枯雑草の写真日記2

あの懐かしき日々を想いながら・・つれずれの写真日記です。

彼岸花の咲く里

2016-09-30 | 四季それぞれに
          私は彼岸花の咲く村を訪ねたいと思っていました。
          「村」という言葉が好きだということもあります。
          でも、今は村という地名の残る場所は限られています。
          何処に行っても町だったり、市だったり。ここもそう・・
          そこでタイトルも彼岸花の咲く里とした次第。
          八幡さんの参道には花が群れていました。女学生がそれを撮っています。
          じいさんもその姿を写真に収めたりしています。
          簡素な石灯篭がいいですね。
          田圃は黄金あり、刈り取られた後もあり。
          栗などが混じる雑木林の底も彼岸花。蝶はやはり白い花を好むようです・





































































潮岬、二つの灯台

2016-09-21 | 海からの声を聞く
          本州最南端の地、潮岬には明治6年に開設された洋式灯台があります。
          そこは30mほどの海食崖の上ですが、平地が拡がり県道(41号)からも
          容易に立ち寄ることができます。辺りは南国を思わせる豊かな広葉樹林。
          灯台に上れば、眼下の岩礁、沖に白い漁船群・・
          近くにはもう一つの灯台があります。
          紀伊大島東端の樫野埼灯台。
          潮岬灯台より古く、明治3年に点燈した日本最古の石造り洋式灯台です。
          無人化により永らく放置されていた灯台官舎は2011年に改修されました。
          海金剛と名付けられた海崖から見る灯台の風景は、孤高の岬のものです。
          明治23年、この岬の沖でオスマン(トルコ)帝国の軍艦エルトゥールル号が
          遭難。その救助にあたった村民と日本政府の対応への謝意を記念して、
          記念碑や記念館が建てられています。また、その縁で置かれたトルコ共和国
          建国の父といわれるムスタファ・ケマル・アタチュルクの騎馬像。高く手を指す
          その姿に心惹かれます。灯台、官舎、騎馬像・・豊かな地平。




 潮岬
























 灯台の中












 海岸の樹林





 樫野埼の海











 海金剛より





 海崖





 樫野埼の風景





 旧灯台官舎











串本港、夜明けの頃

2016-09-12 | 海からの声を聞く
          ♪ ここは串本、向かいは大島
            中をとりもつ巡航船・・・

          大正の頃より広く歌われてきたという串本節。
          その和歌山県の南端の町、串本に行きました。
          港を見下ろす高台で夜が明ける様を眺めたりしました。
          対岸の紀伊大島に向かって850mほども連なる奇異な岩列。
          それは串本節にも歌われ、その姿より橋杭岩と呼ばれます。

          紅色に染まる水平から、黄金の陽は上り、
          やがて辺り一面赤金の世界へ・・