人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

松竹新喜劇 60周年

2009-10-02 05:00:00 | Weblog

松竹新喜劇を生で初めて観たのは、昭和42(1967)年8月、名古屋御園(みその)
座午前11時開演の舞台だった。劇団結成20周年記念。「リモコン浮気」、「綱の上
の人生」、「はなの六兵衛」の3本立てだった。渋谷天外も口上にだけ立った。(*)

プログラムには藤山寛美のほか石河薫、酒井光子、曾我廼家鶴蝶、千葉蝶三朗、伴
心平、長谷川稔、小島慶四郎、小島秀哉、大津十詩子、四条栄美等の名前が見え
る。

(*)渋谷天外は昭和40年9月脳出血のため舞台で倒れ、しばらく休養していた。
  昭和41年4月になると藤山寛美が借金問題から新喜劇を退団。松竹新喜劇の危
  機であった。昭和41年11月に寛美が復帰。私が御園座を観たのはその翌年だった。


昭和47年8月19日には新橋演舞場で「リクエスト公演」を観ている。(午後4時30分
開演)「恋は唄にのって」、「あみだ池の鳩」と「リクエスト公演」の3本立てで
あった。

「リクエスト公演」は、20種の狂言の中から当日その場のお客さまリクエストによ
って選ばれたものを即座に上演する趣向で、昭和46年大阪中座で初めて上演された
ものである。

その場で上演するものが決まってから、舞台設定、メイキャップが始まる。リクエ
ストの司会をしていた、タキシード姿の寛美も楽屋に戻って、メイキャップを始め
るのである。これが受けに受け、何年後かには、3本立てすべて--すなわちオー
ル・リクエスト公演に発展する。


松竹新喜劇は、現在大阪松竹座で劇団創立60周年記念公演を実施中である。


御園座公演のプログラム


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