枯雑草の写真日記2

あの懐かしき日々を想いながら・・つれずれの写真日記です。

安国寺不動院金堂、再訪・

2017-07-28 | 古い神社や寺で
私の住処から最も近い国宝建築であり度々訪れ、このブログにももう何度目かの登場です。
          今は一般には不動院と呼ばれる真言宗の寺、朝日山安国寺不動院。
          その金堂は、1540年頃、山口に建立されていたものを、戦国時代、この寺の住持であった
          恵瓊(えけい)が移築したものと伝えます。
          恵瓊という僧、羽柴秀吉の毛利攻めの際毛利の使僧として、また関ヶ原の戦いでの
          西軍の一翼として、政治の世界に登場しますね・・

          このお堂は、東京東村山の正福寺地蔵堂、鎌倉、円覚寺舎利殿、下関、功山寺仏殿などと
          ともに禅宗様の代表的な建物と言われますが、それらのなかでも最も壮大な規模を誇ります。
          屋根と庇の線と面が描く、無限の天空に向って展開する世界と・・
          その下の木組みが造り出す、人の心の中に向う世界と・・
          訪れる度に新たな感動を受けるお堂でもあります。

          金堂の前、楼門の仁王、その800年を生きてきた素朴な表情、作者の強い心が伝わってきます。
          併せて載せておきます。

















































































棚田を訪ねて・・その2、井仁棚田

2017-07-08 | 四季それぞれに
          棚田を訪ねて、その2は井仁棚田。
          広島県安芸太田町字井仁にあります。広島県で唯一「棚田百選」に認定されたもの。
          ここには300枚以上の棚田があるようです。
          安芸太田町戸河内からは、曲がりくねった急坂、3m幅の真っ暗なトンネルをくぐると、
          一気に眼前、棚田が開けます。
          立派な畦の石垣、緑の早苗が目に沁みます。
          昔はまるで隠れ里であったかのような村です。
          春秋には、都市住民との交流を目的に棚田体験会が開かれるとか。
          積極的に人々の訪れを待っています。