枯雑草の写真日記2

あの懐かしき日々を想いながら・・つれずれの写真日記です。

神戸北野異人館物語、その3 英国館

2009-11-28 | 古いもの、昔の人
           明治40年、英国人建築家により設計、建築されたコロニアル様式の英国風建物。
          大正3年、英国人J.E.ベッカー夫妻が居住。その後、夫妻の長女と結婚した
          フデセック博士の所有となります。
          現在の建物は、博士居住の状態をそのまま、バロック時代やビクトリア時代の
          家具調度とともに、それは見事に保存されているのです。

          書斎の窓からは、今もフデセック博士が、道行く人に視線を送っています。
          バーには、夥しい数の洋酒・・。そう、ここは夜になると、ゴージャスなバーに変身、
          営業されているのです。一杯、いかがかな・・。

























































神戸北野異人館物語、その2 うろこの家

2009-11-19 | 古いもの、昔の人
          北野の街の一番奥。オランダ坂と名付けられた、狭く急な坂道を上った山裾に
          不思議な形の建物がそびえています。
          壁一面を覆う天然石スレートが魚の鱗を思わせるため、いつしか「うろこの家」と
          呼ばれるようになったといいます。
          明治後期(明治38年頃)、外国人向けの高級借家として、旧居留地付近に建築
          され、後、この地に移されたそうです。

          二階に上がると、広い窓いっぱいに、神戸の街が、そして遥かに神戸の港が
          見渡せます。
          ここに住んだ外国人にとって、この海の見える眺望は、きっと何ものにも代え難い
          ものであったろう・・という思いを起こさせますね。
































































神戸北野異人館物語、その2 うろこの家

2009-11-19 | 古いもの、昔の人
          北野の街の一番奥。オランダ坂と名付けられた、狭く急な坂道を上った山裾に
          不思議な形の建物がそびえています。
          壁一面を覆う天然石スレートが魚の鱗を思わせるため、いつしか「うろこの家」と
          呼ばれるようになったといいます。
          明治後期(明治38年頃)、外国人向けの高級借家として、旧居留地付近に建築
          され、後、この地に移されたそうです。

          二階に上がると、広い窓いっぱいに、神戸の街が、そして遥かに神戸の港が
          見渡せます。
          ここに住んだ外国人にとって、この海の見える眺望は、きっと何ものにも代え難い
          ものであったろう・・という思いを起こさせますね。
































































神戸北野異人館物語、その1 風見鶏の館

2009-11-13 | 古いもの、昔の人
           明治の新しい日本の始まりとともに、遥々海を越えて来日、神戸の居留地に
           住んだ外国人の目には、堂徳山の緑を背後に南面した北野と呼ばれる傾斜地は、
          格好の住居地と映ったことでしょう。
          明治の後年、多くの外国人住宅が建てられました。
          100年の時を経て、今に残るそれらの「異人館」を訪ねれば、当時のヨーロッパの
          文化や生活習慣の残り香がそのまま残されており、訪れる者にある感慨をもたらす
          のです。それは、当時の日本人が、夢と憧れを持って希求したであろう欧州が
          そこにあるという思いなのでしょうか・・。

          風見鶏の館
          この館の尖塔に立つ風見鶏は、北野の街のシンボルと言われる存在です。
          明治42年、ドイツ人貿易商G・トーマン氏の自宅としてドイツ人建築家の設計に
          より建築、この辺りでは唯一のレンガ造です。
          重厚なドイツの伝統様式を採り入れながら、随所に19世紀末から20世紀初頭
          のアール・ヌーボー様式を感じさせるデザインが見られます。
          1枚目の写真は、館前の広場に後年置かれたトランペット吹きです。訪れる人の
          逸る気持ちを盛りたてるようです。






































































柿の実の赤くなる頃、三身山 太山寺

2009-11-10 | 古い神社や寺で
           神戸市西区伊川谷町にある三身山 太山寺(たいさんじ)。
          境内には、本堂以外にも多くのお堂があります。そのいくつかを。

          三重塔は江戸時代前期(1688年)の建立。各層の大きさが殆ど変わらない、
          その時代の特徴を備えています。各層四隅の尾垂木の上に邪鬼を置く、やや
          珍しい例。なかなか力の籠った塔です。県指定文化財。
          素木の色そのままの地味なお堂は、阿弥陀堂。三重塔と同じ1688年の再建。
          堂内には、金色輝く阿弥陀如来座像(鎌倉時代、重要文化財)がおられます。

          天台宗のお寺なのですが、境内には四国88か所本尊石仏があります。
          一番霊山寺の釈迦仏の静かな表情。
          落ち葉焚きの火の傍でには、お大師さんもおられるじゃないですか・・。
          秋の深い日、辺りは霧のような煙が彷徨っておりました