今日のブログのアクセス解析を見ると、【片麻痺初心者】関連の記事へのアクセスが多い。
私は29歳の時に片麻痺になったので、この夏で丸35年が経過する。
過去にも書いたが、発症当時は、将来の見通しが立たないので、不安が大きかった。
ただ、私はドクターやナースを始め医療スタッフに恵まれた。
私の気持ちを上げて下さったし、なによりPTのF先生との出会いは大きい。
私の気持ちが落ちた時も、すかさず浮上させてもらっていた。
ワンワン大泣きした出来事を話したら「まだ練習してないでしょ」とサラリ。
「この先生の言うとおりにやれば、間違い無いわ」と思えた。
最近感じるのは「若い私だからやれたんだな〜」って事。
片麻痺であっても1人で車を運転して用事を済ませたり、自分の好きな事をやれていた。
リハビリが始まった頃言われたのが「貴女は先が長いから」だった。
この言葉の真意を体感する事になってるのが今なんだよな。
《片麻痺初心者》の方に声を大にして申し上げたい!
「怠けず、手を抜かない!」と。
「動かなくなると、動けなくなる!」
「やらなくなると、やれなくなる!」
お金を掛けなくても良い。
やれる事をコツコツやり続ける事。
筋肉・体力は、簡単に落ちる。
維持が難しいので、地道に動く事。
日常動作も立派な運動になる。
身体の仕組みを知っておくと尚良い。
動く際に、どの筋肉を使ってるのかを意識するだけでも違う。
入院中にやった事は、基本の基本。
これを自分でカスタマイズする、自己流を身に付ければ良い訳。
どんな小さな事でもいいから「これが出来た、やれた」のを“良かった”と思う事。
それの積み重ねが自信になり、次へのステップになる。
いきなり難しい事をやらない。
簡単な事からで良い。
私は今、再起動の最中。
身体を鍛えなかった事を悔いている。
正しい知識の元でダイエットをしなかった事を悔いている。
だから、地味だけど痛みや不安もあるけどデイサービスに通っている。
難儀な利用者なのに、スタッフの皆さんは良くして下さり、感謝、感謝。
まだ私には“やりたい事”があるから、それを諦めたくない。
発症の時以上に厳しいと感じる昨今。
経験を糧に前に出るだけ。
自分に「大丈夫、大丈夫」と声を掛ける日々。
【片麻痺初心者さん】
あなただけがキツイんじゃない。
ここにもキツイながら踏ん張るおばちゃんがいるから。
『頑張れ』は言わない。
他人に言う言葉では無いと思うし、言われたら嫌な言葉だと思う。
自分に言おう「ゆっくりで良いから頑張ろう」って。
だから私も、病院では使わなくなりました。
励ましのお気持ちを察しながらも、「私の気持ちがわかるんかい?」でしたね。
毎年毎年、初心者さんは出るのが哀しいですが、少しでも元気に過ごしていただけたら、と思います。
今の私が、あまり調子が良くないので、発症の頃を思い出しては、自分に喝を入れてます。
お身体、疲れが溜まっていないですか?
息子さんの体調も気になります。
暑くなりましたので、ご注意下さい!
子供の独立と夫の定年で「ホッとした」事で気を抜いたのがダメでした。
加齢と共に身体が衰える事を忘れてはならない!と考えなかったです。
今は焦らずやるしかないと思ってます。
今日は晴れてますが、気温が上がりそうです。
熱中症にはお気をつけて!