今の西岩国駅は、昭和4年、国鉄岩徳線の岩国駅として開設された
駅舎をそのまま残す現役の駅です。
路線の変遷の過程で、昭和9年に山陽本線の駅として組入れられた
ことがありました。その頃が、この駅の最も栄えた時代で、近くにある
錦帯橋への観光客の多くが利用したと言われます。
正面窓上部の三連アーチなど随所に錦帯橋の形が採り入れられている
といわれますが、そのように見なくても、大正から昭和初期の洋式建築
の特徴を探すのは容易です。いくらかの威厳と何処かに夢を潜ませた
楽しい建築です。待ちあいスペースには、錦帯橋の古材を利用した
ベンチ。多くの人の肌と着物に接し柔らかに輝いていました。
駅舎は平成18年、国の登録有形文化財に指定。管理も今はNPOの
手に移っています。
今も現役の駅ですが、街の交通拠点としての役割は次第に薄くなり、
すでに多くの時を経ているようです。とり残されたような駅舎の壁や床や・・
寂しさは覆い隠せないように思えました。
駅舎をそのまま残す現役の駅です。
路線の変遷の過程で、昭和9年に山陽本線の駅として組入れられた
ことがありました。その頃が、この駅の最も栄えた時代で、近くにある
錦帯橋への観光客の多くが利用したと言われます。
正面窓上部の三連アーチなど随所に錦帯橋の形が採り入れられている
といわれますが、そのように見なくても、大正から昭和初期の洋式建築
の特徴を探すのは容易です。いくらかの威厳と何処かに夢を潜ませた
楽しい建築です。待ちあいスペースには、錦帯橋の古材を利用した
ベンチ。多くの人の肌と着物に接し柔らかに輝いていました。
駅舎は平成18年、国の登録有形文化財に指定。管理も今はNPOの
手に移っています。
今も現役の駅ですが、街の交通拠点としての役割は次第に薄くなり、
すでに多くの時を経ているようです。とり残されたような駅舎の壁や床や・・
寂しさは覆い隠せないように思えました。