新型コロナ流行中ということから音楽会を聴きに行くのは基本的
に自粛している。
しかし、定期会員たる新日本フィルと東響は特別だ。
11月21日(土)、錦糸町のすみだトリフォニーで行われた第627
回定期(マチネ)を聴きに行く。
「人数制限」のため6割程度の入りなのかしらん。まことにゼイタ
クな演奏会だ。
外国からの指揮者が来日できない中、この日の指揮者はマルクス・
シュテンツから尾高忠明に変更になった。
尾高さんは7月の新日本フィル定期にも登場しており、今年は、聞
くところ年間100回ペースだとか。
<プログラム>
1.メンデルスゾーン 序曲「静かな海と楽しい航海」op.27
2.モーツァルト 協奏交響曲 変ホ町長 K.364(320d)
3.メンデルスゾーン
交響曲第3番 イ短調 op.56「スコットランド」
指揮:尾高忠明
ヴァイオリン:成田達輝
ヴィオラ:東条 慧
コンサートマスター:崔文洙
以下、いつもながらつたないコメントを少々。
1.メンデルスゾーン 序曲「静かな海と楽しい航海」op.27
14時ジャストにオケが登場、コンマスを立って待つ。拍手の中、
崔さんが登場し、右手を胸に当てて、最敬礼。
弦は14型(14-12-8-10-6)。
尾高さんは、肩の力を抜き、うつむきかげんに登場。いつもどお
り「手ぶら」だ。
この曲はベートーヴェンではなかったかしらん、と思いきや、ベ
ートーヴェンとメンデルゾーンは、同じゲーテの題材(詩)から
作曲しているのだった(ベトさんはカンタータ)。
「静かな海」の出だしに惹きつけられる。弦の響きがすばらしく、
室内楽的だ。後半の「楽しい航海」は生き生きと。ベートーヴェ
ンの響きだった。
尾高さんはカーテンコールでフルートの野津さんを立たせ、さっ
と退場。
2.モーツァルト 協奏交響曲 変ホ町長 K.364(320d)
弦は10型(10-8-4-3-6)、オーボエ2、ホルン2の小編成。
二人のソリストが登場。お二人とも見るのは(聴くのは)初めて
だ。
成田さんの長身にビックリ!もしかすると崔さんより高いのでは
?(ピアニストの荻原さんと結婚されたのかしらん)。
第1楽章からいかにもモーツァルト。オケの「自発性」よろしく、
音楽がとどまらない。ソリストの節回しも見事だ。
第2楽章のアンダンテもモーツァルトの一面かしらん。両楽章に登
場するカデンツァは二人の息がピッタリ。シ~ンとなった。
第3楽章プレストは一気にコーダへ。
カーテンコールを繰り返し、二人のアンコールは、フックス「ヴァ
イオリンとヴィオラのための作品op.60よりNo.12」。
3.メンデルスゾーン
交響曲第3番 イ短調 op.56「スコットランド」
この曲は、メンデルスゾーンの交響曲(5曲)の中でも大好きな
ものだ。クレンペラーのCDでは何回聴いたことだろう。今年は、
秋山和慶/東響でも聴いている。弦は再び14型。
この曲は全楽章attaccaで演奏される。
(1)出だしの序奏は、まことに呼吸が深く、満点、大満足。ベスト
ではないかしらん。
(昔聴いた小澤征爾では序奏が速すぎ、「情緒」なしの序奏だっ
た)。
(2)もう少しゆっくりでもと思ったが、速めの跳ねるようなテンポ
がおもしろい。
(3)1stヴァイオリンのlegatoとその他弦のピチカートの対比がよか
った。堂々と巨人が歩くような部分も男性的ですばらしい。
(4)前へ前へと行くアレグロ。ここぞのアインザッツもピッタリ。
コーダは、ホルン、ティンパニも気持ち速めかしらん。現代的だ
った。
尾高さんがショートスピーチ、「コロナを吹っ飛ばしますように」
と指揮台に飛び乗り、さっとアンコール。--まことにヴィヴィ
ッドなモーツァルトのディヴェルティメント変ロ長調より第2楽章
(弦楽五部)。
最後は、尾高さんが指揮台の楽譜を持って退場、拍手のうちにお
開きとなった。
11:51 各停に乗る。急行は混むので乗らない。
12:43 ほらネ、空いている。
お~、ソーシャル・ディスタンス!スバラシイ!
13:02 錦糸町着
13:09 錦糸町駅前
13:13
13:14
13:15
13:15 消毒液を持ってお出迎え チラシの配布も行っていない。
13:17
1.チケットを見せ、自分でモギる。
2.プログラムも自分でピックアップ。
13:17
13:19
13:19 プログラムの予習
13:43 来シーズンから金曜の定期がなくなることになった。
14:59
15:02
15:05
15:07
15:09 窓口で定期継続の御礼CDをいただく。
15:10
15:10
16:04 お開き後は誘導に基づいて順に退場。
16:05
16:07
16:09 KIOSKにてくず餅をお土産に・・・・・・
16:10
16:17 中央林間行急行
16:21 渋谷までは空いている。
17:14 あざみ野に戻る。
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