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泥大島、羽織付き。絞りの帯と帯揚げ

2018-01-19 | きもの

本日はこちらでございます。

梅柄の飛び絞りがかわいすぎるけど、春を待つ今頃になると締めたくなります。

ちりめんの白い色が早春の心。

大島のセットは、10年ほど前、ある日突然着物が着たくなって、呉服屋行くのが怖いので、ネットで仕立て上がりを買った。

その頃は寸法もよくわからず、丈はちょっと長いけど、他はまあまあ合うので着易い。

羽織紐はついてなかったように思う。娘時代のサンゴをすることが多い。

下は引っ越しするお友達からのお別れのプレゼント。私がすると関取みたいになるので、いまだ出番なし。でも色は好きです。

ボリュームある鬼縮緬が帯の中に納まりきらず。顔省略。

ばあちゃんの顔見ても誰も幸せにならない。


きょうはこれで院展行く。大作ばかりで大変見ごたえがあった。二会場に分かれ、しかもデパートの催し場。絵に対して失礼かとも思うけれど、なぜ美術館ではしないのでしようか。

アプローチの植栽、建物の外観、近付きつつ、気持ちを改めている。場の持つ力。

習字するとき、静かに墨をするのとおんなじ。

でもまあ、それだから安いのでしょう。前月にデパートのカードで買い物すると招待券がもらえるようですよ。私は800円払ったけど。


 

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「カズオ・イシグロの世界」 ユリイカ特集号

2018-01-10 | 読書

昨秋、ノーベル賞に決まって以来、日本出版界はイシグロ特需が少しはあったのでしょうか。

主な小説はハヤカワ文庫で読めるし、文芸誌もこぞって特集を組んでいた。

これはその一冊。年末に読了。イシグロ作品の表現方法など、いろいろと参考になった。

日本の作家と違うのは作品ごとにテーマがうんと違うこと、長編がほとんど、数年に一度の発表と寡作であることなどかな。

英語で書く強みは、とりあえず多くの読者を得られること。で、ここからは私が思ったことですが、翻訳もとても読みやすいことから振り返って、英語もきっと母国語でない人にも読みやすい、わかりやすい表現ではないだろうかと。

今はほとんど日本語が話せない、というか、五歳で止まっている日本語の語彙力と、ご本人がどこかで言っていたけど、どこかよそ者であるという感覚が作り出した文体、表現ではないだろうか。

難しい表現をするから深いことが言えるのではなく、難しいことをやさしく、やさしい言葉で深く表現する。これは文学の要諦であります。

イシグロを読んでしまうと、巷にあふれるハウツー本やその他、お金と時間を使って読む気がしなくなった。

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