ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

【観劇メモ】天使はなぜ村に行ったのか ・・・熱海五郎一座

2013年07月07日 | 演劇

 

昨年に引き続き、今年も足を運んだ熱海五郎一座公演

もともとは伊東四朗さんが座長の伊東四朗一座

それを引き継いだ三宅裕司さんが、伊東ではなく熱海、四朗ではなく五郎、ってことで
「熱海五郎一座」になったとか・・・

三宅さん率いるSET(スーパーエキセントリックシアター)の公演も、
小倉久寛さんの独り立ち公演もそうだけど、とにかくばかばかしくて、くだらないんだけれど、腹の底から笑える

そもそもの話の設定からばかばかしいのだけれど、
その中にも、かなりクォリティの高い歌あり踊りあり、アクションあり・・

 

 
しかも、不覚にもほろっとさせられたり・・・、とものすごいお得感

ぎりぎり下品にならないラインを保っているのも気持ちがいい
「正しい喜劇」って感じがする。


毎回女性のスペシャルゲストが登場するのだけれど、今回は浅野ゆう子さん。
テレビで観るよりも、はるかにスタイルが良くてお美しい

毎年恒例、5分前になると登場して前説をする東貴博さん。
今年はビッグダディ風。


老人ばかりの過疎の村、と言うのが今回の舞台。

そこに浅野さん演じる美人の民俗学者がやってきて村おこしに一役かうことになるのだけれど、
渡辺正行さんが演じる観光会社の社長や、国家機関のスパイとなったラサール石井さんが演じるおじいさんなどの
思惑がからんで、グダグダになっていく。

三宅さんの村長さんは飄々としてとぼけた感じがほんとに楽しい。
つっこみの間も抜群。
さすがの安定感だ

そのそばで、小倉さんがしっかり脇をガード。
村で最高齢のおばあさんを演じた春風亭昇太さんも絶妙な間で笑わせてくれた。

根底に流れるテーマは「少子高齢化」とちょっと重い。

これを解決するために、国家機関が高齢者ばかりの小さな村を狙って、そうとはわからない薬で、
高齢者を抹殺しようと企てている、というちょっとブラックで笑えないもの。

が、これを笑い飛ばしながらも、人の命の大切さやあきらめない心の気高さを
随所にちりばめて、後味のいいラストとなるのがさすが

今までのスペシャルゲストの皆さんと比べてしまうと、
浅野さんのはじけっぷりは若干控えめな感じはしたけれど、
それでも、他が全員お笑いの人たちの中で、生き生きとされていたような・・・

カーテンコールが楽しくにぎやかなのも、毎年のこと。
今年は渡辺さんのコーラの早飲みは無かったけれど・・・

今年は一座結成10周年とのこと。
 
この先も長く続いて、毎年笑わせていただきたい














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