学生時代、小泉信三をよく読んだが、印象の残っているものの中に『平生(へいぜ
い)の心がけ』がある。「イエス、ノオをはっきりさせよ」、「野暮は悪いか」、
「弁解するな」、「人の噂をするな」などの内容を抑えた筆致で書いている。内容
的に、なかなか真似のできることではないが、少しは真似をしてみたいものであ
る。(--小泉信三はこういう言い方をした。)
坂東眞理子『女性の品格』(PHP新書、¥756)を読んだ。女性に対して「平生の心
がけ」を説いたものである。
第1章 マナーと品格
第2章 品格のある言葉と話し方
第3章 品格ある装い
第4章 品格ある暮らし
第5章 品格ある人間関係
第6章 品格のある行動
第7章 品格のある生き方
『女性の品格』というタイトルではあるが、内容的にはどこを読んでも男女に関係
なく人間としての「あたりまえ」の生き方についてやさしい言葉で綴(つづ)られ
ていて、勉強になる。「時間を守る、5分前に着く」などごく「あたりまえ」のこ
とをあらためて整理したものともいえよう。既にベストセラーであるが、多くの人
に読んでもらいたい本である。
本書のタイトルについて著者は『国家の品格』の二番煎じのようでちょっといやだ
ったそうだが、編集者のアイディアだそうである。『国家の品格』が関心を集めた
が、品格ある国家は品格ある個人が前提となると主張している。(それもあたりま
えといえばあたりまえである。)300万部は売れているそうである。
著者は昭和21(1946)年生まれ。東大卒。昭和44(1969)年総理府入省。現在、昭
和女子大学長である。
い)の心がけ』がある。「イエス、ノオをはっきりさせよ」、「野暮は悪いか」、
「弁解するな」、「人の噂をするな」などの内容を抑えた筆致で書いている。内容
的に、なかなか真似のできることではないが、少しは真似をしてみたいものであ
る。(--小泉信三はこういう言い方をした。)
坂東眞理子『女性の品格』(PHP新書、¥756)を読んだ。女性に対して「平生の心
がけ」を説いたものである。
第1章 マナーと品格
第2章 品格のある言葉と話し方
第3章 品格ある装い
第4章 品格ある暮らし
第5章 品格ある人間関係
第6章 品格のある行動
第7章 品格のある生き方
『女性の品格』というタイトルではあるが、内容的にはどこを読んでも男女に関係
なく人間としての「あたりまえ」の生き方についてやさしい言葉で綴(つづ)られ
ていて、勉強になる。「時間を守る、5分前に着く」などごく「あたりまえ」のこ
とをあらためて整理したものともいえよう。既にベストセラーであるが、多くの人
に読んでもらいたい本である。
本書のタイトルについて著者は『国家の品格』の二番煎じのようでちょっといやだ
ったそうだが、編集者のアイディアだそうである。『国家の品格』が関心を集めた
が、品格ある国家は品格ある個人が前提となると主張している。(それもあたりま
えといえばあたりまえである。)300万部は売れているそうである。
著者は昭和21(1946)年生まれ。東大卒。昭和44(1969)年総理府入省。現在、昭
和女子大学長である。
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