枯雑草の写真日記2

あの懐かしき日々を想いながら・・つれずれの写真日記です。

山梨、海涌山青白禅寺 初参

2021-12-13 | 古い神社や寺で
          ぶどう畑の中、梅の古木が散見する参道を辿れば、
          山門(総門)。左に大きな石地蔵。
          更に進めば、三門(鐘楼門)、仏殿、本堂が
          直線的に並びます。
          特に美しい仏殿は赤過ぎるもみじの中にありました。
          (山門から本堂への直線的配置が残されていることこそ
          この寺の特徴であるらしい。)
          夢窓疎石を開山として1333年に創立。
          仏殿は室町時代1415年の建立。
          鎌倉の円覚寺舎利殿、東京東村山の正福寺地蔵堂など
          と並ぶ禅宗様の代表的な遺構とされるこの仏殿。
          鳥の羽根のように反った檜皮葺き屋根、花頭窓、上部の
          弓欄間など特徴は明らかです。
          正福寺地蔵堂をひとまわりも二回りも小さくしお堂と
          感じさせます。

          何年かぶりに広島県の外に出たように思います。
          富士を背に参道を進めば、素朴な境内に美しい出会いが
          待ち受ける・・そんな青白禅寺です。