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倉敷雛めぐり

2013-02-28 | 旅行

いとこと二人、一泊して倉敷、児島の雛人形をゆっくり見ました。

製塩業で栄えた野崎邸にはこの時期、たくさんのお人形が展示されています。市松人形各種。古典的で上品な顔。

子供の生まれるたびに送られたものでしょうか。可愛らしいですね。

別邸では百畳敷きの大広間に、地区の雛人形を集めて展示。花嫁衣装を着て写真も撮ってくれます。顔省略。

前夜のせとうち児島ホテルの夕食。ボリュームいっぱい。

一口のお楽しみ いろいろな野菜をゼリー寄せしたもの

真鱈のブランダード(ってなんだあ?)バジルのクレープ包み。真ん中は当地名産の飯蛸

瀬戸内の鮮魚をガルビュール(ってなんだあ?)仕立てに

牛フィレ肉の網焼き オニオンのコンフィのジュ(ってなんだあ?) カルダモン(ってなんだあ?)風味

自家製デザート 生姜風味のアイスクリームの上はマカロン、下はオレンジか何かのコンフィチュールみたいなのがありました。いろいろな味のハーモニーがなかなか良かったです。

あとはパンと飲み物。次々と知らない言葉が出てくるので不安でいっぱいのおばさんでした。

その上、いとこは10時半から熟睡。和室の明かりは天井一つ、それを消しても私は眠れるわけもなく、夜中過ぎまでいつも本読んでる私は暗闇でいったいどうすりゃいいのよ。

暖房もきつくて、部屋が暑くて暑くて、ものすごく乾燥しているし(あまりに乾燥しているので濡らしたタオルを鼻と口に当て寝た)、空調と冷蔵庫の音は気になるし。

結局私は一人旅しかできない女と気が付いたのでありました。複数で行っても今度からは必ずシングル部屋で。

すみません、遊んできたのに愚痴になりました。

 

 

 

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映画「東京家族」とジェンダー

2013-02-26 | 日記

 

男の子は強くたくましく(長男のお宮参りの衣装)

女の子は優しく可愛らしく(孫の衣装)

・・・なんていつのころからある規範なんでしょうか。武家の規範が、近代の軍国主義の時代に受け継がれ、その悪しき伝統がいまだ残っているんでしょうか。特に体育系の部活など。

男女に体力に差があるのは仕方ない。がしかし、今は力仕事は機械で代用できるものが殆ど。

大家族制がほとんど絶滅した今の時代は、男だって家事育児をするし、女だって外で働く。過度の区別は却って男女両方の生き方を窮屈にすると私は思う。


 

翻って「東京家族」である。「東京物語」の時には抵抗なく受け入れられたであろう人物の設定、話の筋運び、今の時代に合わせてかなり工夫の跡が見られた。

ここにいるのは古き良き日本人と日本の景色。ぎくしゃくしたとしても、最後は日本的風景と人の温かさの中に溶け込んでいく、心地よい予定調和の世界。

それはたぶんもう失われているから、見て懐かしく、心地いいんだと思う。映画館は60代以上と思われる人がほとんど。


でも今の時代と思えない部分もあって気になった。昨日も書いたけど、隣のセーラー服姿の女子中学生が籠を持ってきて、「お母さんが洗濯物はここにいれてくださいって」と言うセリフ。

どうも隣の中年の奥さんが洗ってくれるらしい。親戚だろうか。それともアカの他人?

周吉はこのあとずっと隣人の好意を頼りに生きていくんだろうか。それともそれ相当の謝礼を払うんだろうか。見たところ体は普通に動くんだから、洗濯機回すくらい簡単。斜面の日当りのいい家なので外に干せばよく乾くはず。

それにご飯はどうする。見たところコンビニなんてなさそうな田舎。でも船着き場近くへ行けば農協スーパーくらいはありそう。ここはひとつ運動がてら買い出しに行って、ご飯炊いておかずも作ってもらいたい。人間として自立してもらいたい。元高校教師という周吉なら、そのあたりのことはよく分かるはず。

隣人が気の毒がって面倒見るという設定が、私はたまらなく嫌。なぜに女子中学生とそのお母さんでないといけないの?女にはその優しさがもともとも備わっているとでも?それを人の心の温かさとして称揚するその感覚が、もうとっても古いと思う。

私が女子中学生なら、隣の爺さんの洗濯物なんて見たくもなーーーーい。チョーキモイんですけどお、と言いそう。

周吉が改心して何でも自分でするようになるラストの方が私は好きですね。妻のありがたさにそこで気がつく。人はとかく他人の親切は身に染みても、配偶者への感謝なんて忘れてますもんね。

地方に住む者が都会の人より純真なんて、都会人のないものねだり。すべてはもう失われている。それを深く自覚し、そこから歩き始めるしか、今の私達には方法がないのでは?


じゃ女の子に青い着物を、男の子に赤い着物を着せろといいんですかなんて、言う人がいますけど、とりあえずは性的な役割を押し付けられて不利益をこうむることをやめようじゃないかという話。

こういう伝統的な行事はしてもいいし、しなくてもいいし、するならあまり変なことしない方がいいだけのことで、着るものは便宜的なもの。と私は考えています。


長男のお宮参り。義父母は「うちはそんなことしない家だから」と言って相手にされなかったので、実家から届いた衣装を持って近くの神社へ親二人で連れて行きました。次男の時は長男が境内を走り回って追いかけるのに大変だった。三男の時は夫がものすごく忙しい時期で、上二人もいるし、毎日毎日を終わるのがやっとでとうとうしなかった。

まあ、お宮参りなんてしてもしなくてもいいんだけど、あの時、面と向かって拒否されたのがちょっと悲しかったかな。実家から衣装が届いたのを見せびらかすような私の態度がいけなかったのかも。反省。まだ義妹も結婚してなかったし、義父母にしたらそちらへ気が回らなかったのかも。

でももし、私に未婚の娘がいたとしてもそれはそれ、これはこれ。お目出度いこと大好きだから、大喜びでやっていたと思う。

息子のお嫁さんには私のような思いをさせたくなかったし、それを感謝してほしいとも思わない。それは私の勝手な思いだから、ここで思いを吐き出したらもうおしまい。

最後は映画と関係ない話でスミマセン。。。

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「東京家族」を見た

2013-02-25 | 日記

尾道の海辺はすっかりきれいになって・・・「東京物語」のラストシーン、笠智衆と東山千栄子が海を眺めていたのはこの付近でしょうか。尾道では早く東京に着きすぎるので、今回はフェリーで渡る島にしたとのこと。


 

評判の邦画、「東京家族」を見た。小津安二郎の「東京物語」へのオマージュであるこの作品は、作品の設定は踏襲しつつも、次男は戦死ではなく、非正規雇用で舞台芸術の仕事をしているように替えている。

その他はほぼ同じ。松竹風の人の心の動きを淡々と追っていく映画は、見ていて疲れないし、もののあふれた三人の子供の家がものすごくリアリティがあってよかった。どの家も狭くて、整理してなくて、つい掃除をしてあげたくなった。

そういう細部へのこだわりが、映画のリアリティを支えているんだと思う。長男の家で吉行和子演じるとみこが急死し、家族が慌てふためき、お骨にして瀬戸内の島へ持ち帰り葬儀が営まれる。この辺りがこの映画のクライマックス。

どんな人も必ず体験するのが身内の死。それを過不足なく描き、見るものは自分の体験に照らし合わせてグッとくる。

考えてみれば、人は生まれて育ち、やがて人と出会って家庭を持ち、子供が育ち、歳とって死んでいく。この当たり前の営みの繰り返し。その人生の中に、喜びも悲しみも、あらゆるものが詰まっている。

多少ぎくはゃくしても、お互い最後は分かり合えるという家族への静かな賞賛を、私はこの映画で感じました。また次男の恋人を通じて、心の優しさがどれだけ人を力づけるか、そのこともこの映画の見どころと思いますが、むしろ脇役の長男のお嫁さんも出過ぎず、しかもよく気もつくし、義父母の泊まる部屋を確保するため、子供の部屋を提供するし、あんな人、今の時代にいるんだろうかと思うほどよくできた人に私は思いました。

見てない方は見られてもいいと思います。人が死ぬところはやっぱり泣けるし、涙は心にたまった澱を洗い流してくれる働きもあります。普段の生活ではなかなか喜怒哀楽を前面には出せないので、泣くのも心が癒される感じです。

映画の中で、「広島の東洋座で第三の男を見た」というセリフがあり、ハッとしました。今こうしてこの映画を見ている映画館こそ、松竹東洋座が閉館した同じ場所に、三年前にリニューアルしてできた映画館だったから。

この映画館は、とっても楽に映画が見られます。座席は地元高級家具メーカー、マル二の特注品。ゆったり広くて、前にはテーブルがあり、下は荷物が置けるし、脚は伸ばせるし、言うことなしですね。トイレもきれいだし。

交通の便のいい繁華街、デパートの8階にあるし、シネコンのあのけたたましいインフォメーションがないし、今度は閉館せずに頑張ってもらいたいものです。


映画の中で、長男と次男、俳優さんの年が離れすぎてるように思った。逆にお父さんと長男はあまり年の違わないおじさんに見えたし。

そもそも今の時代、上京して子供たちの家に泊めてもらえるなんてある意味贅沢かも。高級ホテルよりは子供と過ごしたいのが親の本音。でも遠慮して、初めからホテル予約する人も多いんじゃないかな。

とみこは68歳の設定。でもあんな純真な60代、私の周りにはいませんね。もちろん私も。あんなに虚心に家族のことを思えるなんて。。。。

でも夫に一通りの家事をさせていなかったのは手落ちだと思う。子供が当てにならない今の時代、夫に家事能力を付けさせるのも愛情のうち。最後は隣の人が家事をしてくれるなんて、どこまで男を甘やかせてるんだあ。洗濯くらい簡単だから、自分でやってもらいたいもんだ。

せっかく感動してたのに、やや興ざめ。その心配もせずに東京に引き上げた長男長女の薄情さを強調したいためかもしれんが、いくら瀬戸内の島だってそこまで人情に篤くないだろと思う私はすでにしてすれっからし。

 

 

 

 

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尾道水道

2013-02-24 | 旅行

千光寺山から尾道水道を見下ろします。

左、尾道市内。右、向島。間は川ではなく海で、尾道水道と言います。橋は手前がしまなみ海道の起点、新尾道大橋。向こうは一般道と結ぶ尾道大橋です。

千光寺までロープウェイがありますが、多分一度も乗ったことないと思う。徒歩15分くらいで千光寺まで登れます。

向島との間は約200m。フェリーが連絡しています。今、船は出たばかり。

三分後、もうすぐ着きます。早っ!!

ちなみに木曾川の河口は約700m、長良川が約500mだそうで、それよりもコンパクトな海と周りの景色。

今度のカメラは自動的にパノラマ写真が撮れます。便利。


 

花あかりさんの楽しいインテリア

いろんなものがぶら下がっています。昼時、お客さん多くて大忙しです。

先週食べ忘れたコーヒーゼリー。大きなお盆で来ます。大きな松ぼっくりは何という松?

遊び心いっぱいです。

二回続けて行ったので、次は別の店がいいかな?

イタリアン、ベーカリーカフェ、尾道ラーメン、割烹料理、寿司、居酒屋と食べ物屋さんも多いです。

街も歩いてちょうどいい大きさ、見どころたくさん。皆さんもぜひどうぞ。

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またまた尾道

2013-02-23 | 旅行

ショップ奥は工房。若い女性がたくさん作業中。

これは糸を整経する装置

向こうの糸巻から糸を引き出し、これから織る布の長さと幅に縦糸をセットします。

糸巻の方から見たところ

反対側にもあります。

こちらは織り機


 

お店の飾り、道端の古いオルガン。ヤマハオルガン 浜松のローマ字が。

飾りは各種記念硬貨をデザインしたものらしい。(皇紀)二千五百五十何年かに皇太子が産まれた記念硬貨が出されたのでしょうか。

書店。塗り絵各種。

千光寺へ徒歩で向かいます。細い道をバイクが下りてきます。

みんな仲良く一つのお堂に。近所の方が清掃奉仕されるらしい。

南斜面に繁茂するキヅタ

きょうはとってもいいことがありました。それで記念に何か食器を買えば、後々その楽しさを思い出すと思ったけど、こんな時に限っていいものがなくて残念。

尾道は商店街に陶器店、毛糸屋が複数あります。広島でも渡部陶苑とつちやだけなのに、小さな街に見た限りでは四軒、それも日常使いが充実。まだまだ大家族で人が集まり、収納場所も多いのかも。

明日以降も尾道ネタは続きます。数年前に比べておしゃれな店が増え、歩いて楽しい観光地になっています。

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久しぶりに織りに

2013-02-22 | 日記

クリスマスローズ、ガーデンシクラメン、フッキソウ? 冬の寄せ植え


先週は疲れてお休みしたので、きょうは二週間ぶり。朝は寒かったけど、いいお天気になった。

一年くらい来られていたお友達が、ご主人の転勤で福岡へ行かれるという。ショツク!せっかく仲良くなったのに。

「福岡なら毎週新幹線で通ってきて」とつい言ってしまったけど、転勤の一切ない自分の境遇だから無責任なことを言ってしまった。でも、我が家の稼業を考えたら少し羨ましくもある。

子供の時も転校とは無縁の生活だった。たまにやってくる転校生、都会の匂い、まろうどの雰囲気。それが一瞬、私たちの姿を照射する。こちらが相手を見るけど、あちらも私たちを見ている。自分がどんな姿をしているのか気になる。転校生とはそんな存在。

人は他者と出会うことで、自分を知る。たまには自分が変わることもある。

弟は、東京から来た転校生が家に百科事典が全巻あるのをとても羨ましがっていて、12、3年後に結婚するとき「お祝いに買って欲しい」と頼まれた。けど、当時で10万以上したので、広辞苑で許して・・・くれなかったと思うけど、とにかくことほど左様に百科事典や文学全集というのは、その頃家の中にたった一つ作った洋間=応接間の飾りとして、知的雰囲気を醸し出すインテリア的な需要があったのです。

話がどんどんずれたけど、いずれも日本の経済力がどんどん大きくなって行った時代のお話。

春は出会いと別れの季節。もう二度と同じ場所で笑いあえない大切な友達。こんな別れは二十代初めまでで卒業したと思っていたけど、この歳で仲良くなった人と分かれるなんて、切ない。

でも生きていたらまた会える。お元気で~

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春浅し

2013-02-21 | 日記

真冬なのにきれいな花いっぱい。いい時代です。


毎日毎日、10度に届く日が少なくて、今年の寒さは記録的なもの・・・って陽水さんの氷の世界みたいになったけど、寒い日は寒い日なりの楽しさってありますよね。

少しずつ日差しが春めいて、スイセンや椿が咲き始めて、というこの季節も私は案外好きです。

報恩講というのだったかしら、この時期、お寺で法話の講があり、多分、親鸞聖人の命日か何かで、当地では「おたんや」とか言うんですが、その集まりが記憶に残っています。

お寺の本堂にずらりと座り机を並べ、卓袱うどんがふるまわれます。根菜類がたっぷり入った讃岐地方の冬のうどんで、これは門徒でなくても誰でも行けばよかったんです。祖父母に連れられて、または近所の遊び友達と。お代わりも自由。お寺さん、何という太っ腹。手伝いの人は大変だったでしょうけど。

お蕎麦もありました。さぬき地方のお蕎麦はうどん生地にそば粉を混ぜたもので、そばの味のするうどんという趣。細くありません。これもおいしかったです。

娯楽の少ない時代、学校から帰ると祖母が火鉢でかきもちやするめを焼いてくれて、それを食べ、宿題を済ませたら、弟や近所の友達と凧揚げに出かけます。遮るもののない広い麦畑の上を西風が強く吹くので、凧なんて見えなくなるくらい高く揚がります。

凧は文房具屋で買う5円くらいの奴凧より、祖父が竹ひごと障子紙で作ってくれた四角の凧の方が丈夫でした。それに文房具屋で買った「緒」というものを張るとピュンピュン音がします。本格的には猩々凧、これは高いのでめったに見ませんでした。

頭の横に張ってるのが「緒」。何かの植物の繊維?分かりません。

http://www.youtube.com/watch?v=5gufZcOwv0U

私達は稲わらを積み重ねた「わらぐろ」の陰で風をよけます。わらの積み方は二種類、田んぼの橋の方では家の形に近い、直方体、麦を作らない田んぼでは多宝塔のように丸型に積みます。

麦はある時期を境にぴたりと作らなくなりました。今思えば小麦が自由化された時期でしょう。農家の人たちは雪崩を打って勤め人になり、はたまた副業を本業にして農業は収入を得る生業の座から滑り落ちたのでした。

あのころは何もなくて、時間もゆっくり流れて、いい時代だったというつもりはないけど、人間がのんびりしていたことは確か。

でも共同体の枠に収まりきれない人、人と違っていた人には過酷な時代でもありました。

毎日毎日西風が吹いて、自分の家で作ったかきもちを食べて、するめは買ってたけど、中学校へ入るまで、私は宿題以外の勉強なんて、家で一秒もしていないのでした。お稽古事も皆無。

閑だったので、学校ごっこと称して、弟たちや近所の子に勉強教えてた。結婚して、学校ごっこの話をしたら、夫と義弟が「何それ?」と怪訝な顔を。知らんかった。学校ごっこって、全国津々浦々、どこででもやってる遊びとばかり思っていた。

先日孫娘をつかまえて、ボールペンを持たせ、なんか書かせようとしたら、嫌がってやらない。その代り、ソファーの上からびょーーーーんと何度も飛んでは自慢そうな顔をする。いゃあ、あんまり勉強得意でないのかも。まあいいけど。

すみません、取り留めない話で。なんか昔話が楽しい。年寄り道、まっしぐら。

 

 

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長男って?

2013-02-20 | 日記

最近の知人の話。「最近の長男は親の近くに住んで親の介護をしようなんて考えてない」というようなことをちょっと嬉しそうに言っていた。

自分の娘さんがその長男と結婚しているので、むしろその方が親御さんとしては自由に出入りできて都合がいいのかも。いえいえ、批判しているわけではありません。

まず、最近の長男は、長男だから何か特別なことをしなければという発想自体がないのではないかと思う。

大勢の兄弟のいる時代は、長男が家業を継ぎ、親の介護、親戚づきあい、弟妹の進学、結婚など親と一緒に、あるいは親に替わって面倒見て、最後に財産を受け継ぐ。こういう構造だった。

今はその仕組みが崩れてきたのだから、考え方も変わるのは自然。都合のいいところだけ、親の側から古い家族観を持ち出して長男に押し付けても反発されるだけでしょう。

我が家は男の子が三人。昔ならよくあったけど、今は稀である。産まれた順番で差をつけたつもりはないし、誰か一人に過重な負担を強いるつもりもない。

それでも年末、長男が浮かぬ顔しているのでどうしたのかと聞くと、「親の介護ができるか心配」と言っていた。その気持ちはありがたいけど、親はまだまだ元気です。

そんな心配より、まず自分の心配をしてもらいたいもんだ。おおかた、どこかで長男だからどうこうと言われたのだろうけど、まあそれはその時になって心配すればいいんでないの。まあその時には、兄弟三人力を合わせてよろしくお願いします。

でも親なので、息子のちょっとした優しさが身に染みた。それに気が付けば、長男は車で10分くらいのところにいる。心強いというよりも嬉しい。という、おやおや私としたことが平凡なまとめ。

 

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梅寒し

2013-02-20 | 日記

近所へ歩いて買いものに出かけたら、あまりに日差しが春っぽいので、梅見に行くことにしました。バスで17分くらいです。

中区縮景園。まだ2,3分咲きというところ。平日なので人少な目。

枝垂れ梅

青空

青空2

こちら満開に近い

前撮りしています。よかったですね、いいお天気で。

都会のオアシス

近所の梅が満開だけど、ここはまだまだだった。来月になっても楽しめそう。

行き方、広島駅から徒歩15分くらい。白島線電車、戸坂線広電バス縮景園前下車数分。

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小鰯こいわしの刺身

2013-02-19 | 日記

きょうは久しぶりにコイワシの刺身を作りました。コイワシは日本全国、煮干しとして売られる魚の生の状態。足の速い魚だし(なにも走るのが速いわけではなく、身が柔らかくて痛みやすいという意味です。えらそげですみません)、高級魚でもないので、産地以外ではあまり食べないのではと思う。

本日のイワシは一パック198円で売っていたもの。二人で充分な量。

私も当地に来て初めて食べた。10年くらい前までは、我が家近くの電停前に、近くの仁保漁港で魚を仕入れたおばさんが、手押し車で運んできて道端で売っていたので、しごうした(三枚におろした)のをよく買っていたけれど、もう見かけなくなった。どうされているんだろう。

頭を持って、スプーンで裏表を搔き取れば、簡単に刺身ができます。七度洗えば鯛の味と当地では言います。

本日はしょうがとポン酢で。

以前長野県上田市の居酒屋で「江田島直送の小鰯のなんとか」という惹句を見かけました。江田島はそこで獲れるとか水揚げされたというよりも、広島とか瀬戸内のというくらいの意味でしょう。

当地ではB級グルメの扱いですが、全国デビューすると高級品になるようです。どひゃー、アドレスも長いしイワシも高い。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%AE%E6%B5%B7%E7%94%A3%E7%89%A9-%E3%80%90%E5%B8%B8%E6%B8%A9%E5%95%86%E5%93%81%E5%90%8C%E6%A2%B1%E4%B8%8D%E5%8F%AF%E3%80%91%E3%80%8C%E7%80%AC%E6%88%B8%E5%86%85%E7%94%A3%E5%B0%8F%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%97%E3%80%8D%E5%88%BA%E8%BA%AB%EF%BC%94%EF%BC%90%EF%BD%87%C3%97%EF%BC%96%EF%BD%90%EF%BD%83/dp/B004ISVWUM

その他に昨夜の夕食はこんな感じ。湯気が立ってうまく撮れなかった。あまり近寄らず遠くからの方がいいみたい。

六角のお皿の中は、名前はないけれど、あえて言うならいろいろなものの炊き合わせ。ん?煮しめ?

手羽元、厚揚げ、人参とその葉、ブロッコリー、ゴボウはたたいて割れ目が入ったら手でちぎってみた。

お餅がまだあるので、名残の雑煮も。うーーーむ、ちょっと食べすぎたかも。

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「四十の手ならい和心暮らし」 横森理香

2013-02-19 | 読書

数年前に作ったお雛様の小皿。一つは昔の教え子にプレゼント、もう一つは誰かにあげたような気もするけど、割れたのだったかも。忘れた。もうすぐひな祭り~


公民館で借りてきた本。一時間くらいで読了。著者は生活に密着した読みやすいエッセィで知られるライター。

40過ぎて和の生活の良さを再認識し、いろいろと実践されているようです。

着物を着てお茶を習う。手間をかけて着物を着、ゆっくりお点前を楽しむことで、忙しい時間から切り離されたいやしの時間が持てるそうで、ほかには、折型、水引、写経、座禅、陶芸などが、紹介されています。

中年以降になると、静かで疲れないエコな暮らしがいちばんということでしょう。大いに同感しました。

それに若い時は着崩れていた着物も、ぜい肉に紐が食い込んでぴたりと止まるそうで。そうだったんだあ。

この方は地味飯ダイエットという本も以前出されていましたよね。要するに、ご飯と常備菜、漬物、小魚、ゴマのような昔からの副食物だけとって痩せようというんだったか、実際痩せたんだったか。

実は何を隠しましょう、この私。お正月以来あちこち旅行していろんなものを食べているうち、先日、豊田からの帰り、ついに体が拒否反応を起こし、新幹線の中でものすごく気分悪くなりました。酷使した消化管がついにgive upしたのでしょう。

翌日も何も食べられずに横になっていて、唯一食べられるのは、ごはんとか(実家から送ってくれたお米で柔らかくて味があってめちゃくちゃおいしい。実家地方の田んぼのミネラルの組成が私の体に合っているからだと思う。何しろそこにできるものを食べていたんですから)沢庵とか(自分でよう漬けん泣)、昆布とか。要するに高度経済成長以前、1960年代以前の子供時代に食べていたものが無性においしく感じられ、気が付いたらわずか数日で1キロ以上痩せている。

もうこの歳ではあまりおいしいものは食べるなということでしょう。このまま痩せればいいんですけどね。

長い間の伝統的な暮らし、いいところはやっぱり残した方がいいようで。


備忘として、昨日先生に手紙の返事を書く。便箋に手書き、私信なんて久しぶりに書いた。

投信一つ売却。昨日発注、きょう値がつく。少しだけ儲けていたのでもういい。何事もほどほどに。200万で一億なんて、わらしべ長者じゃあるまいに、おとぎ話の世界。素人は素人らしく謙虚に。

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「黒いマナー」 酒井順子

2013-02-19 | 読書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三男のイラスト。ウサギは我が家に24年前からいるぬいぐるみ「ウサ」。今でも帰省したら、いい大人がウサで遊んでいます。

それを喜ぶ親のいる限りは遊ぶでしょう。子供は親の喜ぶことをよく知っているから。ありがとね。


 

えー、何の話でしたか。本屋へ行く時間がなくて、近くの公民館で借りて読んだ本。読みながら、これって以前に読んだと思ったら、やっぱり読んでた。

http://blog.goo.ne.jp/samubuto/e/d2ee7b93e354a098dd5b5c0ddba03a2b

いかんなあ。老化が進んでいます。感想も、3年前ほど気の利いたこと書けないので省略。

それにつけても酒井さん、いつもタイトルが過激。これだって掟破りを勧めるみたいですけど、そうではなくて、新しい時代の新しいマナーの本として結構役に立つ。著者はけっこう恥ずかしがり屋で、人が何をしているかが結構気になり、分をわきまえた人なんでしょうね。

これからも面白い本を次々出していただきたいもの。

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息子一家が来て・・・

2013-02-18 | 日記

昨日は、孫を預けて親二人が外出するのかと思いきや、夕食まで三人で遊んでから電車で帰って行った。車だとお酒が飲めないそうで。

買い物も行ってなかったので、姑の作る必殺手抜き夕食は、中華風いためもの(牛肉、えび、ベーコン、タマネギ、白菜、シメジ、スナックエンドウ、要するにあるものを順次入れて中華味、あんかけに仕上げる)、高野豆腐と卵と細切り昆布の炊き合わせ、さぬきの卓袱うどん(金時人参、大根、練り製品各種を入れた出汁で冷凍うどんを煮込む)の三種。

うどん以外は大皿に盛り、各自で取ってもらう。一つ発見。皿よりは縁が直角に立った鉢の方が取りやすいということ。今度はそうしよう。

食事の力は偉大である。みんなで楽しく食卓を囲むうち、豊田で少々疲れていたのも治った。体も気持ちも元気になった。その勢いで、三男に電話し、受話器を交替してみんなで話した。

夕食後、電停まで送って行き、手を振って見送る。ささやかな楽しみ、そしてささやかな人生。幸せは細部にこそ宿り給う。

昨日、二歳八か月の孫の書いた自画像。髪は総毛立ち、手足は顔から直接出ています。どの子も最初の絵は体がないけど、この子もそう。不思議。

こちら三男の描くイラスト。22さいころ?パソコンで描いたらしい。

同じくパソコンで。自分の持つぬいぐるみと一部どこかから借用?私もmixiから勝手に持ってきたので確かめられない。

今の人には分からないけど、杉浦茂を思い出した。

http://1000ya.isis.ne.jp/0882.html

子供の頃、雑誌を買うのは町の本屋さんまで行く。子供は行けなかったので、親が外出時に買ってきてくれたらとても嬉しかった。定期購読するなら配達してくれただろうけど、学校に申し込んで先生から受け取る学習雑誌(学研の**の学習シリーズ)がその代り。

たまに学校へ友達が持ってくるのを読ませてもらったり、漫画本は盛んに貸し借りしていた。他に娯楽のない時代、漫画を読むのはとても楽しかった。

何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。豊富だと感動が薄れるんですよね。

息子一家も、両方の実家が市内にあり、どちらも両親健在。今のうちにいい思い出をたくさん作ってほしい。なんてことではなく、子供が近くにいて、よく出入りしてくれて、お嫁さんの実家もよくしてくれて、私がそれをありがたく思う立場だった。

三男も遠い場所に御縁ができて、あちらの両親も近くにおられるのでよくお世話になるらしい。遠慮なく出入りができて、歓迎してくれる家があることがどんなにありがたいかと、歳とると分かることってありますよね。

いつの間にか近所の梅が満開だった。春近し。

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先生からの手紙

2013-02-16 | 日記

留守中、先生から手紙が届いていた。先日の著書が地元新聞で紹介されたもの、出版後に読者から指摘された部分の再考をされたもの、それから私信である。

先日のお礼は恐縮するとして、先生は生徒が出前を取っていたことも、生徒が車に乗っていたことも何十年とご存知でなく、大変驚かれていた。すみません、私たち、好き勝手やり放題の想定外の生徒でした。

先日会った友人は、別の友人の情報だと、大学時代は関西のさる有名企業の社長宅で住み込みの家庭教師をしていたそうで。食費も部屋代も払わず、その代り家庭教師料も貰わず、まあ言ってみればそこの中学生か小学生のお兄さん役として、勉強以外にもいろいろなことを一緒にする役割だったみたい。さすが。子供さんもみな、勤め人でないところが納得。

次の本が出たら、次はもっとみんなを呼んで話しましょうとのありがたいお言葉。それまで健康に気をつけなくっちゃ。

昨日は疲れが出て体調悪かったけど、きょうはほぼ治った。まだまだ寒いけど、月末には従妹と泊りがけの旅行の予定。頑張ろう。

 

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豊田急ぎ旅

2013-02-15 | 旅行

一泊だけして昨夜帰宅。

豊田は名古屋から遠い。名鉄知立で乗り換え、息子のマンション近くの某駅まで。そこからはタクシーで行った。途中、本社のいろいろな建物が見える。翌日の帰りはバスで駅まで。

おいでんっておいでなさいの意味?

事務本館。ニュースで写る建物はここだとか。自動車会社らしい、デザインのないのがデザインみたいな建物。

社長さんはここにいるんでしょうか。

以前はこの独身寮に住んでたんですよね。部外者立ち入り禁止で、車の中から見せてもらったのが3年前。月日はあっという間に経っていきます。

いろいろ話して、お正月の旅行のお土産、貰いました。コアラがいっぱい。

 

 

 

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