人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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中丸 美繪(よしえ)『喜遊曲、鳴りやまず 斉藤秀雄の生涯』(新潮文庫)★★★★

2010-03-05 05:13:26 | 読書
おもしろかった。本書は平成9(1997)年の日本エッセイスト・クラブ賞を受賞し
ている。著者中丸 美繪(よしえ)さんは慶應大・文学部卒。妹はソプラノ歌手の
中丸三千繪さんである。

斎藤秀雄の父が英語学者の斎藤秀三郎だとは知らなかった。両親ともに仙台
出身である。本書は多くの証言を積み重ねたノンフィクションの力作である。

私が読んだのは単行本だったが、今は新潮文庫から出ている。

目次
プロローグ
第1章 斎藤秀雄の育った家
第2章 演奏家になる夢と希望
第3章 戦火のなかで
第4章 「子供のための音楽教室」
第5章 喜遊曲、鳴りやまず


なお、中丸さんは平成20(2008)年に『オーケストラそれは我なり 朝比奈隆四
つの試練』(文藝春秋社)を出版している。







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