ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

【観劇メモ】もっと泣いてよフラッパー

2014年02月23日 | 演劇
最初に勤めた会社の友人にお付き合いいただき、土曜日の昼間観に行ったこの舞台。

会場は渋谷、シアターコクーン。

プレオーダーで第3希望まで書いて申し込むため、どの日が当たるかわからず、
この日、先に買っていた明石家さんまさんの夜の舞台とダブルヘッダーになってしまった。
時間がバッティングしなくてホントによかった

20年代のシカゴが舞台。
ギャング・ボクサー・踊り子たちのそれぞれに起こる物語が次々と繰り広げられる。

松たか子さん演じるダンサー、ジルが主人公ってことだけれど、それぞれのキャラクターのオムニバス形式って感じで
特別ジルに焦点がしぼられてはいなかったように感じた。

個人的にはギャングのボスの松尾スズキさんが圧倒的な存在感だった気がする。

作・演出の串田和美さんが扮するバウバウ小僧が開幕前に口上を始める。
「お見せするのは作り事の絵空事です」

ジル(松たか子さん)と八百長ボクサーのチャーリー(大東俊介さん)
正義をふりかざしつつ、強い権力に弱い新聞記者ベンジャミン(石丸幹二さん)とその婚約者フラポー(鈴木蘭々さん)
そしてフラポーに一目ぼれしてしまうギャングのボス、アスピリン(松尾スズキさん)
踊り子サラ(秋山菜津子さん)に恋する小国の皇太子(片岡亀蔵)
いつも男にだまされるダンサーのキリー(りょうさん)

男たちは行方をくらましたり、死んでしまったり、と最後には女たちだけが残る。

フラッパーとは奔放な現代女性という意味で、1920年代に流行し、 社会の常識や習慣 にとらわれず、自由にふるまった女性をさす、らしい。

恋の喜びや悲しみを乗り越えたフラッパーたちはたくましい。

それにしても、松さんの歌のお上手なことったら

ジェーン・エアのときにも思ったけれど、とにかく音がはずれない。
ちょっとした鼻歌のときにさえ・・・
あんなにきれいな声で歌えたら、どんなに楽しいことだろう

おそらくはメイクのせいだと思うが、秋山さんが鬼奴さんに見えて仕方がなかった(ゴメンナサイ

男性陣の楽器演奏も楽しく、明るくにぎやかな舞台で気持ちがすっきりした。
演劇というよりショーをみているような・・・

残念だったのが今回の座席。

舞台に向って左サイドのバルコニー席の一番舞台よりだったため、すぐ横の機材で舞台左側がまったく見えない。

今までではじめてこんな条件の悪い席にあたってしまった
とても残念

ま、こればっかりはしょうがないか・・・

でも、そのかわりに客席がよく見えた。
真ん中の通路あたりの席には、昔この舞台が上演されたときに出演していた笹野高史さんとか、女優の萬田久子さん、
「相棒」の刑事役の川原和久さん、そのほかにもお名前がわからないけれどドラマで見かける俳優さんが何人かいらした。


3時間20分はちょっと長いけど、楽しかったです

そして、私はこの後、夜の舞台の待ち合わせ場所である恵比寿に向かうのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする