市川海老蔵さんの奥様の小林麻央さんが亡くなられましたね。
とてもショックでした。
この方のブログを長女が読んでいると知ってから、私も読むようになりました。
すべてに目を通したわけではありません。
読み始めたのは、二か月前あたりからでしょうか。
読むたびに、彼女の優しさ、チャーミングさに触れ、いつも心打たれ感心していました。
ブログを開けると、マーガレットの花がまず目に入ります。
彼女がお好きな花だったのでしょう。
私も大好きです。
海老蔵さんが、私が彼女に抱いてきた印象と全く同様のことをおっしゃっていました。
「厳しい状況下でも、常に周りへのやさしさや感謝の気持ちをわすれない人だった」といったような事を
彼女が綴られるブログの日々の文面も、いつもそんな雰囲気で、闘病生活の辛さや暗さはあまり感じられませんでした。
癌と闘う夫の姿を見てきた私には、この病の苦しさを十分承知しているつもりです。
ですから、麻央さんの陰の苦労を思わないではいられませんでしたが。
家族や周りの人たちに対しても、気配りを忘れない優しいしい態度で、いつも接しておられたのですね。
彼女から、病と闘う勇気をいただいたような気持ちが、今しています。
どんなに辛い時でも、、最後まで自分を見失わないで、優しい気持ちでいることは可能であることを。
彼女の心のゆとりは、周りの家族の温かな支えによる所も大きかったことでしょう。
ブログの支えもあったことでしょう。
最後のオレンジジュースの記事は更新されて割と早く私は読みました。
自然体の、とてもチャーミングな素敵な文章で,死が迫っている方が綴られたようには全く見えません。
それだけに、私は麻央さんの奇跡的回復を信じて止まなかったのですが、
その後、数日更新がありませんでしたから心配していたところ、この度の訃報に接しました。
幼いお子様たちを残しての天国への旅立ち。
どんなにか無念でいらしたことでしょう。
本当に残念です。
海老蔵さんの会見も、溢れる思いを率直且つ冷静に言葉を選んで語られていて、とても立派なものでしたね。
小さなお子様を抱えての今後のご苦労を思わずにはいられませんが、麻央さんが天国から見守っていてくださいます。
私も、いつも夫に見守られているとの気持ちを忘れずに暮らしています。
動物園でベンチに腰掛け、空を仰ぐようにして、孫におじいちゃまの事を話しました。
「天国からきっと見守ってくれているよ」と。
それからすぐの事、
緑滴る林の道を歩いていると、黄色のモンシロチョウが、私たち二人の傍でひらひらと舞い続けました。
後にも先にも、その時だけでした。
私は、かれんちゃんに言いました。
「きっとこれはおじいちゃまだよ」と。
どんな悲しみも寂しさも、人は必ず乗り越え、前に進んでいくものですね。
海老蔵さんも、きっとこの辛さを乗り越え、歌舞伎役者として益々ご活躍なさることでしょう。
お子様たちを立派に育て上げられますことでしょう。
天国から清らかな優しい眼差しと笑顔で見守る麻央さんのお姿が、目に浮かんでくるようです。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
ご訪問、温かな応援、本当に有難うございます。
花のように泉のように