今年5月に畑中先生のお墓参りの後、小田原少年少女合唱隊の演奏
会を聴いたが、今回は、11月8日(日)木下先生のお墓参りの後、マル
ベリー・クワイア30周年記念コンサートに足を運んだ。
こういうことになったのはまったくの偶然だが、マチネであれば、お邪魔
できなかったかも。
演奏会が戸塚で19時30分という遅い開演だったので、悠々と間に合っ
てホッとした。
会場のさくらプラザは、2年前の9月にオープンしたばかりの、座席数
451席のホールで、響きもよかった。室内楽規模の本格的なホールと
言えるのではないかしらん。
<プログラム>
Ⅰ.「三声のミサ曲」A. Caplet作曲 桑原妙子指揮
Ⅱ.日本の歌 桑原妙子指揮
1.赤とんぼ
2.故郷
3.さくら
4.翼
Ⅲ.D. Azurza先生の世界 D. Azurza作曲・指揮
1.めでたし至聖の乙女
2.眠れ、眠れ私の愛しい人
3.急げ!急げ!~最後の審判*
4.ティリキタウキ~ハンマーの音*
Ⅳ.X. Sarasola先生の世界 X. Sarasola作曲・指揮
1.風がもたらす
2.母なる大地*
3.秋
4.高い山で
*マルベリー・チェンバークワイア(混声)
マルベリー・クワイア;14名
マルベリー・チェンバークワイア;14+10名
いつもながら、まことにつたない感想をつたない文章で・・・・・・。
開場19時に対して、30分以上前から長蛇の列となった(写真ご参照)。
会場は座席数451というホールだけあって、ステージと客席が近く感
じる。
私は1F-11-22という席。周囲は小田原少年少女合唱隊(クラス
Ⅱ)の皆さん。
お隣の合唱隊員さんに
「今日はお歌いにならないの?」
とお聞きしたら、
「はい、今日は聴くだけなんです」。
皆さん静かに聴いておられた。
(注)マルベリー・クワイアは小田原少年少女合唱隊のOGにあたる。
演奏開始前にプログラムの「ごあいさつ」を読んでいたら、皆さんの
「想い」が伝わってきて、なぜかしらんジ~ンとなってしまった。
小田原少年少女合唱隊時代から数えると、在籍37年という方もおら
れることにビックリ!
チャイムとアナウンスの後、会場が暗くなると一瞬にして、静まり返っ
た。お客様のマナーもすばらしい。
Ⅰ.「三声のミサ曲」A. Caplet作曲 桑原妙子指揮
皆さんマリン・ブルーのドレスで登場。ホールの響きのよさもあって、
ヨーロッパの教会で聴いているようだ。ピッチがきっちりそろっている
せいか、透明感あふれるア・カペラコーラス。
時に強く、時に柔らかく歌っていく。「Agnus Dei」はラテン語の意味
が分かるかのようだった。17世紀の作品かなと思いきや、20世紀
の作品だった。Capletは最近の人なんですね~。
Ⅱ.日本の歌 桑原妙子指揮
1.赤とんぼ
この歌は、とくに旋律に音の跳躍があって、「本当に」難しい。Sop.
の3人(「3人娘」?)がレガート唱法で易々と歌っていた。皆さん、ブ
レスがしっかりしている。
2.故郷
耳慣れた曲だが、歌詩(1番、2番、3番)を歌い分けていくところが
すばらしい。
3.さくら
男声(男性)が10人加わる。これまた難曲。シャレた編曲に見事な
アンサンブル。
4.翼
男女が交じり合うフォーメーション。武満徹のポップス・ソング。
合唱と独唱では印象が違う。Sop.の声が伸びていた。
ここで4人の先生が登場。2人のスペインの先生の紹介があった。
Sarasola先生と春子先生は間にAzurza先生(英語)を通訳にして
のお話。
Ⅲ.D. Azurza先生の世界 D. Azurza作曲・指揮
マルベリー・クワイアは黒のワンピースに着替えての登場。
1.めでたし至聖の乙女
2.眠れ、眠れ私の愛しい人
1、2両曲ともに私にはなじみがないというのか、長い旋律線というか、
いわゆる4拍子ではない、横へきれいに流れる音楽がすばらしい。
3.急げ!急げ!~最後の審判*
春子先生のピアノ伴奏付き。一瞬の前奏から音取り。聴くからに難し
そうな曲だった。
4.ティリキタウキ~ハンマーの音*
畑を耕すようにも見えたが、ハンマーを叩くジェスチャー付き。皆さん、
羞恥心もない真剣な表情に思わず笑ってしまった。後半は両手を上
げて踊りながら。終わると会場が「すごいわね~」とざわついた。
Ⅳ.X. Sarasola先生の世界 X. Sarasola作曲・指揮
1.風がもたらす
深い呼吸の、ピアノ伴奏付きホモフォニー、暗譜だった。
2.母なる大地*
ア・カペラ。少し変わった和音進行。ハッキリした子音で歌っていく。
3.秋
静かな出だし。不安感がまったくないというか、かなり歌い込まれてい
る印象を受けた。パートのピッチがきっちりそろって、先生も振りやす
そう。
4.高い山で
深い詩。パート、縦の線がずれる合唱に、先生は左手、右手を使って
の指揮。
*マルベリー・チェンバークワイア(混声)
ここでお二人の先生へ花束贈呈(大拍手)。
「まだ、もうちょっと、アンコールをご用意しておりますので」(春子先生)
D. Azurza先生
動画がなくてまことに残念!リズミカルな合唱に、次々に変化するジェ
スチャー。みんなで揺れたり、両手でワ~ワ~(といっても分かりにく
い?)。
Sarasola先生
いかにも「アヴェ・マリア」という曲。ジ~ンと心に染み入る合唱だった。
最後は、お二人のゲスト指揮者に、合唱団、客席全員の温かい拍手
が続いた。4人の先生方も手をつないでのカーテンコール。桑原先生
のアット・ホーム感で会場がいっぱいになったコンサートだった。
いずれのステージも、今回はとくに、指揮者の先生が、合唱団と一緒
になって「音楽し」(play music)ている「歓び」が伝わってきた。
コンサートのちらし
プログラム
18:27 横浜駅東口
18:29 JR横浜駅改札口
18:31
18:43 戸塚駅到着
18:45 JR戸塚駅改札口
18:46
18:50 この辺が分かりにくい。遠回りしたかしらん。
18:52 「戸塚区役所」を目指せばいい。
さくらプラザ チケットセンター
19:00 開場前の大行列 折り返して、二重に並んでいる。
19:18 花束受付
19:16
19:25 写真右側に制服姿の小田原少年少女合唱隊の皆さん
20:14 喫茶コーナー
20:15 休憩中 ホット・コーヒー300円 ホットする一瞬。
20:22 休憩中のロビー
20:22 休憩後
21:32 終演後
21:34 JR戸塚駅改札口
21:35 21時32分発普通電車
21:49 JR横浜駅PH
21:50
21:51
21:53
「人はみな、 生かされて 生きてゆく」
--第65回社会を明るくする運動 地下鉄横浜駅PH
21:55 地下鉄横浜駅PH
22:24 あざみ野着
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マルベリー・クワイア30周年記念コンサートにお越し頂き
ありがとうございました。
また、いつもステキなご感想をありがとうございます。
拝読しながら、コンサート当日の記憶が鮮明によみがえってきました。
緊張と感動と楽しさで時間があっという間に過ぎていき、
終わった後は充実感と幸福感、それと終わってしまった寂しさもありました。
みなさんがとても静かに耳を傾けてくださり、
心から楽しむことができました。
仰るとおり、「羞恥心もなく」歌い、踊りました(笑)
心から感謝申し上げます。
寒さが本格的になってきた昨今ですが、体調など崩されず、
ますます読書や音楽に忙しく充実した毎日を送られることを願っております。
木下先生にはフェリスの合唱の授業で教えて頂きました。
團先生の「夕鶴」での与ひょう、の熱演も思い出されます
今回のマルベリー30周年コンサートは、
スペインのお二人の先生に、それはそれは沢山のことを
教えて頂きました。
そして沢山の新曲の暗譜が大変でしたが、
本番は全員が幸せ感に包まれ
一生の思い出に残るコンサートとなりました。
仲良しの仲間と声と心を合わせることのしあわせを
大切に、これからも歌い続けたいと思います。
ありがとうございました。
コンサートお疲れ様でございました。そして、あらためて30周年、おめでとうございます。
皆さんの熱演に、聴く方も「一生懸命」になってしまいます。「日常」との両立は大変でしょうが、いつも皆さんを応援しています。
最初から最後まで、緊張感を持って、拝聴いたしました。
コンサートまでは、いつもながら大変なご努力だったと拝察しますが、1回限りの演奏自体からは皆さんの集中力と歓びがひしひしと伝わってきました。
「12/20クリスマスコンサート」も楽しみ!です。