今日は、いよいよ一泊二日のお花見旅行の事を具体的につづるつもりでいますが。
その日から、もうすぐ一月が過ぎようとしている今。
記憶もおぼろになりつつあります。
感激が覚めないうちに書いてこそ、良い記事が書けるのでは、と昨日も言いました。
村上氏の著書に「ああだったかなあ、こうだったかな、と思い出し思い出し書く」といったようなな言葉がありました。
表現はおそらくめちゃくちゃ違っていると思います。ごめんなさい。
思い出して書いたに過ぎません。
私は村上春樹氏のお人柄と文体が大好きですので、つい氏の言葉を使用したくなってしまって。
不正確なまま、たとえに出して、不遜極まりありませんが。
その言葉が、私には幾分でも慰めと励ましになりました。
私も思い出し思い出し、目に浮かぶことを綴ってまいりますね。
神さまに感謝の祈りを捧げたくなるような天候が激変の一日でした。
軽井沢の教会にて撮影
キリスト教とは深いかかわりのある私の人生でしたが、今は聖書も教会ともご無沙汰の暮らしです。
キリスト教を語る資格なんてまるでありません。
でもいつかお話させていただきますね。
まず出発の朝の悪天候から。
朝起きると、予報通り酷い空模様で、私は大変なショックを受けました。
今回の旅行は不運な悪天候に見舞われ台無しだわ、と情けなさでいっぱいに。
電話で、改めて天気予報を聞いたところ、波浪注意報、大雨注意報、雷注意報その他、とオンパレードの悪天候情報。
タクシーにお迎えに来てもらうつもりでしたが、電話がまるで通じない。
風雨が激しく、バス停まで、キャリーバッグを引いて歩くのもとても不可能な状態でした。
仕方なく起床したばかりで、出勤前の次女に迎えに来てもらうことに。
まだ寝ぼけ眼のMちゃんが、駅まで送ってくれ、大助かりでしたが、車が渋滞し、駅の構内に入るのは無理。
仕方なく、信号の手前で降りた私です。
目的地に向かう車内で撮った私の傘の惨めな姿です。
たたむのも不可能な状態でした。
傘を差し、交差点を渡ろうとしたとき、すごい突風に見舞われました。
何と何と、仰天するような事態に。
私のまだ購入して一年も経過していない、水色のお気に入りの傘の骨が、すべて折れてしまったのです。
一本ではありませんよ。
全部です。
こんなことがあるものなのですね
傘の形状が分らなくなるほど、ぼろぼろに崩壊。
我が目を疑うほどの悲惨な有様でした。
出発して間もない頃の都内の空です。
朝の悪天候が嘘のような青空。
その大きな物体をどこで処分していいものかわからず、未練もあって、そのままの状態で手に持ち、電車に乗り込みました。
電車は徐行運転で、途中停止を幾度も繰り返す始末。
車中の人となり、しばらく経つと、妹よりメールが届きました。
「旅行愉しんできてね。午後からお天気が回復するそうよ」と書かれていました。
余りの悪天候で、その言葉が信じ難い私でしたが、事実、集合場所にやっとの思いでたどり着くと、雨も風も止んで、薄日がかすかに差すほどお天気が回復しているではありませんか。
一瞬、わが目を疑うほど驚き、不安が歓喜に変わりました。
日帰り旅行の時、好印象だったお出迎えの添乗員やガイドさん、運転手さん、旅行社の職員の皆さんの態度は、この日も同様で、実に温かな歓迎ぶりでした。
ぼろぼろに折れた私の傘を見て、皆さんもびっくり。
むろんその場で処分してもらい、観光バスに乗り込んだ私です。
さあ~、いよいよ出発。
車窓を流れる空は、みるみる青空が広がっていきました。
出発すると、すぐお茶菓子と飲み物のサービスを受けました。
緊張がほぐれ、ほっと一息 ♪
その後は、雨で空気中のちりも洗われ、これ以上のお天気は望めないというほどの旅行日和に恵まれた私です。
瑞々しい新緑。
クリアーな視界に、稜線をくっきりと浮かびあがらせた信州の山々。
その鮮やかな景色に見惚れながらの期待以上の一泊二日の旅を愉しむことができました。
この続きは、次回に回します。
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花のように泉のように