林達夫は明治29(1896)年生まれ、昭和59(1984)年になくなった思想家である。
世代的には明治21年生れの小泉信三、大内兵衛の少し下に当たる。平凡社『世界大
百科事典』の編集責任者として有名である。
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シャークスピアは、語呂合わせでいえば「ヒトゴロシのイロイロ」。1564年に生ま
れ1616年に亡くなっている。シェークスピアの四大悲劇といえば「ハムレット」、
「マクベス」、「オセロ」、「リア王」である。
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私の中学から高校時代にかけて中央公論社から井上光貞他監修『日本の歴史』が発
行され、大ベストセラーとなった。教科書に飽き足らない者が読むには大変新鮮な
印象を受けたものである。現在でも中公文庫から発売されている。
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昭和史を決定付けたといっても過言ではない満州事変という大事件は昭和6
(1931)年に発生した。現在では、関東軍(日本軍の現地部隊)が起こしたものと
されている。『改訂版 日本史A』(山川出版社)にはその<背景>がバランスよ
く、記述されている。
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このところの寒暖から長袖を着たり半袖を着たり。9月5日(土)は気温も高く、半
袖で十分だった。<日本・フィンランド修好90周年記念>と銘打った、東京交響楽
団東京オペラシティシリーズ第51回を聴いた。
<オール・シベリウス・プログラム>
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9月6日(日)神奈川県合唱コンクールを聴きに、桜木町から紅葉坂の神奈川県立音
楽堂に行ってきた。県立音楽堂は何年ぶりだろう。当時は根岸線の磯子に住んでい
た。妹が平沼高校の女声合唱団(--吉田考古麿先生が指揮されていた。)だった
ので
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半藤『昭和史』を読んだ延長で本書を手に取った。東京裁判を日本人の手でやり直
そうというような問題意識で読売新聞のプロジェクト・チームが取り組んだもので
ある。まだ100%読み終えたわけではないが、
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(9/5東響定期演奏会、9/6神奈川県合唱コンクールの感想は近日中に掲載します。)
今年はノモンハン事件70年である。ノモンハン事件は、簡単にいえば昭和14年に起
きた、ソ連との国境争いである。最初は小競り合いで終わるかに見えたが、お互い
に本気になったために大紛争となり、それぞれ大きな犠牲者を出した。
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多田武彦『草野心平の詩から』は、慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団
の委嘱作品である。昭和36(1961)年に畑中良輔先生の指揮で初演されている。畑
中先生の「レパートリー」といえる作品である。
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歴史上、さまざまなBoom(ブーム)があった。ブームには「仕掛け人」がいるはず
だ。ひとたびそれに乗ると大きなうねりとなって大流行になる。いずれも流行を過
ぎてしまうと「あれは何だったのだろう?」と思えてくる。毎年のように流行が過
ぎていく。
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2年前(平成19年)に読んだ本が出てきた。藤原智美の『暴走老人』である。本書
は60歳以上の犯罪検挙件数が増えていることから論を起こして、暴走する老人につ
いて考察したものである。
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ベートーヴェンの交響曲ではなんといってもフルトヴェングラーである。とくに
3、5、7、9番では、私もフルトヴェングラーを好んでいる。バイロイトの「第
9」は生々しくて、そうしばしば聴けるものではない。
しかるに、クレンペラーのベト9も手放せない愛聴盤のひとつである。
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