【宝塚歌劇月組公演】
ミュージカル・ロマン「Eternal Voice 消え残る思い」
作・演出 正塚晴彦
レビュー・アニバーサリー「Grande TAKARAZUKA 110!」
作・演出 中村一徳
2024/6/18 東京宝塚劇場
特に宝塚ファンっていうわけでもないけれど、
年に1~2回チケットをいただく機会があり、日比谷の東京宝塚劇場に出かけて行く。
「全国賃貸管理ビジネス協会」というところの貸切公演だ。
不動産関係の方々が観に来るので、
日頃の宝塚公演とは客層が違う。
男性が半分位を占め、高齢の方が多い。
このイベントが始まった最初の頃は男性がほとんどで、ノリも悪く、会場が不思議な雰囲気に包まれていたものだ。
近年は、男性たちも、自分が行かなくてもご家族や知人に差し上げれば、と思うようになったのか、女性客が増えている。
さて今回の演目はこちら
トップスター月城かなとさんと
娘役海乃美月さんの同時退団公演だという
第一部は、恒例のラブロマンス
考古学者&アンティークハンターで、超常的な能力を持つユリウス(月城さん)が非業の死を遂げた16世紀の女王の遺品とされる首飾りを手に入れたことから、
様々な出来事に巻き込まれる。
同じく超能力を持つヒロインのアデーラ(海乃さん)の力を借りて、トラブルに立ち向かっていく。
ちょっとホラー、サスペンス、スピリチュアル、時々ユーモアもあり、盛りだくさん。
最後はもちろんハッピーエンド。
第二部は華やかなレビュー
キラキラと華やかなステージに、美しい宝塚の皆さんが次々と現れ、歌い踊る。
スピード感、華やかさ、美しさ・・・
私は第二部が好き。
宝塚!って感じがする。
ディズニーランドのパレードを見ているときのような高揚感。
ちょっと現実とは違う世界を味わえる気がする。
今回はたくさんの皆さんがステージから降りて、
通路を走り抜けながらハイタッチしたりしてくれる。
たまたま通路寄りの席(しかも前のほう)だったので、
ハイタッチしていただいた
ファンじゃなくても盛り上がる。
前の席の通路側に小学校低学年くらいの男の子がいて、
一部の時は明らかに退屈そうだったけど、
二部のレビューは目を輝かせていた。
通路を走る皆さんは、必ずその子にハイタッチしたり頭をなでたり・・・
とっても嬉しそうで、見ているこちらも幸せな気分になる。
それにしても、トップスターのオーラったらどうだろう。
ものすごい人数の中にいても、
ふっとそちらに目が行ってしまう。
これがスターってことなのね。
終演後は毎回スッキリとして会場を後にする。
二部のレビューはストレス解消にもってこいだ。
少し前、宝塚でちょっと問題が起こった時は、
この貸切公演は見送られていて、今回が復活1回目。
どうか夢の世界を壊すような悲しいことが二度と起こりませんように。
私はミュージカルよりは普通の演劇が好きなので、
わざわざ自分でチケットを買うことは無いけれど、
ときどき頂くこのチケットを実はちょっと楽しみにしているのだ。
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