ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

【観劇メモ】趣味の部屋

2013年03月24日 | 演劇
いい意味で予想とまったく違った舞台だった

中井貴一さん主演の「趣味の部屋」

私の苦手な渋谷「パルコ劇場」での公演。

「パルコ劇場」は素敵な劇場なのだけれど、渋谷って場所がちょっとニガテ

駅から、パルコ劇場へと向かう道の人の多さに毎回圧倒され、
たどり着くまでに結構なエネルギーを消耗してしまう・・・

タイトルやちょっとした紹介文から、もう少し重たい内容を勝手に想像していたのだけれど、
フタを開けてみれば、サスペンス・コメディ。

それも、いたるところに伏線がちりばめられていて、どんでん返しの後にまたどんでん返し、
という、予測不能の極上のサスペンス・コメディだ。

物語は最初から最後までマンションの1室で繰り広げられる。

男たちが、誰にも邪魔されることなく、
それぞれの趣味を楽しむために共同で借りている「趣味の部屋」

この部屋の提案者である博識で温和な内科医に中井貴一さん。
趣味は、珍しい食材を使っての料理。
この日も、カンガルーや、ワニの肉を使った料理を、皆にふるまっている。

古書の収集が趣味の、車のセールスマンに、川平慈英さん。

ガンダムオタクで、大学の医学部で教鞭をとる精神科医に、白井晃さん。

化粧品メーカーに勤務していて、未だ自分の没頭できる趣味を見つけられないという
悩める男性に戸次重幸さん。

この部屋で、カメの飼育を趣味にしている男性が、2週間前から行方不明だ、と言って
この部屋に突然乱入してくる、婦人警官姿の女性に原幹恵さん。

この女性の登場で、平和なはずの趣味の部屋が混乱し、
男たちの楽園のはずの部屋が、疑いと諍いの場になっていくのだけれど・・・

確かにこんな部屋があったら、男女問わず、至福の時を過ごせるのだろうな、と
うらやましくもある。

それにしても男性4人の掛け合いの絶妙なことったら

白井さんがコスプレで演じる、ガンダムオタクは、
アメトークのガンダム芸人に出てきそうなくらい完璧

残念ながら私はガンダムを知らないので、随所に出てくるガンダムの名セリフがわからず、
その一言一言にすごくウケてる皆さんがうらやましかった

川平さんは思ったより小柄で、でもアクの強いセールスマンを好演。
何人かで集まったら、必ずいるだろうな、っていうちょっとイヤな人の感じがおみごと。

戸次さんは、大泉洋さんの劇団の方だけあって、絶妙な間で笑いをとるのがさすが。
この人の一言で場がくるくる変わっていくさまが、本当に面白い。

中井さんは、さすがの貫録で、最近テレビドラマでも演じてらっしゃった、
まじめなゆえに可笑しい人、がすっかりはまっている。

まだ、公演が始まったばかりなので、あまりストーリーを書けないのが残念。

げらげら笑ったり、ちょっとドキドキしたり、
休憩なしの2時間はアッというまに過ぎた。

本当に楽しい舞台だった。

さて、舞台を観に行くと、芸能人が結構普通に客席に座っている。

この日、通路側の席だった私達。

通路をはさんで隣に、中尾明慶さんと仲里依紗さんが、座っててびっくり。
やっぱり、芸能人はお顔が小さい・・・

ごく普通のカップルのように仲良く、楽しそう。
きれいで、おしゃれだと絵になるわ


今、東京は桜が満開

途中、乗り換え駅の九段下は、千鳥ヶ淵の桜が有名なので、
花見客で大変なことになっていた。

一緒に行った友人は、昼間ご主人とここでお花見をしていたので、九段下の駅で合流。
私も、ちょっと外に出て、写真でも撮ろうかな、と軽く考えていたら、とんでもない
一度出たら、駅に戻れなくなりそうなので、残念だけどスルー

だんだん暖かくなり、私のお出かけ回数も増えそうです













コメント
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