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美術展に出かける

2024-11-05 | お出かけ

フリー素材より。ダリア。

昼前に待ち合わせて、友達二人と会食。

板蕎麦 香り家

そばの前に前菜とてんぷら、蕎麦の後には炊き込みご飯、またはわらび餅が選べます。盛りだくさんで、おいしくて、お値段そこそこ。

「美味しいもの食べて、気心知れた人と楽しく話して、私達幸せよね。でも窓がなくていい景色がないのが残念」と、私が言うと、友人が「その代わりに私の顔を見て」と。はいはい、そうでした笑。

食後は歩いてさる美術展へ。知り合いが出展していて、その場で別の知り合いもいて、他の要件も連絡したりして、一気に片付ける。

当地の工芸の世界もいろいろなところで繋がっていて、年は行ってるけど私は新参者。皆さんに頭下げていろいろ教えてもらう。

家を出る前、今回のリフォームの二件目の見積もりが届いた。最後のが来てから決定の予定。

夫は山を昨日歩いてやや不調。西洋医学だけではなく、整体とか行けばと勧めてもなかなかその気にならないようで。でも、先で困るのは本人。気長に話してみよう。

11月は他に二件、工芸展を勧められている。その他にも京都へ行く予定。と気候のいい時にせいぜい動きたいものです。

毎日の生活でストレスをためない。楽しいことは大いに楽しみ、嫌なことは忘れていく。人は来てまた去っていくもの。去った人をあれこれ思わず、今付き合っている人を大切に。

人の縁が切れるのは、次の新しい場面に行きなさいとの何かの計らい。素直に流れに乗っていく。

先日、遠くの友人が、別の、これまた遠くの友人の消息を知らせてくれた。体調悪くて私たちに連絡できなかったとのこと。心配です。私のことが嫌いになってもう付き合わなくていいと決めて、楽しくやっているのならそれでもいいと思っていたけど、そうではなかったので。

無理せず気長に快復してほしいと思う。

今日一日を無事に過ごせたことは当たり前ではなくて、いろいろな条件がそろった有難いことと思うって、考えることがいちいち年寄り。

いいもん、年寄りだもん。

大学では、学生さんに、あの人、今から勉強してどうするつもり?と思われているかもしれないけど、今まで生きてきたからこれからもずっと生きていくように錯覚している。20歳の頃と、今と学びの心は変わらない感覚。というか、親のお金で勉強していた時より、今の方が真剣かも。この年では、どんなことでもこれが最後かもしれないとしみじみと味わう私がいる。って、これまた年寄りくさッ。

年寄りの常として、昨夜は山を上がり降りして疲れて早く寝たら未明に目が醒めたので、今夜も早くに寝ることにします。寒くなる前の一瞬の気持ちいい季節、大切に過ごさなければ。

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尾道で源氏絵(屏風)を見る

2024-11-05 | 日記

11/4 尾道の浄土寺所蔵、源氏物語の扇面を貼り合わせた屏風が、特別公開されていたので見に行きました。昨日は最終日でした。普段は東京国立博物館にあるとのことです。

尾道浄土寺蔵源氏物語図扇面貼交屏風特別公開展

 

展示は本堂裏の建物。

大人1,500円、私(学生)500円。

六曲一双の大きな屏風で、暗がりの中でも金色が光を放ち、特別の存在感がありました。

以下はパンフから。

10/26と10/28~11/4のわずかな期間の公開でした。

暗がりの中で特別の存在感。

六曲一双の右は春夏の華やかな場面、左は秋冬の寂しく悲しい場面で、物語の順ではありません。

実際に使われていた扇の骨を抜いて屏風に貼ったそうで、一枚ずつが大きい。

後から書いた字は、折り目を避けているとのこと。

若紫と野分

若紫の有名な場面「雀の子を犬君が逃がしつる。伏籠の中に籠めつりたるものを」が扇面に描かれています。

私はこの説明を読むまで、犬君とはその名前からいたずら好きの男の子とばかり思っていましたが、召使の童女だったらしい。

そうですよね。地味な境遇ですが、若紫の父親は先の帝の子で兵部卿宮、本人は藤壺の女御の姪、男の子が近くにいるわけがない。私の認識不足でした。

名前の由来は動物の生命力にあやかってのことでしょうか。大きくなると名前も変わる?

そしてこの場面は大河ドラマ「光る君へ」の冒頭部分、逃げた雀を追って川原へ来たまひろが、三郎と初めて出会うエピソードで本歌取りされていましたね。

いゃあ、よかったです。

美術館の無機質な空間ではなく、元々所蔵する寺のお堂の暗がりの中で、素通しで見られたのがよかった。

後は尾道散歩いろいろ。


千光寺山の裏、観光客用Pに車を停めて山を越え、街へ降ります。

尾道水道と向島。造船所も見えます。

千光寺への参道を下って行きます。

尾道大橋と新尾道大橋。

19歳、一年生の春休み、尾道で美術部の合宿をした。泊まったのは友愛山荘ユースホステル。その頃はまだ付き合ってなかった我が同居人(夫)も参加。

友達がその**クンに頼まれて街で絵の具を買ったのはいいんだけど、しばらくして落としたことに気が付き、みんなで引き返したらチューヴは車にひかれてぺしゃんこに。

道に点々と(等間隔で)黒い跡が付き、やがて薄くなって消えていた。黒の絵の具でした。

何にでも笑える年頃、友達以外の私達には受けたけど、頼まれた本人はごめんと謝って潰れた絵の具を**クンに渡していた。**クンは憮然。

私は一人でJRで行くつもりでしたが、その**クンが「一緒に行く」「山、歩ける?」「大丈夫」というので車で出かけました。

山頂往復のロープウェーがありますが下りは当然歩いて。

谷あいの暗い道を下ります。建築基準法が変わり、山の斜面の家はもう新しく建て替えられません。それで、古い家が、店になったりしています。

殆ど森に呑み込まれそうな家はカフェ。お客さんもいます。

以前は猫がたくさんいて「猫の小径」。昨日は見かけませんでした。

道端の石で作ったオブジェ。

降りてきました。麓の家のオブジェ。尾道的。

向かい側。


降りてきたところで夫は腰と背中が痛いと言い出して、しばし休憩。

車に積んだ、自作の長い木の杖を持って来るんだったと悔やんでいます。使わないときに邪魔と却下したのは私でした。これからは本人の言うことに従いましょう。

浄土寺は商店街を抜けて、ロープウェイの降りたところからは10分くらい歩きます。真言宗泉涌寺派の古刹、映画「東京物語」のロケ地としても有名です。

海に面した崖の上に建っています。

本堂。

裏に茶室があります。

浄土寺 露滴庵

あれなに?茶室じゃないのと話していたら、後ろから袴姿の男性が来て、伏見城の茶室が西本願寺→浅野家(広島藩主)→向島の豪商→浄土寺へとその来歴を説明してくれました。

袴姿のその人は浄土寺の茶事を取り仕切る方だそうです。

伏見城の遺構は伝説も含めて各地に点在するそうで、こちらは古田織部作の写しとして江戸時代につくられたというネット情報もあります。

おりしもお寺では屏風を公開した記念のお茶席があり、「光る君へ」のセットみたいな御簾を垂らした一角でお茶が800円で振舞われていました。

せめてあの御簾を写真に撮ればよかった。残念。


後は街歩きです。夫はもう歩かない、コンビニで何か買ってここで休むと、商店街中ほどの観光客休憩所から離れないので、私一人で以前行っていた尾道ラーメンの店まで。

尾道帆布

電動の織機。

シャトル。

駅に一番近い尾道ラーメンの店は、久しぶりに行くと経営者が変わっていました。

とてもおいしい尾道ラーメンから普通においしいラーメンに。残念。飲食店の有為転変も激しいようです。

再び商店街を引き返し、同じ道を歩いて山頂まで上がり夫と合流。以前より山を上がるのがうんと苦しかったけど、歩けるうちはと頑張る。登っているのは若い人ばかり。無理をするばあちゃんでした。

ずっと昔、一度くらいロープウェーに乗った記憶があるけど、もしかしたら19歳の合宿の時?、以後一度も乗っていません。節約、節約。

夫に聞くと片道500円だったとのこと。お客さん多くてだいぶ待ったそうです。

こうして夫とも無事合流、帰宅。片道一時間半のお出かけでした。


11月はこの後、私のソロ活動が続きます。

夫は義妹と一緒に従妹の家に遊びに行くらしいけど、いつになるかはまだ決まっていない模様。

この従妹は私は苦手。

母親が入院中に「お宅の息子さんにいい医師を紹介してほしい」とか、「車種は決めてないけどお宅の息子さんの口利きで車を安く売ってほしい」とか不可思議な頼みごとをしてくる不思議な人。息子たちは会ったこともない人。

入院しているのに、別な医師を紹介してもらってどうするんだろ???

「私、何々先生の知り合いですう~」と言っても主治医からは「はあ?それが何か?」と冷たくあしらわれるんじゃなかろか。

息子は車を作る会社に勤務、地元で車を売るのは全く別の会社。それを混同しているらしい。本人名義だと安く買える話だけど、保険関係などの手続きが面倒そうで、私たちも頼んだことない。

夫の親戚とどう付き合うかは夫の自由、しかし私と息子たちは関係ないと先日宣言した。

母親からは法事で顔を合わせるたびに「太った」と言われ続け、最後は年取ったのダメ押し。その兄からも「年取った」と言われ、ほんとに失礼な一家。

以前の私は夫親族から何を言われても言い返さない人だったけど、もうこの年なので嫌なことはしないことにしている。そう決めたら気が楽になった。

姑は私の容姿など何も言わないばかりか、どこかよそで「うちのお嫁さんは頭がよくて美人」と言ってたらしい。まわりまわってその話を友達からいた。

私はもちろん頭もよくなく、美人でもありませんが、その話聞いて少しは頑張らないとと思ったのです。

ね、人は言葉が大切。そして日ごろの思いが言葉に現れる。気をつけたいと思います。

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