枯雑草の写真日記2

あの懐かしき日々を想いながら・・つれずれの写真日記です。

春を待つ村 (・・何となく定点観測風に)

2011-01-29 | 四季それぞれに
          正しくは今は村じゃないですね。
          東広島市志和・・。
          私がよく歩く、広島近郊では珍しく茅葺屋根の家が
          多く残る、あの場所ですよ。
          造ることを止めた酒造蔵の大きな屋根。
          数日前の雪の面影・・白い壁の想い・・
          弱い日の空は茫として、まだまだ雪を持ってくるぞ
          と企んでいるよう。
          地を被う緑は無くても、
          もう田起こしも終わったぞ・・
          やってこい、あの季節。































































伊根浦のカモメたち、そして釣り・・京都府伊根町日出・平田・亀島地区

2011-01-21 | 海からの声を聞く
          (前回「伊根浦の舟屋を見る」の続きです。)
          伊根浦に面した舟屋の集落に行くには、昔は舟しか無かったそう
          ですが、今は狭い所が多いながら道があり車と歩きによって行く
          ことができます。
          歩いていると、伊根浦巡りの遊覧船があると聞きます。
          遠くからバスで来た団体さんも乗り込んでいます。私も乗りました。
          「カモメのえさ」なんか売ってるもんだから、誰かがばら撒き始める
          と、船のまわり、それは、それはカモメの乱舞です。
          カモメじゃないのも混じってますね・・

          船を下りて、岸壁で釣りの見物。アオリイカを釣った人、
          「こりゃ 高級魚ですよ・・うまいだろうなー」
          満面の笑み、写真の許可も楽々。
          ・・で、折角ですから載せときますね。


























































伊根浦の舟屋を見る・・京都府伊根町日出・平田・亀島地区

2011-01-17 | 古いもの、昔の人
          京都府の日本海に面した丹後半島の東端、伊根浦は日本海側には珍しい
          南面した港です。東、西、北の三方を山に囲まれ、残る南面には島が位置し
          天然の港の地形をつくっています。
          その上、三方を囲む岩山は急斜面のまま海に落ち、波を起こし難く、また
          潮の干満差が極めて小さい(年間50cm程度)という特別の良港の条件を
          備えているのです。
          伊根浦に面した伊根町の日出、平田、亀島の各地区には、江戸時代より
          舟の揚場としての舟屋を有する独特の家屋集落をつくってきました。それは
          平屋で茅葺の舟屋を海側に置き、山側に居住のための主屋を置く形式で
          あったと言われますが、明治13年から昭和25年までのブリ景気、更に昭和
          になってから舟屋と主屋の間に道路が敷設されたこともあって、その多くは
          瓦葺き二階建てとなり、二階に居室など生活の場を取り込む、今に見る形と
          なってきました。
          舟屋の特徴は、まさに海への開口と妻入りであり、土台や柱は椎の木、梁は
          松の原木を用いて建てられているそうです。
          現在、伊根浦に沿って200棟を超える舟屋があり、主屋や土蔵などを含め
          重要伝統的建造物群保存地区に指定されているのです。

          最近、映画やテレビ・ドラマの舞台になることも多いようですね。
          まさに生活の場としての必然を形としたような舟屋の家並に対するとき・・
          それはある種の迫力を持って迫ってくるものを感じるのです。




































































高松 栗林公園の印象

2011-01-10 | 古いもの、昔の人
           香川県高松の栗林公園。改めて説明するまでもないですね。
          国の特別名勝に指定される名園。
          江戸時代の始め1625年に讃岐領主生駒高俊によって造営され、後に入封
          した松平氏に引き継がれ100年かけて完成したそうです。
          名の栗の木は一部にあったそうですが、当初から松を中心とした庭園。
          随所に見事な枝ぶりの松がみられます。

          見所は人それぞれの好みでしょうけれど、私は、江戸時代初期に建てられた
          数寄屋造りの茶屋「掬月亭」の佇まいが気にいりました。
          ここでお茶を戴きます。お酒はだめですよ・・