13日間の入院生活を終え、
退院4日目の今日、
リハビリのためにお世話になったクリニックを訪れる。
退院の時にはちらほらだった桜が
あっという間にこんなに咲いている。
我が家の庭の姫リンゴの薄いピンクの花も咲き始めた。
もちろん足元には雑草も・・・
もう少し足がよくなったら何とかしなければ・・・
さて、順天堂病院で検査を受け、
ものすごい設備を目の当たりにし、
院内にあるナチュラルローソンや、
ドトールにも目を奪われ、
売店もランドリーもないクリニックに入院することに一抹の不安を覚えていた私。
だって、コロナ感染防止ということもあり、面会は週に一回。
何かが足りなくても、差し入れもままならない。
だけど・・・
これが思いのほか快適な入院生活だった。
しょっぱなから防災訓練のアナウンス。
私の病室のある2階が火元で、
どうやら私たちは取り残されているらしい設定。
取り残されたのか~、まだ歩けないしな~、なんて思いながら目を閉じる。
看護師さんが
逃げなくていいですからね~、
と一部屋一部屋回っているし
整形外科なので、基本いろいろ自由。
おやつも食べてもいい。
入院保険が出るので、個室にしたのだけれど、テレビと冷蔵庫以外は何もない、と言われていたので
いろんなものを持ち込んだ。
お湯もないのかと小さい電気ポットまで持っていったけど、(使っちゃいけませんでした)
廊下に給茶機があって、冷水・お湯・ほうじ茶・紅茶・コーヒーが飲み放題。
ドリップコーヒーやハーブティーを持参したので、
杖で歩けるようになってからは一人病室で楽しんでいた。
看護師さんに
カフェみたいないいにおいがする~などと言われながら。
消灯時間の9時を過ぎても、個室だから何時に寝てもいいしテレビもOK
全体的にゆるい
動画を観ようかとノートパソコンを持って行ったけどWi-Fiはない
これはテザリングでなんとかしのいだ。
ただ、意外と昼間まとまった時間が無い。
午前と午後にそれぞれ40分くらいリハビリがあるし、
回診とか、検温とか
点滴を変えるとか
お掃除の方が来てくれたり、
シャワーに行ったり
頻繁にドアノブやスイッチの消毒に来てくれたり
人の出入りが多くて、落ち着いて動画を観たり本を読んだりする時間がないかも。
本も数冊持って行ったけれど、結局読まずに終わってしまった。
今回、病棟には6人の入院患者だけ。
同じ日に同じ手術をした方がいて、
杖で歩けるようになってからは、夕食後から消灯までの時間、談話室でおしゃべりしたりしていた。
この方はご主人も骨折で入院されていて、
お二人とも何かと私のことも気にかけてくださった。
この奥様、なんと占い師
こんなところで占いを生業としている方に出会おうとは
私の職業もお話したところ、お困りごとがあるようで、
それでは、と名刺をお渡ししたら、早速名刺を鑑定してくださる。
そして、私の業種ならば、このレイアウトはとてもいい、とお墨付きをいただく。
友人のお嬢さんがデザインしてくれた名刺で、
もちろんそういうことはなにも考えていなくて、
ホントにたまたまだったれど、そんな風に言われて悪い気はしない。
デザインしてくれた彼女に感謝感謝
入院患者が少ないせいか、看護師さんたちの対応がとても手厚い。
こんなことに困ってないか?といろいろ気をまわしてくれるし、
こういうこともできますから、遠慮なくいってくださいね、
と教えてくださる。
ちょっと無理かな~と聞いてみても、
先生に確認した上で、だいたいかなえてくださる。
日頃、丈夫で入院することなんてないので、
もしかしたらこれが普通なのかもしれないけれど、私にとっては至れり尽くせり。
たった一つ残念なのはお食事。
ただ、まあ、病院なのでこれは仕方ない。
朝食を毎朝パン食に、とおっしゃってくださったので、
そうしてもらったら、こんなメニューの時も!
食パンとがんもの煮物とお味噌汁
ちなみに牛乳をヨーグルトに変えてもらいました。
おかずはご飯のメニューのままで主食がパンになるだけでした。
まあ、そうだよね
面会の時、夫にバターとジャムを持ってきてもらってよかった。
なんとか病院食をおいしそうに撮れないか、にチャレンジするも
これくらいが限界・・・
とはいえ、
他病院勤務の執刀医の先生が私服で夜に様子を見に来てくださったり、
看護師さんもリハビリの先生も優しいし、
院長先生もちょくちょく来てくださるし、
不安なく過ごせました。
最後に、持って行ってよかったもの、
持っていけばよかったなと思ったものをまとめてみる。
ペットボトルの水
給茶機で入れられるし、毎回食事の時も入れてくれるけど、冷蔵庫にあれば無くなった時にすぐ飲める。
保温マグ2個
入れてくれたお茶が冷めないし、水も冷たいまま。
カップスープ・インスタント味噌汁
朝食のお供に
ドリップコーヒー
私はコーヒー党なので
好きなお茶
病院はほうじ茶だったので、いただいたハーブティーがうれしかった
チョコレート(ほかのおやつも)
リハビリのあとにちょっと一口
使い捨てカトラリー
スープやコーヒーのミルクを混ぜたり、ジャムを塗ったり
水がいらないクレンジング
サンダースペリーというメーカーの物を普段から使っているけど、拭きとるだけなので便利
マイ枕
私は持って行かなかったけれど、同じ日に手術した方は持参していた。
持ってくればよかった、と思った
ショッピングバック
シャワーなどの移動に便利。
洗濯ものの受け渡しは、スタッフの方を通じて外来の玄関でできたので、
そんな時にも使える。
小さいビニール袋のパック
洗濯物をいれたり、水けのあるごみを入れたり、何かと重宝
ペットボトル用ストロー
これはほかの病院で手術した方に持って行った方がいいと教えていただいた。
手術後すぐに起き上がれないときに水を飲むのに便利だったとか。
この病院では吸い飲みを貸してくれたので使わずに済んだけど。
ふりかけ・調味料各種
病院食は薄味なので、ふりかけはマスト!
他の方達はお醤油や柚子胡椒とかいろんな調味料を持ってきてた。
爪切りや小さいハサミ
ハサミはおやつの袋やふりかけなどを開けるとき、ときどき使う
マスキングテープ
食べかけの袋に貼ったり、スリッパの埃をとったり、使いかけの化粧品のパウチの口を留めたり
延長コード
病室内は医療機器をつなぐためにコンセントが割とたくさんある。
でも、スマホの充電やノートパソコンを使うのに、あったほうが便利。
私は持って行かなかったけど看護師さんが貸してくださった。
美容パック
日頃バタバタしてなかなかできないけれど、消灯後の時間が長いのでゆったりした気持ちでパックできる。
消灯後数時間は看護師さんの見回りもなかったので、振り返ってびっくりされることもない。
ハンドクリーム・リップクリーム
わりと乾燥するので
目薬
人によると思うけれど、家に居ると気よりもスマホを見てる時間が長くなって、目が疲れる
などなど、結構いろんなものを持ち込んだ。
これは、病院の決まりや治療の内容によって違うと思うので、ほんのご参考までに。
最後に
ひょんなことから参加した股関節セミナーから
トントン拍子に話が進み
桜の季節にすべてを終えることが出来たのは
ちょうどいいタイミングだった思う。
長いこと踏み切れなかったのがウソのようにあっけなく終わった。
1ケ月は湯船に入れないけれど、今の季節なら暑くも寒くもない。
股関節の痛みで出来なかったウォーキングも、暑くなる前に始められそうだ。
近くにあったのに一度も行ったことがなかったクリニックで手術をうけることになるとは、これも何かの縁なのかもしれない。
後はまじめにリハビリして
なめらかに歩けるようになったら、
なにをしようかな、と夢が広がる。
執刀医の佐野圭先生(順天堂病院)
行徳中央クリニックの
院長先生
看護師やスタッフの皆さん
リハビリの先生
本当にお世話になりました
しばらくは週1回、リハビリでお世話になります
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