昨年5月から参加しているセミナーで、夏休みをはさんでグループワークの課題があった。
各グループそれぞれのテーマで、15分ほどの戯曲を書き、リーディングという形で発表する、というもの。
私たちのグループのテーマは「高校野球」
地方大会決勝前夜、決勝に出場する強豪校の生徒の喫煙を
対戦相手のそれほど有名では無い高校の生徒が見つけてしまい・・・。
甲子園への切符を「不祥事」告発で勝ち取るか、試合で勝ち取るか、関係者一同の一夜の葛藤を描いたもの。
7人で話し合い、脚本を作り、なんとか発表にこぎつけた。
大学生から、私より年上の方まで様々な年代の人たちの意見が飛び交う。
セミナー以外の日も集まって、話し合ったりと、学生が文化祭の準備をしているようで、ちょっと楽しかった
みなさん、何かしら演劇に関係していて、まったくの素人は私だけ
こんなことでもなかったら、Wordの縦書き機能は一生使わずに終わったことだろう
さて、このときのリーダーだった男性から一斉メールがはいる。
同じテーマで、似たような内容のお芝居が上演されるらしい。
ぜひ、観に行きましょう、と・・・。
気配りが素晴らしい彼は、オバサンにもちゃんと声をかけてくれる
で、行ってみたのがこの舞台。
クロムモリブデンと言う劇団の「曲がるカーブ」
う~ん、プロの脚本はキレがちがう
甲子園出場を決めた高校になんとか暴力事件を起こさせようと、
メンバーが何者かにからまれ、挑発にのらなかったエースが刺されちゃったり、と結構過激
部員の犯罪まがいの行動を、当人や被害者の気持ちを無視して隠ぺいしようとする大人たちがいたり、
甲子園はもはや高校生のモノではなく、それをとりまく大人たちの思い入れにまみれて、
なんだか神聖なものではなくなってしまっているみたい。
甲子園のためなら、なんでもあり、みたいな風潮を茶化してるようにも見える。
この劇団が掲げるテーマは「暴力との戦い」だと言う。
このお芝居がそれをあらわしているのかどうかは私にはよくわからない・・・
最後はなんだか歌と踊りで、ドタバタとどこへ向かったかわからない感じで終わってしまった
日ごろ、わりとわかりやすい商業演劇を観ることがほとんどで、演劇に関して浅い知識しかないので、
小劇団の持つ思想のようなものを独自の表現で演じられたとき、なかなか自分の頭で理解できない。
この劇団にはコアなファンが多い、と一緒に行った人が言っていたけれど、
私はちょっとわからないかなぁ
ただ、私自身、数ある部活の中で、高校野球だけが群を抜いて特別視されることに、かねてより違和感を覚えていた。
主役であるはずの高校生よりも、大人たちが理想を掲げ、騒ぎすぎる気がする。
今回のお芝居にあったように、あえて不祥事を誘発して他校の足元をすくうような動きがあったとしても不思議はない、
と思えてしまう。
誘ってもらわなければ、絶対に行かなかったであろう今回のこの舞台。
脚本の作り方以上に、いろいろなことを考えさせられた。
高校野球にしろ、これから始まるオリンピックにしろ、
周囲の人間は、過度の期待や理想をおしつけて選手たちの純粋な想いを邪魔しないよう、暖かく見守っていきたいものだ。
各グループそれぞれのテーマで、15分ほどの戯曲を書き、リーディングという形で発表する、というもの。
私たちのグループのテーマは「高校野球」
地方大会決勝前夜、決勝に出場する強豪校の生徒の喫煙を
対戦相手のそれほど有名では無い高校の生徒が見つけてしまい・・・。
甲子園への切符を「不祥事」告発で勝ち取るか、試合で勝ち取るか、関係者一同の一夜の葛藤を描いたもの。
7人で話し合い、脚本を作り、なんとか発表にこぎつけた。
大学生から、私より年上の方まで様々な年代の人たちの意見が飛び交う。
セミナー以外の日も集まって、話し合ったりと、学生が文化祭の準備をしているようで、ちょっと楽しかった
みなさん、何かしら演劇に関係していて、まったくの素人は私だけ
こんなことでもなかったら、Wordの縦書き機能は一生使わずに終わったことだろう
さて、このときのリーダーだった男性から一斉メールがはいる。
同じテーマで、似たような内容のお芝居が上演されるらしい。
ぜひ、観に行きましょう、と・・・。
気配りが素晴らしい彼は、オバサンにもちゃんと声をかけてくれる
で、行ってみたのがこの舞台。
クロムモリブデンと言う劇団の「曲がるカーブ」
う~ん、プロの脚本はキレがちがう
甲子園出場を決めた高校になんとか暴力事件を起こさせようと、
メンバーが何者かにからまれ、挑発にのらなかったエースが刺されちゃったり、と結構過激
部員の犯罪まがいの行動を、当人や被害者の気持ちを無視して隠ぺいしようとする大人たちがいたり、
甲子園はもはや高校生のモノではなく、それをとりまく大人たちの思い入れにまみれて、
なんだか神聖なものではなくなってしまっているみたい。
甲子園のためなら、なんでもあり、みたいな風潮を茶化してるようにも見える。
この劇団が掲げるテーマは「暴力との戦い」だと言う。
このお芝居がそれをあらわしているのかどうかは私にはよくわからない・・・
最後はなんだか歌と踊りで、ドタバタとどこへ向かったかわからない感じで終わってしまった
日ごろ、わりとわかりやすい商業演劇を観ることがほとんどで、演劇に関して浅い知識しかないので、
小劇団の持つ思想のようなものを独自の表現で演じられたとき、なかなか自分の頭で理解できない。
この劇団にはコアなファンが多い、と一緒に行った人が言っていたけれど、
私はちょっとわからないかなぁ
ただ、私自身、数ある部活の中で、高校野球だけが群を抜いて特別視されることに、かねてより違和感を覚えていた。
主役であるはずの高校生よりも、大人たちが理想を掲げ、騒ぎすぎる気がする。
今回のお芝居にあったように、あえて不祥事を誘発して他校の足元をすくうような動きがあったとしても不思議はない、
と思えてしまう。
誘ってもらわなければ、絶対に行かなかったであろう今回のこの舞台。
脚本の作り方以上に、いろいろなことを考えさせられた。
高校野球にしろ、これから始まるオリンピックにしろ、
周囲の人間は、過度の期待や理想をおしつけて選手たちの純粋な想いを邪魔しないよう、暖かく見守っていきたいものだ。
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