枯雑草の写真日記2

あの懐かしき日々を想いながら・・つれずれの写真日記です。

白い化粧を終えて・・姫路城(その2)

2015-06-24 | 古いもの、昔の人
          この城の別名「白鷺城(はくろじょう)または(しらさぎじょう)」は、白漆喰で塗られた
          城壁に由来すると、私は思っておりましたが、その他にも「白鷺などが多く棲ん
          でいた地」、「黒壁で烏城(うじょう)と呼ばれた岡山城との対比」などの説も
          あるようです。
          真っ白に化粧し直した天守を、美しいと言う多くの人と、以前の方が趣があった
          と言う少数の人、という構図でしょうか。

          天守はその石垣直南の庭園から見るのが、最も美しく感じます。
          振り仰ぐ、層の重なりの整然とした見事な造形。
          慶長の扇の勾配を持つという石垣。城壁に残る射撃用の狭間(さま)。
          公開されている西の丸の化粧櫓。ここは千姫の化粧料で建てられたといいます。
          侍女たちの住まい、厳めしい城の他面を見る思いでした。





































































白い化粧を終えて・・姫路城(その1)

2015-06-17 | 古いもの、昔の人
          この城は、このブログでもかなり以前に登場しました。
          説明の要は全くないほど有名な城。日本人が歴史的建造物で第一に挙げる
          のはやはりここ姫路城でしょうね。
          この度、5年越しの大天守保存修理工事を終えた城を訪れました。
          JRの列車からも、もうその真っ白な顔が見えていました。
          姫路城の特徴は何と言っても、5重6階地下1階の大天守と3重の小天守3基
          (東小天守・西小天守・乾小天守)よりなる壮大な「連立式天守」にあると言えましょう。
          大天守は、入母屋破風、唐破風(からはふ)、千鳥破風(ちどりはふ)などの様式
    
          に彩られ、壁面の全体が白漆喰総塗籠(しろしっくい そうぬりごめ)で覆われて
          いるのです。

          外国の言葉を多く聞きながら、多くの見学者の列を追い、白い漆喰の造形を
          振り仰ぎ、内部の暗みに古い木目を追っておりました。





































































金と彩色の輝き・・上野東照宮

2015-06-10 | 古い神社や寺で
          東京、上野の東照宮は、寶永4年(1627)の創建。現存する建物は、慶安4年(1651)
          徳川家光の改築。
          平成21年から25年まで修復工事が行われ、長らく絵幕の中にありましたが、
          26年から再公開されています。
          修復以前の少々くすんだような装飾も、見る者を想像の世界に誘い込むもの
          でしたが、修復後のあからさまな金と彩色の輝きは圧倒的でした。
          門をくぐって境内参道に並ぶ青銅の燈籠も相変わらず重厚で、龍や獅子たちが
          遊んでおりました。






































































ある街区の空間、汐留シオサイト

2015-06-03 | 街をあるいて
          東京JR新橋駅に繋がるウオーターフロント、
          そこは 汐留シオサイトと呼ばれる。
          語りかけてくるような夢多い空間と
          突き放されたような鋼とガラスの空間との
          不思議なバランス・・
          えっアンバランス・・