2/5 こがれ～𠮷川貴洋が紡ぐ合唱の世界 六団体合同演奏会～

2月5日（日）午後、紀尾井ホールにて、「こがれ～𠮷川貴洋が紡
ぐ合唱の世界～」を聴く。Ｈ富さんにオネダリしてチケットを頂
戴したものだ（感謝！）。

14時ジャストに𠮷川さんが登場。
「皆さんこんにちは（コンニチハ～）。立春となり、自然を感じ
る季節。コロナによるお休みから第一歩としてこのような演奏会
を企画しました。『こがれ』は『水のいのち』から引いてきまし
た。9ステージを振るのは初めて。リハーサルは3時間半となりま
した（笑）」
などと、すべて曲の前に𠮷川さんのトークによって進行していく。


以下、プログラム（後記もご参照）ごとに、私のつたない「ひと
言」コメントご容赦のほど。
１．Missa Brevis for Three Voices
　演奏：クール・マチュール
15人の女声合唱（譜面持ち）。東京女子大ＯＧとのこと。まこと
に美しいミサ曲だ。ア・カペラをよく歌っている。

２．混声合唱のための組曲「旅」
　演奏：混声「調」　pf.植木園子
女声13人、男声7人の混声。このうちいくつかは、私も高校時代、
Bassで歌ったり、指揮をした曲（指揮などと言えるものではなか
ったが）。「なぎさ歩めば」がこの合唱団にマッチしていた。𠮷
川さんは指揮（法）がお上手だ。

３．混声合唱曲集「落葉松」より
　演奏：混声合唱団みなとみらいLaRa　pf.黒澤美雪
前列に女声21人、後列に男声8人。「あなたとわたしと花たちと」
はビビッドで、終わってから拍手しそうになった。

４．Feel the Spirit
　演奏：伊藤忠社友会コール青山　pf.黒澤美雪　鍵盤harm.北山碧
女声12，男声10の22人。ほとんどが暗譜。「声」がよくそろって
いる。多分一人ひとりの歌唱力もある合唱団だ。鍵盤ハーモニカ
が効いていた。最後は突如𠮷川さんの振り返ってのソロ！

５．ピアノ伴奏による五つの歌
　演奏：混声合唱団水曜会　pf.渡辺研一郎
女声16、男声11の混声。これも高校時代に親しんだ曲だ。「海の
若者」の前奏にしびれる。「秋の女（おみな）」は絶妙なアゴー
ギク。「別れの唄」もアゴーギクよろしく、すばらしい。

６．Lieder eines fahrenden Gesellen
　演奏：藤沢男声合唱団　pf.黒澤美雪
34、5人の男声合唱。久しぶりに聴いたが、福永先生の編曲がす
ばらしい。合唱団の「レパートリー」か、わずかなミスがあった
ものの、こなれた演奏だった。

（合同演奏）
「6団体の合同は、本当は150人全員でやりたかったのですが。
1ｍ間隔ということで、すべて60人前後のステージになりました」
７．女声合唱曲集「ぜんぶ　ここに」
　pf.前田勝則
前田さんの伴奏とあいまって、みずみずしい演奏だ。3曲目の
「ぜんぶ」－－「大切なことはぜんぶここにある」にグッと来た。

８．男声合唱組曲「柳河風俗詩」
男声合唱の名曲中の名曲。何というか、力で押さないというか柔
らかい感じの合唱で、個人的にはMTTのイメージだった。ソロは
Ｈ富さん。

９．混声合唱組曲「水のいのち」
　pf.前田勝則
女声は36人前後、男声は22人前後の混声。これも𠮷川さんは手慣
れた指揮ぶり。「川」にグッと来た。「3.川」と「4.海」はほとん
ど続けたが、「5.海よ」の前で間を置いた。終曲のCODAが大変美
しかった。

休憩を含め、3時間15分の演奏会。
ツブのそろった団体、各団体にマッチした選曲。

9ステージをお一人で、トークをやり（各曲のイメージ解説がよ
かった。）振られた𠮷川さんに拍手を送りたい。ーー大晦日の
ベートーヴェン交響曲全曲演奏会を彷彿とさせるものだった。




チラシ


プログラム（表紙）


プログラム


12:27　あざみ野


13:05　一瞬ウトウト。半蔵門まで乗り越す（汗）。


13:08


13:14


13:18　四ツ谷着


13:19　上智大学


13:22


13:24


13:25


13:27　尾張名古屋藩屋敷跡


13:27


13:29


13:31


13:32


13:35


13:36


13:51　全席指定　ほぼ満員



14:51


14:52　1回目の休憩


16:20　2回目の休憩中

休憩時にＳ野さんとバッタリ。



17:17　お開き


17:19


17:26　四ツ谷


17:29


18:10　あざみ野着


18:12　真っ暗になった。