人生ブンダバー

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2/19 新日本フィル第554回定期

2016-02-26 05:00:00 | 音楽

2月19日(金)、いつもは土曜のマチネに行く新日本フィル定期だが、
この日に振り替えてもらい、トリフォニーシリーズ第1日に出かける。
広上淳一さん(57)の登場だ。

電車の遅れもなく、7時にはすみだトリフォニーに到着。座席は1階
27-12という通路側をありがたくいただく。


<プログラム>
1.アッテルベリ 交響曲第6番 ハ長調 op.31 「ドル交響曲」
2.W.A.モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調  K.207*
3.グリーグ 「ペール・ギュント」第1組曲、第2組曲
指揮;広上淳一
ヴァイオリン;米元響子*
コンサートマスター;崔文洙

つたないながら、印象などのコメントを

1.アッテルベリ 交響曲第6番 ハ長調 op.31 「ドル交響曲」(33分)
アッテルベリは、20世紀スウェーデンの作曲家(私は名前を初めて聴い
た)。この曲はシューベルト没後100年記念コンクールで優勝したもの
だという。以下のとおり、3楽章制だ。小柄な広上さんは飄々と登場。
弦楽配置は、14-12-8-10-6。
(1)Moderato
 意外と(?)聴きやすいメロディー。広上さんはきびきびした指揮ぶ
 りで、大きな音楽作りだ。
(2)Adagio
 ゆっくりした夢幻的な音楽。オーボエ・ソロが悲しみを誘う。フルー
 ト、ホルンも後に続く。金管も加わり、徐々にクレッシェンド、盛り
 上げ方がうまい。次第にdim.し、ppで終わる。広上さんはうんうん
 とうなずく。
(3)Vivace
 弦の刻みで開始。広上さんは、途中何cmか飛び跳ねる。一転して
 legatoでは膝を使う指揮ぶり。広上さんの音楽は、「熱い心と冷た
 い頭」、かしらん。後半は派手ばでしく、fで終わった。

2.W.A.モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K.207*(20分)
 米元さんは13歳でパガニーニ・コンクールに入賞。大柄なせいもあり
 (?)、大家の風格がただよう。やや和服風の深緑色をベースに大き
 な花柄のようなドレス。
 有名な曲だけに一度は聴いているはずだが、記憶がない。作曲年は1773
 年だから、交響曲なら第25番、ピアノ協奏曲なら第5番を作曲した年だ。
 弦楽配置は8-8-4-6-2。この日の演奏をじっくり聴いたが、演奏自体も
 よく、大変気に入った。
(1)Allegro moderato
 インテンポで流れる音楽。
(2)Adagio
 宮廷音楽。広上さんは足を大きく広げ、膝を曲げ、途中は指揮棒を置いて
 のデリケートな指揮ぶり。
(3)Presto
 広上さんは指揮台上を激しく動く。米元さんも「これでどう?どう?」と
 指揮者に迫る。

休憩時間--赤ワイン(500円)。会社の6年先輩であるO元部長と
ロビーですれ違い、会釈する。一瞬、アッという感じだった。

3.グリーグ 「ペール・ギュント」第1組曲、第2組曲(34分)
<第1組曲>
 第1組曲は、中学の音楽の時間などで聴いたことがあるはずだ。
(1)朝の気分
 フルートとオーボエ。熱いものが流れる音楽だ。
(2)オーセの死
 広上さんと新日本フィルは弱音の鳴らし方がうまい。
(3)アニトラの踊り
 広上さんはやりたい曲をやりたいようにやっている。
(4)山の王の宮殿にて
 低弦の出だしから徐々にクレッシェンドし、最後はfで見得を切った。
<第2組曲>
(1)花嫁の略奪--イングリの嘆き
 広上さんはこの曲もやりたかった?弦楽5部のlegatoがすばらしい。
(2)アラビアの踊り
 ピッコロと打楽器の出だしからメロディックに流れる。広上さんが
 「さあ、これですよ~」とばかり。
(3)ペール・ギュントの帰郷
 タラッタタッタターのリズムが効いている。
(4)ソルヴェイグの歌
 「押し」と「引き」--広上さんは、アゴーギクに指揮台で激しい動
 きを見せた。fからpまで集中力ある指揮だった。

演奏が終わると、広上さんは指揮台でオケに向かって拍手。新日本フィル
も足踏みなどで広上さんを讃えた。

この日は、オーボエに群馬交響楽団の高崎智久さん、クラリネットに
読売日本交響楽団の藤井洋子さんが客演され、すばらしい音色を聴
かせてくれた。

半蔵門線錦糸町で急行に乗ったのは、21時36分。




プログラム



17:54 あざみ野


18:50 錦糸町到着


18:57 夜景の東京スカイツリーは珍しいかな。


19:00


19:00 右側がチケット窓口


振替チケット


19:02


20:30


20:31 赤ワイン 以前書いたかもしれないが、ここの赤ワインはgood!


20:35 CD販売中


21:23 終演後 家路を急ぐ。


21:37


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2 コメント

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おはようございます (ken)
2016-03-01 07:41:32
アッテルベリ6番とはいいですね!
ショスタコーヴィチの次に好きな作曲家です。
ニールセンやグリーグの影響を強く受けた「北欧」らしい曲風が大好きです。

演奏機会がほとんどないので今回東上も考えましたが、仕事の都合で断念しました><
返信する
Re;おはようございます (katsura1125)
2016-03-01 20:28:08
kenさん、さっそくのコメントありがとうございます。

アッテルベリをご存知でしたか!

中学、高校の音楽では習わないかしらん?

私も、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン・・・・・・ブルックナー、マーラー以外も少々覗いてみましょう。

また教えてください。
返信する

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