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11/10 赤穂緞通の工房見学

2024-11-12 | 旅行

9月は個人の工房を見ましたが、今回は職人の養成のための施設です。

赤穂市が開設、ここで研修をして一人前と認められたら卒業して個人で織れるそうです。

日曜日で、指導者らしい年配女性と研修中の若い女性がが説明してくれました。

左は織っただけの部分。ハサミで表面を切りそろえて右のように仕上げます。

細い糸を切りそろえてビロードのような艶があります。しっかり打ち込んた糸はへたらず、長く使えるそうです。

ペルシャじゅうたんなど、他の敷物を織るのは竪機で、全体の柄を見ながら織りますが、こちらは高機。織ったのは巻き取るので、最後にほどいて出来上がりを見るときは緊張するそうです。

一枚に数か月、何枚も織らないと一人前にはなりません。他に仕事を持ち、研修に通う人も。熱意がないと続きませんね。

方眼紙に柄を描いて、升目の数の通りに織ります。

間違えたらどうするんでしょう?

間違えたら多分ほどいて正しく織り直す。

一日体験で作る小物。

これは練習用?

少し大きいのやら

畳一枚の大きさは和室に敷くため。

テレビ番組で見た京都の老舗旅館では、玄関に置いているように見えました。

こちらは土足で見学。赤穂駅から歩いて10分くらいです。

複雑な柄です。

指導者らしき人としばし機織り談義をする。一口に機織りと言っても作品はいろいろ。織り方もいろいろ。

究極の手技の緞通が、廃れずに残ってほしいと思いました。

かなり高価ですが、それに費やした時間を思えばそう高くもないのではと思います。

来年はまた友達と赤穂を訪ねる予定です。とても買えないけど、見学だけなら。

 

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11/9 京都と岡山

2024-11-12 | 旅行

11/9土曜日、AM7:45頃、工事完成間近の広島駅が姿を現していた。

電車の中から写す。

字は案外地味。

広島からのぞみで約100分、京都につきました。

まずは烏丸御池の京都市文化博物館で、他の展示に混じって開催中の「陽明文庫展」を見る。展示替えがあるそうで数は多くなかった。学生証提示で400円。

国宝「御堂関白日記」は本物。以前広島市郊外の筆の里で複製を見たことがある。

日記の墨の字は鮮やか。紙もいい物らしく劣化はほとんどなし。

この時代の字は読みやすい。近世になって、たくさんの文書がつくられるようになると、符丁のような崩し字や続け文字が増えて却って読みにくい。

道長の字は素直な感じ。そして筆まめな人だったのでしょう。

続いて地下鉄と京阪で国立京都博物館まで。

本館。

軒下の神像はギリシア神話の神ではなく、日本の神様。

向こうに平成新館。

方広寺の柱の遺構。

方広寺の石垣。今の方広寺との間には豊国神社がありますが、元は広い境内だったことが分かります。

以前、国立博物館の守衛さんに方広寺の場所を聞いたら、「よう知らんけど、豊国さんの向こうと違うかなあ」との返事。地元の人でこのありさま。

今は観光コースからも外れ、ひっそりとしたお寺ですが、鐘は現存しています。

見たのはこちら。

古い涅槃図が多かったのですが、ただ一つ、立体的な涅槃像は高松市の法然寺から出張展示。こんな感じで。

【関西レビュー】特別展「法然と極楽浄土」京都国立博物館で12月1日まで – 美術展ナビ

法然寺では写真撮影禁止ですが、ここでは自由に写していいのに、うっかり見逃しました。残念無念。

でも背景も何もなくて、やや迫力に掛けます。本物はこんな感じ。

さぬきの寝釈迦 涅槃世界へ | 仏生山来迎院法然寺(高松市)

小学一年生の頃、祖母に連れられて、「ぶっしょーざんのおねはん」に行ったことがあります。暗いお堂の中のたくさんの羅漢像?が生きているようで怖かったのを憶えています。嘆き悲しむ姿がとんでもない迫力でした。動物もいろいろ。

京都の展示は迫力にはやや欠けるかも。

前庭。

三十三間堂でバスに乗ればよかったのですが、七条京阪まで歩き、帰りに寄るつもりだったラーメン屋は行列ができていたのでパス。結局京都駅バスチケット売り場で進々堂のパンを買い、のぞみの自由席で食べる。

旅先では空いていたら即入店すべし。京都駅のどの店も混雑していた。

赤穂線に乗る場合、姫路まで新快速、あとは赤穂で乗り継いで岡山方面とめんどくさそうなので、岡山までのぞみ、また東へ引き返しました。

お金は余計にかかったはずだけど、年取って面倒なことが億劫になる。

着きました。

無人駅。


とても静かな宿でした。

お茶を飲んでとりあえず一休み。

夕食は部屋で一人で食べます。若女将が運んでくれました。

子持ち鮎、豚の角煮は柔らかくてボリュームいっぱい。

牡蠣とか

鱧にアナゴとか

全部は食べきれなかったけど、美味しくいただきました。連日の寝不足で宵の口からよく寝ました。

朝食も部屋で一人でいただきます。

箸置きが象嵌になっているとの説明。部屋でゆっくりして9時13分の上りで赤穂へ向かいます。

誰に遠慮もない女の一人旅。好きなもの見て、好きなもの食べて、失敗や勘違いも全部自分の責任。たまにはこんな旅もいいものです。

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岡山のレトロな宿

2024-11-11 | 旅行

9月に見そびれたもう一つの赤穂緞通の工房、それを訪ねるのが今回の旅の目的の一つ。

のんびり寛げる宿と探すうち、たまたまこちらへヒットしました。

ゑびすや荒木旅館

赤穂線のほぼ中間地点、姫路からも岡山からもアクセスが悪く、不便な土地。

今回は京都から岡山経由で宿のある西片上まで。

西国街道に面した宿は安政3年1856年創業。

若女将によると、それまでは片上湾に面した回船問屋だったとのこと。

泊ったのは8畳2室の続き間の部屋。廊下が部屋の外を巡り、突き当りの渡り廊下の手前で施錠する仕組み。他の部屋の気配もなく本当に静かな部屋でした。

長年の旅館業で宿泊者もいろいろ。

ゑびすや荒木旅館 » ゆかりの人々

明治天皇の名前も。

思うにこれは地方巡幸時の宿泊ではないかと思われます。

天皇巡行は昭和天皇が有名ですが、明治初めの天皇巡行も、ご一新で時代が変わったことを庶民に実感してもらう大切な政策でした。

当時は船で移動、宿は港に面した当旅館としたのでしょう。当時は海沿いのこの地方が海路、陸路ともメインのルート、人も物も多く行き交っていたと思われます。

チェックアウトして駅に向かおうとしたら、若女将が二階の大広間へ案内してくれました。

二階の大広間。

2年前、建築家の隈研吾氏がスタッフと泊まってこちらで宴会したそうです。

岡山県の木材の調査に来たとか、そんな話でした。

その他にビッグネームいろいろ。

与謝野鉄幹、晶子は各地に足跡を残しています。

各地で歌会があり、講師として呼ばれたようです。

備前焼の産地が近い当地で、陶芸作家と交流。

不鮮明ですが、昭和の超有名歌手がこの広間で歌ったそうです。

黒光りする舞台。

会館やホールのない時代・・・と言っても昭和40年代。地方ではまだまだそんなものだったのでしょうか。

片上八景の絵にこの宿の前身、回船問屋も描かれているそうです。

といろいろ驚くうちに最後はこれ。

電話室のガラスは当時のオリジナル。町で4番目の番号。

電話機も保存されています。

こんなにいろいろ見どころがあるのなら、もっとゆっくり聞きたかったのですが列車の時刻も迫ってきました。

JR駅まで急ぎます。

無人駅。駅前には店は一切ありません。静かな街でした。つげ義春氏の漫画に出てきそうな、不思議な宿のある不思議な街。

人が静かにほほ笑んで暮らしている、桃源郷のような世界・・・と妄想は果てしなく。

電車は赤穂方面へ。一時間に一本。これを逃すと大幅に予定が狂います。

レトロな宿の昔話から、少しずつ2024年の現実に戻ってきました。

そうですね、当節流行りの温泉旅館とは全く違う趣き、宿も宿の人も今の時代には稀有な不思議な体験でした。

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備前焼の宿

2024-11-10 | 旅行
お宿は備前焼の産地に近いので、部屋にもいろいろありました。




一輪挿し


朝食の器
宿の人に勧められて伊部の備前焼にも立ち寄ることにしました。
20年ぶりくらい?
きょうもいいお天気です。
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一人旅の宿

2024-11-09 | 旅行

京都へ行き、岡山まで戻って、赤穂線西片上駅近くの宿に投宿。
八畳二間続きのレトロな宿です。

古くてもいい。広いの大好き。

柴田錬三郎がこの部屋に泊まり、この地に題材を取った小説を書いたそうです。





二間の外を廊下が巡り、その先は後付けの水周り。
静かです。

この後、部屋に食事がきます。

宿の前は旧西国街道とのこと。微妙に曲がった古い街道の面影。
無人駅で駅前には何もなし。
でもさらに歩いてマックスバリュで買い物しました。
今の時代、奇跡のように残った古い宿。
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9/25 西大寺~帰宅

2024-09-29 | 旅行

9/25 昼前 赤穂から岡山へ。西大寺で途中下車。

駅から歩いて15分くらい、住宅街の先にありました。

立派な山門。

真冬の裸祭りは本堂右側の場所で行われるようです。

案外狭い。観覧用スタンドがあります。

裸祭りの様子。岡山観光webよりお借りしました。

すごい迫力ですね。けが人は出ないんでしょうか。

西大寺会陽(はだか祭り)

この日は静かで殆ど人はいませんでした。

彼岸花。今年は遅れ気味。

この後、食事して今回の観光は終了。お彼岸過ぎてやっとしのぎやすくなり、何とか二日間の日程をこなしました。

お土産少し。左端は織り工房で買った一筆箋。

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9/24 赤穂の宿は眺めよし

2024-09-28 | 旅行

さて、門と塀だけ、スケルトンの赤穂城にややテンション下がりながら駅まで引き返し、バスを待ちます。

今夜の宿は亀の井ホテル赤穂、一人一部屋二食付プランてす。

路線バスの終点になっていて送迎はありません。14:55、駅発のバスは殆どがホテルへ向かう人たち、車内盛り上がりつつ、20分ほどで着きます。

窓に向けて椅子があり、布団はもうセットしていました。

痛恨の空気清浄機は部屋の隅に、これでつまずく心配もありません。よかったあ~

2024年7月8日のブログ記事一覧-ブログ (goo.ne.jp)

部屋からの眺めは抜群。島が見えます。兵庫県の家島諸島とのこと。

ベランダ付。見晴らし良し。

元々はかんぽの宿。2年くらい前、全国のかんぽの宿を別府にある亀の井ホテルが買い、リニューアルして営業しています。高級宿ではないのですが、元は公共施設なので、作りゆったり。内装も新しく気持ちのいいお宿でした。

温泉に入った後、私の部屋でお茶飲みながら話をします。

そろそろ日が傾いてきました。18時半から夕食。レストランで。


料理はスタンダードなコース、それでも量は充分。

前菜は写真撮り忘れ。

蒸し牡蠣は味噌だれ付。柑橘系がよかったかも。

魚は目の前の家島から来るそうで新鮮、量も多し。

そろそろポタージュの季節。

白身魚にキノコに・・・ポタージュも濃厚。

魚が美味。

焼きしゃぶ。

プリン、アイスクリーム。

その他に天ぷらもあったかも。写真撮り忘れ。

一つ一つが量が多くてお腹いっぱいに。ごちそうさまでした。

同行者はこの後、夜鳴きソバサービスも利用したそうですが、私はギブアップ。部屋で胃薬呑んで寝ていました。


朝焼け。

7時半からの朝食ビュッフェスタイル。品数多し。私は何でも少しずつ。

同行者はたくさん食べていましたが、私よりうんと細くて羨ましい。私は親から受け継いだこの体質をただ嘆くだけ。(帰宅したら1キロも増えていた泣)


館内には赤穂緞通の作品いろいろ展示しています。戦前に盛んで、その時の古い作品もありそうです。

 

 

並べて。

昔は旅館の玄関などに置いていたそうですが、貴重なので今はタペストリーとして飾ることが多いそうです。

極めつけはこちら。戦前、伏見宮家に納めたらしい。

写真に納まる(当時の言い方で)女中さん達と比べて、その大きさがわかるというものです。継ぎ目はなくて、特大の織り機から作ったと思われます。

夫に話すと「そのじゅうたん、いまどこにあるん?」と聞くので、「東京空襲で焼けたとか・・・」と想像しました。どこかにあれば見たいものです。

一度は緞通の製造が途絶えましたが、その技術を持った人を赤穂市が探し出し、次の世代へ継承したそうです。今は市内に工房二つ。究極の手技ですね。

緯糸をきちんと通してかちりと仕上げているので何世代も持つのでは。


チェックアウトしてロビーで路線バスを待ちます。

同行者はポケモンゴーに夢中で話しかけられないので、一人でそこら辺を散策します。

ポケモンゴー、話しを聞いても何が面白いのか、私の堅い頭では理解できません。理解できないけど、あんなに夢中なのできっと楽しいのでしょう。

この日は・・・・で一位になって・・・・なので、と言っていたので大切な場面だったのでしょう。お互いの趣味は尊重して、私はロビーのお土産見たり、そこら辺を歩いたり・・・

いつ来ても楽しめる場所のようです。コスパもよさそうで、平日だけとたくさんのお客さんでした。

船が見えます。

どの部屋からも眺めよし。ベランダ付。


坂越に行きたかったけど、次の機会にして織り工房見学の後は岡山に向けて出発です。

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9/24 塩と仇討の赤穂を歩く

2024-09-27 | 旅行

岡山で今回の同行者と待ち合わせ、9:25発赤穂行きに乗車。一時間ちょっとで赤穂着。幾分涼しくなって、旅行日和。

駅からバスで数分、大石神社前で降ります。

立派な櫓と掘り。

門を入ります。

中は昔の遺構を生かした庭園になっていて、建物はありません。人もほとんどいません。

天守台からの眺め。北方向。

外へ出ます。

大きな木がなくて暑かった。最近整備したのかもしれませんが、案内板もなくて詳細不明。

立派な長屋門は大石内蔵助の屋敷跡。

建物はなくなっていて、神社が建っています。その名も大石神社。

向こうの方に資料館がありましたが、今回は行かず。昼ご飯を食べます。

美味しいお蕎麦でした。大根おろしが薬味です。

和菓子も製造販売。立派な店構えで、大河ドラマ?のロケの写真あり。

お城の建物がないので、こちらを代わりに使ったようです。

おそばには和菓子が付きます。どちらも塩味のよく効いたお饅頭と最中。

旅の始めなので一個買うつもりでしたが、バラ売りはないとのこと。残念。

店のインテリア。まさか真剣ではないと思いますが。


ホテルへ行くのは早いので、歩いて駅まで引き返します。

ところどころに城下町の遺構があります。赤穂は上水道が完備、各戸に配水していたそうで、江戸時代、そこまでインフラが整っていたのかと驚きました。

こちらは共同の井戸だったのでしょうか。

釣瓶があるので水をくみ上げて、手を洗ってみました。現役の井戸です。井戸水をくみ上げるのはたぶん70年ぶりくらい。昔はどこの家にも井戸がありました。

この井戸は浅く、水もぬるかったのは酷暑のせいでしょうか。

いきつ起為当=息継ぎ井戸と説明があります。

赤穂事件の折、殿様切腹の一報を知らせに江戸から戻った家臣・・・名前?がこの井戸の水を飲んで息を整えてお城に向かったそうです。

その故事を忘れないため、井戸も残し伝えているのでしょう。

討ち入り。

本当はJRでもう一つ東の坂越さこしまで行き、塩の積出港の古い街並みを見るつもりでしたが、今回は行きませんでした。

近いうちに行きたいなと思います。

宿は後ろのホテルではなく、バスで向かいます。温泉宿ですが、一人一部屋、2食付きのプランです。

それはまた次の機会に紹介します。

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織り工房の見学

2024-09-25 | 旅行

今朝はこちらを見学していました。地場産業の織物です。完全な手工業、高価です。

ギャラリー東浜(higashihama.jp)

9時過ぎに電話して、9時半から伺いたいと急な話にも快く応じていただきました。

バス停の明神木から徒歩数分、静かな住宅街の中にあります。

樹木がたくさん。

一人の方が両方なさっているそうです。

玄関。

ギャラリー。大作から小品まで。

ギャラリー。和室にも敷けるよう、畳一枚の大きさが基本だそうです。

作品はとても買えないので、一筆箋を購入。同行者は右隣りの手ぬぐいを買いました。

和室にも洋室にも合う柄。

細い線を織り出すのは特に技術がいると他所で聞きました。大胆でかつ品のある作品。

今度パリで展示会があるそうです。

隣は工房です。大きな織り機が2台。

お弟子さんの作品。もう8か月織っているそうで、まだかかるとか。

短く切った糸を通し、切りそろえて、さらに白い糸で段を揃えます。型紙は当てずに図案を見ながら織るそうです。前の段に続いているので狂わないそうですが、それも難しそう。

隣は先生の織機。二台とも大きくて頑丈な織り機でした。

工房の大きな掃き出し窓の外は庭です。

雑木が中心、林の中にいるような庭でした。


今日は突然押し掛けたにもかかわらず、とてもいいものを見せていただきました。いいものを見て、自分も少しバージョンアップできたでしょうか。

この経験を活かしたいと思います。

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赤穂の温泉へ来ています

2024-09-24 | 旅行




親族女性と私は、1年違いで誕生日が同月同日、毎年恒例の誕生日旅行に来ています。 今年は赤穂です。
泊まるのは、穏やかな瀬戸内海が目の前に広がる温泉宿です。
温泉に入りたくさんおしゃべりをして、明日まで旅行を楽しみます。
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9/13 豪円山へ登る

2024-09-17 | 旅行

9/13 米子市内の宿を出て豪円山に向かう。こちらは大山を取り囲む山の一つで、30分ほどで登れる年寄りにも優しい山。

大昔、子供たちと麓から少し歩いた記憶があります。

米子市街地を抜けて、大山に向かいます。約30分で山の麓につきます。

閉まっているスキー宿のPに車を置いて、目の前はもう山です。

あちらが頂上方向。

左手から登ります。初めは木陰が続きます。

山野草いろいろ。

イタドリ(赤花)

この季節、ツリフネソウが咲いています。

キンミズヒキ

ツリガネニンジン。

せり科。シシウド?

花の後ろがクルリンと~。

マルバハギ。

ゲンノショウコはよく見る花。

白花も。

やがて木陰も尽き・・・

草原へと。ススキが穂を出して初秋の趣き。

振り返れば大山。夫は40代に何度か登ったのですが、私は未踏。

 

菊の仲間。シラヤマギク?

山は少しずつ秋。

秋の七草が二つ。

こちらも七草のひとつ。ワレモコウは花にピントを合わすのが難しい。

えーと・・・

秋の山歩き。舗装して歩きやすい。

のろし台跡からの大山。

米子市内と日本海。

途中に避難小屋みたいなのがありますが、何かの作業用の小屋らしい。鍵がかかっていて入れません。

その横から森林地帯へ。

ツルリンドウ。

ヤマアジサイが残っていた。

ブナの木の下、ササを掻き分けて歩く。木漏れ日の登山道。

頂上の説明版。山頂は大山寺別当(住職?)、豪円の墓所とのこと。地元の大名と争い、米子城の見下ろせる場所に葬るように遺言したそうです。

麓には歴代の住職の墓石もあります。

頂上は展望なし。草生した石垣の上に石仏一体。米子の方を見下ろしているようにも見えます。

ここまでゆっくりで30分くらい。勾配緩やかで楽に登れました。

またまたヤマアジサイ。

先ほどの作業小屋の横まで戻る。地面の切れたところは近寄って見るとジャンプ台でした。

急角度で上から見ると怖い。この山はスキーではなくてジャンプをする山のようです。40年以上前にはなかったのかも。

大山山麓。スキー場、たくさん。

どんどん降りて行きます。

大山にかかる雲が刻々変化します。

この付近で若い女性が一人で登るのに出会う。少し話をする。あとから年配のご夫婦も来る。女性、年寄りに優しい山。

大山にかかる雲が刻々変化します。

斑点の多いツリフネソウ。

こちらは淡い色。

株によって色もさまざま。9月の花でした。

今年もツリフネソウ、ヤマアジサイ、ツルリンドウが見られて結構でした。

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皆生温泉の宿

2024-09-16 | 旅行

9/12 皆生温泉「松月」泊。行ったら予想外の広い部屋で焦りまくったのは前にも書きました。

テレビが3台。夜は各自でYoutube見て過ごす。

18時半からの夕食はレストランで。スタンダードコース。他にステーキとカニのつくプランもあるようです。

うさぎの中も何か入っていた。

器は雁行する橋の見立て。気が付かず、杭に見立てたもの、うっかり食べそうになった。

肉一切れとジャガイモなどは後で食べるつもりだったら気が付かないうちに下げられていた。残念、無念。

蛤とマツタケの土瓶蒸し。

サラダには卵の黄身と酢を混ぜたドレッシングが。卵白も入れるとマヨネーズ。

お刺身いろいろ。左手、イサキが珍しい。

厚切りチャーシューみたいなのにいろいろ掛かっていた。

いちばん上はミョウガ?

天ぷら。

デザート。ここでもうさぎ。米子は因幡の白うさぎの地元でしたか。

このあと展望風呂と部屋の風呂に入って、貸切風呂と姉妹館の温泉には行けず。そちらはまたの機会を楽しみにしましょう。


朝ごはん。

小さなノドグロもついていました。

海を見ながらの朝食。波が穏やかでいいお天気です。

ラウンジ。

このあと一眼レフカメラのケースがないことに気が付き、夫に車で待ってもらって海岸まで行くと落ちていました。やれやれ。白い浜で黒い落とし物、すぐ見つかってよかったです。

旅はまだまだ続きます。

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9/12 自宅から美保関灯台まで

2024-09-15 | 旅行

8時40分頃、自宅発。ガソリン入れて、西風IC~広島道~中国道~松江道~山陰道と走り、米子西で下りて境港へ向かう。

いいお天気です。とても暑い。

途中で昼ご飯。

道沿いの蕎麦屋。

お客さんが多かった。

あちらがおいしそう。

お腹が冷えるので私は熱いうどんにした。残念。

境港市と松江市の間の境水道大橋。

とても高いところを走ります。

降りてくぐって・・・

海べりの快走路。まだまだ真夏。雲が少しだけ秋の気配。

美保漁港につきました。美保神社があります。

しめ縄が出雲大社に似ています。

狭い通りの両側に旅館、商店が並びます。昔からの通りのようです。

真昼で、人は少なめ。

古い旅館。

建物の間から港と大山が見える。

港に戻りました。大山は雲の中。

車にいた夫を誘ってもう一度歩き、突き当り左の仏谷寺ぶっこくじまで行く。

後鳥羽上皇が隠岐に流される途中でこのお寺の前身、三明院に滞在したそうです。その時に歌を残しています。

ここまで来れば隠岐はもうすぐ。落剝の思い、都を懐かしむ気持ちを歌に託しています。

約100年後、今度は後醍醐天皇も立ち寄ります。

後鳥羽上皇は隠岐に陵がありますが、後醍醐天皇は島を脱出、味方を集めて南朝を立て、吉野で最後を迎えます。史上まれにみるactiveな帝。その名もgo-dei-go。醍醐天皇に憧れ、生きているうちから諱を付けた信念の人。

隠岐を出て船上山に移りますが、昔の天皇はどんな所へも輿で行く。以前、船上山に登った時、輿を置いた場所を見ました。担ぐ人も大変です。

今夜の「光る君へ」は御嶽詣で。今なら近鉄で京都から日帰りできますが、昔の旅は大変です。剣岳みたいな岩場で落ちそうになって、リポビタンのCMみたいなで楽しめました。

島根半島が風よけになり、昔からの良港だったことでしょう。北前船の行き来する時代は今よりうんと賑やかで栄えたことでしょう。

古い時代の面影が色濃く残る港町、行ってよかったと思いました。文人墨客も多く訪れ、短歌など残しています。

しかし、暑かった。。。


続いて半島の先端、美保関灯台へ。

駐車場から歩いて行くと見えてきました。

隠岐の島がかすかに見えています。

灯台に周りを歩いて引き返します。途中、外海に面した港へ立ち寄ります。

磯が続きます。

アワビやサザエなどの密猟禁止の看板多数。

イカ釣り船。

このあと来た道を引き返して皆生温泉へ。海岸に旅館が並ぶ温泉街でした。旅館多数。平日でお客さんはそこそこ。海水浴のシーズンは賑わうそうです。

皆生温泉マリンアスレチック 海皆-KAI・KAI-

これはすごい。子供も孫も大きくなって、私達にはもう御縁もなさそうですが。

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米子、大山の旅。皆生温泉。

2024-09-14 | 旅行

12、13日は山陰へ旅行していました。元々は8月に行く予定でしたが、夫の都合で9月になりました。

行く先は島根県の美保が関灯台、大山麓の豪円山、米子城址などですが、今回一番の驚きは皆生温泉の旅館でした。

ごく庶民の私たち、ごく庶民向けの部屋を、クーポンとポイント駆使して安く予約したつもりでしたが、案内されたのは海が正面に見える三間続きの部屋でした。

手前、和室にベッド。真ん中リビング。向こうは和室。その向こうは日本海。

オーシャンビュー特別室 | 皆生温泉の旅館 皆生松月 

全部で105.8平米って・・・何畳分・・・焦る。

反対側から。壁に姿見があったのに今初めて気が付く。ゴミ箱みたいなのは枕元の灯。それも今気が付いた。

三つの部屋にそれぞれテレビ付き。写ってないけど、長椅子の後ろにはマッサージチェアあり。

手洗い二つ、洗面所のボウル二つ、風呂はずっとお湯が流れていて、ベランダ付きで海がよく見える。

海岸歩く人も丸見え。ということは向こうからこちらも見えるのではと、焦る。

きれいな砂浜。真夏は海水浴でにぎわうそうです。この日も泳いでいる人がちらほら。まだまだ暑い。

向こうは美保関のある島根県。夏雲も頑張っています。

各自で散歩。平日で人は少なめ。松に砂浜、日本海の夕暮れ。

温泉、食事の後は各自でYoutube。これはネットに繋がなくてもすぐに見れて便利。

設定がちょっとあれこれあるけれど、あとは操作も簡単でした。

子供も退屈しない筈。ついでに大人も楽しく過ごせました。って、家にいるのと同じみたいですが。

部屋から見る朝焼け。向こうは姉妹館。あちらの温泉にも入れるのですが、行きそびれました。


チェックアウトの時、「グレードアップしていただいたんですか?」と尋ねたら「部屋お任せのご予約でしたので、空いている特別室をご案内しました」とのこと。

そうだったんだあ~安心しました。感謝、感謝。

広い部屋で心がゆったりして、日常のわずらわしさをしばし忘れました。いい部屋で過ごせたのは本当にラッキーでした。

今度は別の人(女性)と行って見たい。普通の部屋だって充分素敵です。

ご宿泊客室 | 皆生温泉の旅館 皆生松月

一人旅の人、ビジネス利用の人向けにシングル部屋もあります。

一人で夕食食べているお客さんもいました。私も一人でもひるまない胆力をつけたいものです。今年の一月、玉造温泉で出会った年配女性、楽しそうに生き生きと一人旅を楽しんでおられました。

山歩きなどは次の機会に書きたいと思います。

コメント (2)
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8/22 涼しい上帝釈峡を歩く

2024-08-27 | 旅行

9時前、宿を出て上帝釈に向かいます。

今までの私、帝釈峡と神龍湖を混同、帝釈峡はダム湖の部分の別名と思っていました。

そうではなくて、帝釈川に大正13年にダムを作って出来たのが神龍湖、帝釈峡はその部分も含めてうんと広いエリアと今回ようやくわかりました。

子供が小さいころ、その頃はまだ中国自動車道しかなくて、岡山へ旅行した帰りに寄り、遊覧船に乗りましたが、名前の付いた断崖絶壁を見るばかりで、子供は退屈。

数年前、友達と紅葉を見に行きましたが、11月末ですでに落葉。いい出会いに恵まれず、今回もそう期待はしていませんでしたが、宿も帝釈峡もいい方に期待が外れていい旅行になりました。

上帝釈峡には歩いては行けません。車で上流に回り込みます。

入口には立派な駐車場と昭和感満載の食堂兼土産物屋さんが。写真撮り忘れましたが、古くからの景勝地だったことが偲ばれます。

同じ県内で、今まで御縁がなかったのが残念です。

渓流沿いに歩きます。

入口にいきなりキツネノカミソリが。この花は渓谷の入り口によく見られます。彼岸花の仲間。夏の終わりを告げる花ですが、暑さにちょっと傷んでいます。

続いてイカリソウシュウカイドウが。

涼しげ。

ベゴニアの仲間。

夫はこの日は背中の調子がよく、先へ歩いて行ってしまいました。

大丈夫、やがて追いつく私。

せり科。

ゲンノショウコの仲間?

渓谷は緩やか。道は平坦。木陰は涼しく、聞こえるのはせせらぎの音だけ。

シラヤマギク?

秋の準備。

再びシュウカイドウ。

歩きやすい道。

サルオガセ。地衣類。湿気の多いところに見られる。木の枝に着生。空気中の水分を取り込む。

木に髭が生えたような眺め。

参考画像

2019年8月

沖縄ちゅらうみ水族館隣接の植物園で。

2014年6月

南フランス、ゴープ湖手前で

6/15 午後からピレネー山中のゴーブ湖とスペイン橋へ行く - ブログ (goo.ne.jp)

さらに下流に向かいます。

人少なし。

ミズ(ウワバミソウ)の群落。

先日の「ポツンと一軒家」で、調理して取材スタッフに振る舞っていたけど、国定公園なので採集は遠慮します。それに軸の皮とって手間がかかりそう。

名前不明。葉が、牛や羊の爪みたいに先で二裂。

オニアザミ?

有名な雄橋まで来ました。

石灰岩が川の流れに削られて出来たそうです。

この付近は瀬戸内側と違って、山は石灰岩でできているそうです。ばあちゃん、この年まで知りませんでした。

瀬戸内沿岸は花崗岩でもろい。それで度々、土砂災害。

先を行く夫と較べてその大きさが雄大。

くぐります。

振り向いたところ。

昔はこの上を道が通って橋として利用していたそうです。

キンミズヒキ。

サルオガセたくさん。向こう岸にもたくさん見える。

八月のマタタビはやや色づいている。

帰り道。上流へ戻りますがほぼ平坦。

途中に小規模な鍾乳洞があります。

中は11度、涼しいというのが触れ込み。入場料300円。

老人の管理人がやってきて、開けてくれました。

左の木戸から入ります。

中は狭い。とても涼しい。

行き止まりの先にまだ小さな穴が開いていて、涼しい風が吹き込んできます。

広島県に鍾乳洞があるなんて知らなかった。まだまだ知らないこといっぱい。


戻ってきました。

食堂裏手の水田。

手前の空き地は、冷たい山の水を少し温めてから水田に入れるための部分と思われます。

水田地帯によくみられる植物が生えています。

白い花のオモダカ。小さな葉はスベリヒユのようです。

街中でも湿った所にスベリヒユはありますが、オモダカは今年初めて見ます。

稲にとっては厄介な雑草ですが、葉の形が面白いのがオモダカ。家紋にも使われるので昔から身近な植物だったことでしょう。


近くに古刹、永明寺があり、帝釈川はその本尊、帝釈天から来ているようです。今回は行きませんでした。もう行くこともないかも。

帰るに早いので三次ワイナリーに行き、お土産各種を買います。

昼ご飯食べて、美術館も行く予定でしたが、駐車場がないので行きそびれ、そのまま帰宅。

近くの旅行でしたが、まだまだ知らないことたくさん。

落ち着いた宿と涼しい渓谷に癒された夏旅でした。

「道の駅遊YOUサロン東城」で、柿みたいな色のトマト。新鮮でおいしかった。

夫は辛い物好き。10本で150円。吊るして少しずつ消費。


初日8/21にまず行ったのは庄原市七塚原の、県の酪農試験場。

ポプラ並木。

ワルナスビの実。

棘があるのでこの名前ですが、実は愛嬌があります。

絵になりそうな眺め。

1985年ごろ、阿妻山山麓の貸しコテージへ行く途中、立ち寄った記憶があります。

長男、次男は虫取り網で昆虫採集。三男は3歳くらい。半ズボンに布のサンダル履き。手を繋いでこの付近で写真撮った。懐かしいなあ~

今日は暑いので牛も牛舎にいるようです。あのずっと向こうまで行きたかったけど、夫がギブアップ、引き返します。

何か絵に描きたい景色。北海道みたいな眺めでした。

コメント
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