人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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小林秀雄『優しき歌/落葉松』

2016-10-24 05:00:00 | 音楽

野上彰(1909-1967)作詩、小林秀雄(1931-)作曲の女声合唱曲
「落葉松」をふと聴きたくなって、木下保指揮、日本女子大学合唱団
の演奏(CD)を聴いた。

録音は、昭和57(1982)年4月だから木下先生が亡くなられる約半
年前、78歳の時のものだ。

演奏は、ひと言でいえば、半年後に亡くなられるとは想像できないほ
ど、瑞々しいものだ。

「この歌は、なかなか難しくて、上手に演奏するところは少ないんだ
よ」という木下先生のお声が聞こえる。

このCDの収録曲は、次のとおり。
「女声合唱曲集」
 ・瞳
 ・飛騨高原の早春(はる)
 ・落葉松
木下保/日本女子大学合唱団
ソプラノ・ソロ;小林久美
ピアノ;田中瑤子

「前奏曲」 
 作詩;野上 彰
 ・忘却の時にあって
 ・雨は降る
 ・火山の嵐に吹かれ
「優しき歌」 
 作詩;立原道造
 ・爽やかな五月に
 ・さびしき野辺
 ・また落葉林で
 ・また昼に
伊藤栄一/東京カントライ
ソプラノ・ソロ;竹内智子
アルト・ソロ;鈴木信子
テノール・ソロ;永田峰雄
ピアノ;田中瑤子


「九州民謡によるコンポジション」
 ・キンキラキン
 ・稗搗(ひえつき)ぶし
 ・どんたくばやし
古橋富士雄/東京放送児童合唱団シニア
ピアノ;田中瑤子


東京カントライの演奏(立原道造の詩もいい。)も、生で一度聴いて
みたくなるほどすばらしい。
録音は35年前だが、伊藤栄一先生もいまだご健在のようだ。



小林秀雄作品集のCD


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