何かいろんな想いがありそうな・・、ある小学校

2010-04-01 | 古いもの、昔の人
          島根県岩見の海岸から、5kほども入った山間に古くから開かれ、その泉質
          の良いことで知られる有福温泉があります。
          昭和の初めに建てられたモダンな外観の館を含め共同浴場が3軒、旅館が
          9軒、山峡の斜面に雛段のように並んでいます。それは、湯治場の雰囲気
          を今に残す鄙びた温泉街なのです。
          その温泉から、ほど近いところにこの有福小学校はあるのです。
          (同じ有福という名を持ちながら、今は町村合併により、温泉は江津市に、
          小学校は浜田市に所属させられています。)

          今日は日曜日。生徒の姿は何処にも見えませんけれど、
          「花でかざろう ぼくらの学校」の標語や、花壇やきれいなカーテンが透けて
          みえる窓を見れば、元気な黄声がその辺りから響いてきそうな気配です。
          そして、校庭に臨んだ講堂。何ともお洒落でいい顔しているじゃないですか。
          聞くところに拠ると、木造校舎の一部は大正11年、講堂は、校舎の横の桜
          の樹とともに昭和9年に建てられたといいます。
          校庭を走る生徒たちが、きっと息は弾ませて、ふと眺めたこの講堂の姿は
          心に沁み込むほどのものであったのではないか・・。それから長い年月、
          自らの想いを重ねてきっと蘇った・・。
          私は、校庭に佇みながら、そんなことを勝手に想っていたのでした。