観光二日目、アルビのホテルの前に8時集合、サン・シルク・ラポピーを目指します。
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おっとその前に昨夜の写真。
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旧市街。食事から歩いて帰る。午後9時前。まだ充分明るい。入り組んだ旧市街。
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人にあらず。でもちょっとドキッとする。
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こちらお約束の・・・
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翌朝、八時前。一昨夜のような無理はせず、全員そろったら大通りまで出てバスに乗ります。
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ホテル前は一方通行。カフェがもう開いています。
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不動産屋の物件各種。
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アクセサリーはよりどり。まだ開店前。
バスを停めてたのは地下道へ入る車線、道をふさがれて次から次へと怒りつつ地下道へと行く。driverさんもフランス語で応酬。旧市街は道が狭く、大型車の停める場所が限られるので本当に大変です。
このあと、この日はdriverさんにとっては大変な日となりました。
目指すは90キロ先のサン・シルク・ラポピー。フランスの美しき村にして、フランス人が好きな村第一位の栄冠に輝く場所。期待が高まります。
途中高速も通りますがほとんどが田舎道、しかもきょうは工事中とかで大きく迂回します。
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一面の麦畑。ああー風景モードにすべきでしたね。
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この付近はトウモロコシ。なだらかな丘も耕作地。農業国フランス。
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牧草地。
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途中のSAで。きれいなお菓子。
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SAのサクラの実。サクランボではないので苦かったが、まあ食べられないこともない。ヒョウタンボクではありません。
こんなもの食べるのは私以外に少しだけいました。我らcharanger.
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さらに行きます。
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橋を渡ってようやく目指すサン・シルク・ラポピーが見えてきました。時に11:25。二時間半で来るところが三時間半もかかってしまいました。
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どんどん上がって行きます。ボルドー川の上流、ロット川が大きく迂回する丘の上に村はあります。
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村の教会です。これもバスの中から。
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もうすぐ着きます。
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見学時間は11:30~12:15の45分しかありません。はぐれないように気を付けて、公衆トイレのところまで行ってあとは解散です。ああ~忙しい。
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屋根は瓦葺き。同じ色をしています。
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高台には昔の城跡がありますが、遺構の一部が残るだけです。急な道を上がります。今日も暑いです、、、
丘の上ではベンケイソウの仲間や真っ赤なポピーがありましたが、画像が悪すぎて・・・泣く
与謝野晶子のコクリコとはあの花のことだろうか。途中の道端にも鮮やかに赤い花多数。残念。
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さらによく見えます。風景モードに設定すべきでしたね。次行ったときには必ず・・・と心に誓う私。次があるとも思えませんが。世界は広く人生とお金は有限。
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下りてきます。こちらホテルかレストラン。なんて可愛らしいのでしょう。
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下りてみます。ずっと下り坂。でも行ってしまったら集合時刻に間に合わない。せめて一時間あればなあ。。。
引き返します。さよなら、サン・シルク・ラポピー。また会う日まで。
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丘の上の集合場所を目指します。振り返ると美しき村。うーーーん、美しすぎる。
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樽はワインを入れていたのでしょうか。
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ツアーの仲間の人が親切に写真撮ってくれました。ありがとうございます。
着ているのは白くて丈の長い麻のブラウス。直前に三越のセールで購入。念のために持参したけど、こればかり着用。半袖だと暑くてたまりません。
バッグは軽くて小さいものを。それとペットボトルを入れた買い物袋一つ。残りはバスの中に。中高年には重いバッグは扱えない。
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日本だとノカンゾウ。梅雨明けに咲く。フランス南西部はもう夏。暑い。
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村の道
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バラの影
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このバラのところで曲がって集合場所へ。
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バラ拡大
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レストランだったかな。
集合時間まであと少し、急いで広場脇の郵便局に跳び込み、絵葉書用の切手2枚買う。一枚0.8€くらいだったかな。10€出したら、もっと小さなお金はないかと職員不機嫌。それなら電卓で示してくれればよかったのに、というのは私の我儘。
Non!!と言ったら、しぶしぶ釣銭くれた。花壇の縁に腰かけて急いで知り合いに絵葉書描く。6/23現在、無事着いたらしい。
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さらに旅は続きます。途中のきれいな川。
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道中のカオールというところで昼御飯です。
山羊のチーズ、クルミのサラダなど。割と食べやすかったですが、チーズの癖のある匂いがダメという人もいました。
朝から時間が押しているので添乗員さんは焦っていますが、結局ここでも一時間かかってしまいます。昼ごはんに一時間はフランスでは普通でしょうが、盛りだくさんの日本人ツアーにはちょっと辛い。
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セップ茸のオムレツ。セップ茸はこの付近で採れるらしい。わが故郷のイグチンそっくりの茸。イグチンはその他の茸と一緒に醤油汁にしたら、だしが出てとてもおいしいのです。
母が若い頃は母の実家へ行ってよくキノコ狩りをしましたが、今はもう行きません。従兄も伯父も相次いで亡くなって、この私はフランスの片田舎でイグチン食べてます。
ワインはこの地方の黒ワイン。ブドウの品種で黒っぽく見えるらしい。ワインは3€から5€。コーラより安い。コクがあってバランスがよくて、どれもとてもおいしかったです。
あとはプロフイットロールというケーキ。画像なし。ちょっと食べすぎました。
さらにバスは走ります。次の予定地、56キロ先のラ・ロック・ガジャックの遊覧船の予定は4時です。
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何かの記念碑。糸杉は改まった場所に植えられるらしい。今回分かったことはスギではなくて、日本でいうとカイヅカイブキの仲間。
ローターリーへ来るごとにラ。ロック・ガジャツクの方向へ曲がっていましたが、いつの間にかその表示が見えなくなってきました。
あれれ、と思ううち、農機具会社の敷地へ入ってUターンです。元のロータリーに戻って 別な道へ。それもだいぶ行ってからレストランの駐車場で引き返します。
フランスの田舎町、突如現れる日本人を乗せた観光バス。何事?とフランス人も店から出てきてびっくりしています。
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私の席はdriverさんの斜め後ろ。両肩をすくめたり、頭を抱えたり・・・「完全に道に迷ったようですが、私が何か言ってもどうにもならないので」と添乗員さんはあちこちに電話掛けて、船の時間を遅くしてもらっています。
道端の温度計表示は35度。農家の庭先で鶏がトットットッと私たちのバスの方へ寄ってきます。ものすごい田舎らしい。さあ、どうする。。。。。
私達には何もすることはありません。黙って乗っているしかない。フランスのこんな奥地へ一人で来られないなら、黙ってついていくしかありません。まあ、最後は何とかなるでしょう。何と言っても天下のJTBですから。
ハプニングは旅にはつきもの。皆さん、旅の達人なので全然動揺しません。
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やれやれ、2時間余りかけてやっとたどり着きました。この集落はドルドニュー川に面した洞窟から発展した村です。川が重要な交通手段だった時代、荷物の廻送、通行料の徴収などで栄えたそうです。
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岩にへばりつく集落。
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船着き場。5時から一時間のクルーズです。
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乗ります。
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後ろから岩肌が迫っています。
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川は流れが速く、自然がいっぱいです。カヌーしたり、泳いでいる人も。何しろ35℃ですから。
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船は二隻。途中ですれ違います。
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後ろの岩が突然崩れて何人か犠牲になったこともあったとか。それでも故郷を離れません。
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尾道みたい・・・
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岩山なので秋でも暑いと添乗員さん。
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遠くのお城。川を行く船から領主が税を徴収しました。
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バイカモ梅花藻かも。未確認。
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今度は順光で。午後五時過ぎてギラギラと照りつける太陽。フランスは暑いです。スペインからの風がピレネーを超えて、熱風となっているのかも。くらくらするほどの暑さです。
「焚火にあたっているみたい」と私が言ったら少し受けました。
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一時間の遊覧を終えて船着き場に着きます。
やれやれ、暑くて長い観光2日目が終わりました。今夜は13キロ北のサルラに宿泊です。
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投宿後、レストランへ。前菜はサルラ名物、フォアグラのテリーヌです。高級食材のはずが、なぜか砂糖味。甘くておかずにならず、この私としたことが残す。
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ポークはあまり味がなくて、私としたことが残す。お皿がきれい。
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ホテルへ帰る前、希望者だけスーパーモノプリへ行くがすでに閉店。こちらは途中のお菓子屋さん。ショーウィンドウのきれいなお菓子。
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この奥にレストランはありました。昼間暑かったのでワインではなくビール5€飲んだけど、これが間違いの元。(後述)
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街は明るいけど、もうひっそりと。
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テレビで天気予報やってます。明日も好天のようです。
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部屋は二階。窓からプールが見えます。夜間は風呂の蓋みたいなのをしています。これは翌朝6時前の写真。
このホテルは部屋タイプいろいろで、一階の人は部屋に中二階があり、上にダブル、下にシングルのベッドがありました。
二階で寝て、風呂とトイレは下へ行くと言っていました。ヨーロッパのホテルは面白いですね。ちなみに私の部屋はダブルベットとシングルベッドがあったように思う。広くて使いやすかったです。
夜は昼間の暑さにビールの酔いが加わって、暑くて暑くて体も熱くて全然寝られません。冷蔵庫の中から缶入りのジュースなどを出し、「飲んだのではなく両脇に挟んで寝たら冷たくて気持ちよかった」と翌朝、人に言うと受けました。すみません。よく洗いましたので。
旅先で熱中症になるのかと、思いは千々に乱れ。でも何とか大丈夫でした。
旅はやっと二日が終わったばかり。あと五日、フランスの南西部を巡ります。乞、ご期待。ああ、それにしても写真が悪い。悪すぎる。