押尾コータローさんがゲスト出演ってことだけで、チケットを買ってしまった。
買っちゃってから「DEPAPEPE」って誰?何人?何のグループ?、と思う。
徳岡慶也さん、三浦拓也さんのアコースティックギターのデュオってことがわかるのは、このもっと先になる。
押尾さんがすごいのは周知の上だが、この二人がどんな人たちなのか全くわからないので、
友達を誘うのもちょっと気がひけて、とりあえず夫を誘って行くことにした。
この日、私は午後イチで朝日新聞主催の「ハッピーエンディングセミナー」と言う講演会を聴くことになっていた。
『「捨てる」技術』の著者である辰巳渚さんと倉本聰さんのお話が一度に聴けるというので、申しこんでみたのだ。
と言うことで、夫とは有楽町にある東京国際フォーラムで現地集合。
講演会場は駅をはさんで反対側の有楽町朝日ホールなので、30分しか余裕はないが間に合うはず。
かなりタイトなスケジュール
講演会が長引いて、開演まであと10分。
ぎりぎり開演時間の5分前に到着したら、まさかの入場制限で長蛇の列。
なぜこんなことに?こんなこと初めて。
夫からもメールが入り、まだ入れずに並んでいる、という。
ただでさえ私と出かけるのが好きじゃない夫が不機嫌になっているのは必至。
まだ入れそうもないので、とりあえず地下のコンビニでお水を二人分買おう、と夫を探すこともせずに
コンビニに行って帰ってくると、列が動き出している。
30分近く開演が遅れ、なぜこうなっているかの説明もないまま、普通に幕があがり、普通に明るくしゃべりだすステージの二人。
で、夫はやっぱりぶす~っとしている。
あ~あ、連れて来なきゃよかった、と思っていたら、演奏が思いのほか心地いい
で、横の夫を見ると、なんとなく身体を揺らして、ちょっといい感じ
今どき珍しい、アフロヘアの三浦さんは、子供のように明るく関西弁でしゃべり続け、
年上だというちょっとクールな感じの徳岡さんが、ぼそぼそと「今日はごめんなさいね」
なんて話し出す。
明るく、優しい演奏は、ちょっと押尾さんの音楽を彷彿とさせて、私の好きな感じ。
この二人で奏でている音楽を、押尾さんは一人でやってるんだなあ、と凄さを再認識。
お二人も、絶対まねできない、と言っていたし。
途中、押尾さんが登場し、3人でコラボ
二人が押尾さんをリスペクトしている様子がものすごく伝わってくるし、
押尾さんが弟分のように可愛がってる感じが伝わってきて、微笑ましい。
押尾さんが演奏したのはもちろんとても短い時間だったけれど、DEPAPEPEの演奏もとってもステキで、
前日の、Live imageに引き続き、それはそれは癒された。
思わず、帰りに押尾さんとDEPAPEPEのCDを買っちゃいました
さてさて、その前に私が参加していた講演会は、というと、タイトルの通り、人生の終盤に向かっての心構えのような内容。
DEPAPEPEのコンサート同様、見切り発車でこういうことに参加することが多い今日この頃。
協賛の「イオンライフ」という会社が葬儀の会社であることは知る由もない。
辰巳渚さんのお話のテーマは「物を片付けると人生が輝く」
きっとそうだろうと思う・・・
相続問題に触れながら「心の相続」と「物の相続」についてのお話が進んでいく。
「心の支えは魂の負担になることがある」とおっしゃる。
確かに、我が家も夫が長男ってこともあり、モノだけではなく、お墓のこととか仏壇のこととか
親戚づきあいのこととか、ソフト面も子供たちに残していくことになる。
捨てたいものと残さなければならない物の見極めが難しい。
「心が絡んでいる物は自分で処分しましょう」と辰巳さんはおっしゃる。
以下、辰巳さんが提唱する片付け10か条を書き記しておく。
1、他人事のうちにはじめる
2、「のこす」物を選ぶ。
3、一人でやらない
4、1回でやろうとしない
5、自分の物しかしない
6、「捨てる」物も選ぶ
7、太っ腹になる
8、小さな目標をたてる
9、自分を追い込む
10、「得の範囲」を見つめる
それぞれに、それぞれが思い当たることがあると思う。
とりあえず、小さなところから始めよう、といつもいつも思うのだけれど・・・
ドラマ「北の国から」の脚本でおなじみの倉本聰さんのテーマは
「僕のシニアライフ」
北海道の富良野に移住し、現在80歳とのこと。
脚が悪くなって、普段は杖をお使いってことだけれど、お話は本当に面白い。
日頃から、着眼点が違ってらっしゃる。
心に残ったのは、お嬢さん夫妻が富士山に登った時のお話。
富士山に登った、と報告を受けた倉本さんは、「5合目から登ったのでは富士山を登ったってことにはならない」と一喝。
そこでお嬢さんたちはちゃんと麓から登って、またまた報告。
でも、倉本さんは、富士山の標高っていうのは海抜0mからのことを言う、と。
お嬢さんたちは、さらに海抜0mのところから富士山の頂上を目指し、無事登頂したとのこと。
このお話が意味するところが深い。
五合目から出発すると選択肢が狭まる、と倉本さんはおっしゃる。
いつも、5合目の思考をしていてはいけない、わからないところまで戻って、いろいろな選択肢の中から考えて、
心の到着するところを見つけなければいけない、と。
演劇を始めたころ、フランスの劇作家のジャン・ジロドゥという人の言葉にぶつかって、その言葉がひとつの原動力になった。
それは「街を歩いていたら、とてもいい顔の人に出会った。彼はいい芝居を観た帰りに違いない」というのもなんだかステキ。
そして、「美」には利害関係があってはいけない、とか
日本というスーパーカーは、ブレーキとバックギアをつけ忘れた、などなど
80才という年齢まで、現役で活躍し続ける人のおっしゃる言葉には、一つ一つ重みがある。
辰巳さんと倉本さんの間で、いきなりイオンライフのお葬式の営業トークがさく裂し、
ちょっと一瞬興ざめしたが、そのことがあったことも忘れるくらい、倉本さんのお話に聞き入ってしまった。
お葬式とセットだと、永代供養がなんと30,000円と言うお話はちょっと魅力的だったけれど・・・
講演会とコンサートのハシゴ、などと、バタバタしてしまったけれど、
なんだか2日分が凝縮されたような有意義な1日でした
買っちゃってから「DEPAPEPE」って誰?何人?何のグループ?、と思う。
徳岡慶也さん、三浦拓也さんのアコースティックギターのデュオってことがわかるのは、このもっと先になる。
押尾さんがすごいのは周知の上だが、この二人がどんな人たちなのか全くわからないので、
友達を誘うのもちょっと気がひけて、とりあえず夫を誘って行くことにした。
この日、私は午後イチで朝日新聞主催の「ハッピーエンディングセミナー」と言う講演会を聴くことになっていた。
『「捨てる」技術』の著者である辰巳渚さんと倉本聰さんのお話が一度に聴けるというので、申しこんでみたのだ。
と言うことで、夫とは有楽町にある東京国際フォーラムで現地集合。
講演会場は駅をはさんで反対側の有楽町朝日ホールなので、30分しか余裕はないが間に合うはず。
かなりタイトなスケジュール
講演会が長引いて、開演まであと10分。
ぎりぎり開演時間の5分前に到着したら、まさかの入場制限で長蛇の列。
なぜこんなことに?こんなこと初めて。
夫からもメールが入り、まだ入れずに並んでいる、という。
ただでさえ私と出かけるのが好きじゃない夫が不機嫌になっているのは必至。
まだ入れそうもないので、とりあえず地下のコンビニでお水を二人分買おう、と夫を探すこともせずに
コンビニに行って帰ってくると、列が動き出している。
30分近く開演が遅れ、なぜこうなっているかの説明もないまま、普通に幕があがり、普通に明るくしゃべりだすステージの二人。
で、夫はやっぱりぶす~っとしている。
あ~あ、連れて来なきゃよかった、と思っていたら、演奏が思いのほか心地いい
で、横の夫を見ると、なんとなく身体を揺らして、ちょっといい感じ
今どき珍しい、アフロヘアの三浦さんは、子供のように明るく関西弁でしゃべり続け、
年上だというちょっとクールな感じの徳岡さんが、ぼそぼそと「今日はごめんなさいね」
なんて話し出す。
明るく、優しい演奏は、ちょっと押尾さんの音楽を彷彿とさせて、私の好きな感じ。
この二人で奏でている音楽を、押尾さんは一人でやってるんだなあ、と凄さを再認識。
お二人も、絶対まねできない、と言っていたし。
途中、押尾さんが登場し、3人でコラボ
二人が押尾さんをリスペクトしている様子がものすごく伝わってくるし、
押尾さんが弟分のように可愛がってる感じが伝わってきて、微笑ましい。
押尾さんが演奏したのはもちろんとても短い時間だったけれど、DEPAPEPEの演奏もとってもステキで、
前日の、Live imageに引き続き、それはそれは癒された。
思わず、帰りに押尾さんとDEPAPEPEのCDを買っちゃいました
さてさて、その前に私が参加していた講演会は、というと、タイトルの通り、人生の終盤に向かっての心構えのような内容。
DEPAPEPEのコンサート同様、見切り発車でこういうことに参加することが多い今日この頃。
協賛の「イオンライフ」という会社が葬儀の会社であることは知る由もない。
辰巳渚さんのお話のテーマは「物を片付けると人生が輝く」
きっとそうだろうと思う・・・
相続問題に触れながら「心の相続」と「物の相続」についてのお話が進んでいく。
「心の支えは魂の負担になることがある」とおっしゃる。
確かに、我が家も夫が長男ってこともあり、モノだけではなく、お墓のこととか仏壇のこととか
親戚づきあいのこととか、ソフト面も子供たちに残していくことになる。
捨てたいものと残さなければならない物の見極めが難しい。
「心が絡んでいる物は自分で処分しましょう」と辰巳さんはおっしゃる。
以下、辰巳さんが提唱する片付け10か条を書き記しておく。
1、他人事のうちにはじめる
2、「のこす」物を選ぶ。
3、一人でやらない
4、1回でやろうとしない
5、自分の物しかしない
6、「捨てる」物も選ぶ
7、太っ腹になる
8、小さな目標をたてる
9、自分を追い込む
10、「得の範囲」を見つめる
それぞれに、それぞれが思い当たることがあると思う。
とりあえず、小さなところから始めよう、といつもいつも思うのだけれど・・・
ドラマ「北の国から」の脚本でおなじみの倉本聰さんのテーマは
「僕のシニアライフ」
北海道の富良野に移住し、現在80歳とのこと。
脚が悪くなって、普段は杖をお使いってことだけれど、お話は本当に面白い。
日頃から、着眼点が違ってらっしゃる。
心に残ったのは、お嬢さん夫妻が富士山に登った時のお話。
富士山に登った、と報告を受けた倉本さんは、「5合目から登ったのでは富士山を登ったってことにはならない」と一喝。
そこでお嬢さんたちはちゃんと麓から登って、またまた報告。
でも、倉本さんは、富士山の標高っていうのは海抜0mからのことを言う、と。
お嬢さんたちは、さらに海抜0mのところから富士山の頂上を目指し、無事登頂したとのこと。
このお話が意味するところが深い。
五合目から出発すると選択肢が狭まる、と倉本さんはおっしゃる。
いつも、5合目の思考をしていてはいけない、わからないところまで戻って、いろいろな選択肢の中から考えて、
心の到着するところを見つけなければいけない、と。
演劇を始めたころ、フランスの劇作家のジャン・ジロドゥという人の言葉にぶつかって、その言葉がひとつの原動力になった。
それは「街を歩いていたら、とてもいい顔の人に出会った。彼はいい芝居を観た帰りに違いない」というのもなんだかステキ。
そして、「美」には利害関係があってはいけない、とか
日本というスーパーカーは、ブレーキとバックギアをつけ忘れた、などなど
80才という年齢まで、現役で活躍し続ける人のおっしゃる言葉には、一つ一つ重みがある。
辰巳さんと倉本さんの間で、いきなりイオンライフのお葬式の営業トークがさく裂し、
ちょっと一瞬興ざめしたが、そのことがあったことも忘れるくらい、倉本さんのお話に聞き入ってしまった。
お葬式とセットだと、永代供養がなんと30,000円と言うお話はちょっと魅力的だったけれど・・・
講演会とコンサートのハシゴ、などと、バタバタしてしまったけれど、
なんだか2日分が凝縮されたような有意義な1日でした
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