故郷を想う村、その2回目はやはり、あの蓮の花にしましょう。
私が物心ついた頃から、蓮といえばこの純白の花でした。
農家の蓮は蓮根採りが目的ですからね・・
赤い花の咲く道をすこし下れば、稲田の間に点在する蓮田。
今年は、花の数がづっと少ないようです。
それに、ピンクがかかってきた花が増えたようにも思います。
田の畔の白い花は、きっとハルジオン。
数では負けないぞ・・というように競っているようでした。
(猛暑の日の朝、母が逝きました。
90年をこえる生の長さを思えば、そう悲しむことではないのかもしれません。
でも寂しい・・
それに、その終りの数ヶ月の苦しみは何のためにあったのでしょうか。
この時ほど、人間という存在の儚さを感ずることはありませんでした。
母も、最後の時間のどこかで、この故郷の緑の田圃と蓮花を想ったかもしれません・・)









私が物心ついた頃から、蓮といえばこの純白の花でした。
農家の蓮は蓮根採りが目的ですからね・・
赤い花の咲く道をすこし下れば、稲田の間に点在する蓮田。
今年は、花の数がづっと少ないようです。
それに、ピンクがかかってきた花が増えたようにも思います。
田の畔の白い花は、きっとハルジオン。
数では負けないぞ・・というように競っているようでした。
(猛暑の日の朝、母が逝きました。
90年をこえる生の長さを思えば、そう悲しむことではないのかもしれません。
でも寂しい・・
それに、その終りの数ヶ月の苦しみは何のためにあったのでしょうか。
この時ほど、人間という存在の儚さを感ずることはありませんでした。
母も、最後の時間のどこかで、この故郷の緑の田圃と蓮花を想ったかもしれません・・)








