新しいタイプの音楽批評が出た。片山杜秀(もりひで)『音盤博物誌』(アルテス
パブリッシング)である。本書は『レコード芸術』2000年1月号から2008年4月号ま
で100回連載されたものをまとめたものだ。
とにかく、かの吉田秀和が「たくさん学ぶところがあった」と絶賛した本である。
著者は音楽評論家であるが、本職は政治学の先生。慶應義塾大学法学部の准教授で
ある。--音楽評論家の中には時々このような先生がおられる。専攻は政治学、政
治思想史らしい。昭和38(1963)年仙台生まれとあるから、今年45歳になられる。
音楽評論家としてはまだ若手といえよう。
氏のCD購入枚数は、年間に千数百枚が20年以上続いており(つまり千数百枚×
20年以上。)、また本も月に百冊は買うそうである!自宅の置き場所は作業場のよ
うなところらしい。
さて本書はまだまだすべてを読んだわけではないが、中では40~42の「信時楽派が
存在する」がおもしろかった!!信時潔(のぶとききよし)*・・・下総皖一(しも
ふさかんいち)・・・橋本國彦・・・中田喜直、畑中良輔、團伊玖磨、黛敏郎、大中恩
(めぐみ)、はては坂本龍一までが登場している。
*信時潔は「海ゆかば」、「沙羅」、「慶応義塾塾歌」等々名曲を作曲した。(校
歌では開成学園、桜蔭学園など多数を作曲している。)バッハ、ベートーヴェン
など古典派に立脚した音楽である。
パブリッシング)である。本書は『レコード芸術』2000年1月号から2008年4月号ま
で100回連載されたものをまとめたものだ。
とにかく、かの吉田秀和が「たくさん学ぶところがあった」と絶賛した本である。
著者は音楽評論家であるが、本職は政治学の先生。慶應義塾大学法学部の准教授で
ある。--音楽評論家の中には時々このような先生がおられる。専攻は政治学、政
治思想史らしい。昭和38(1963)年仙台生まれとあるから、今年45歳になられる。
音楽評論家としてはまだ若手といえよう。
氏のCD購入枚数は、年間に千数百枚が20年以上続いており(つまり千数百枚×
20年以上。)、また本も月に百冊は買うそうである!自宅の置き場所は作業場のよ
うなところらしい。
さて本書はまだまだすべてを読んだわけではないが、中では40~42の「信時楽派が
存在する」がおもしろかった!!信時潔(のぶとききよし)*・・・下総皖一(しも
ふさかんいち)・・・橋本國彦・・・中田喜直、畑中良輔、團伊玖磨、黛敏郎、大中恩
(めぐみ)、はては坂本龍一までが登場している。
*信時潔は「海ゆかば」、「沙羅」、「慶応義塾塾歌」等々名曲を作曲した。(校
歌では開成学園、桜蔭学園など多数を作曲している。)バッハ、ベートーヴェン
など古典派に立脚した音楽である。
発刊記念トークイヴェント
6月15日(日) 15:00~16:00
タワーレコード渋谷店
当日の聞き役の山崎浩太郎氏のサイトに
こんな記事がありました
オフ会ではありませんが、ぜひ参加したいです。
サインがいただけるか握手会か?ワクワク。