12/26 乗り放題2日目は奈良へ行き、新大阪経由で広島へ帰ります。
寒いけど頑張りましょう~写真たくさん
山科のホテルから東方向。
あの山の向こうは滋賀県。
駅前の説明版。
山科本願寺は、親鸞から数えて8代目の蓮如のころの真宗の中心地。
蓮如はわかりやすい和讃をたくさん作り、北陸へ勢力拡大。
今でも北陸は真宗門徒が多い。中世には一向一揆が頻発、加賀の国では一国を統治。。。。ということを昔習った。
今度ゆっくり来てみたいものです。
JR奈良線。年末の日曜朝、ガラ空き。
奈良着。駅で500円乗り放題の奈良バスのチケットと、ルートマップを手に入れる。
東口から西ノ京行きのバスに乗って薬師寺、唐招提寺へ行きます。
バス停の都合で、北側から入ります。
本尊薬師如来(国宝)台座のレプリカ。
ギリシア、ペルシャ、インドの装飾があるそうで、シルクロードの東端であることが分かるそうです。
薬師寺東搭=奈良時代=白鳳文化=国宝
冬の朝日の中、人はまばら。静かにこみあげてくる感動。
初めて学校で習ってから60年、長く生きてようやくここへ立ちました。
ばあちゃんは、もっともっと生きていろんなもの見て感動したい。
回廊を回って
東搭の内部を拝観します。
内部は撮影禁止。真ん中に太い柱一本、周囲に8本(だったかな)の柱が整列しています。
重機のない時代、構造計算をするコンピューターのない時代、どうやって建てたのか、その能力にただただ感動します。
リズミカルな屋根の連続が、とても軽快。大陸の香りがします。
ただただ感動する私。
西搭は戦国時代の戦乱で焼失。昭和時代の再建。
東搭も創建当時は鮮やかな色をしていたことでしょう。
回廊から金堂を見る。
風が強く、めぐらせた幕がはためき、軒先に吊るした瓔珞のような飾りが、金属の音を立てる。
冬の大和路は、遠く仏教が伝来した時代の大陸の気配がする。
シンプル、明るく、まっすぐ。
境内を歩きながら冬の陽射しが心地いい。
あおによし奈良の都の冬風ははるけき唐の音にこそ吹け(偶成)
短歌は全然知らない私、下手は何卒お見逃しを。
白鳳伽藍の北側に玄奘三蔵院伽藍があります。
その中の大唐西域画殿。中には平山郁夫の壁画が収蔵されています。
こちらも誰もいなくて一人でゆっくり鑑賞できました。
画家の晩年の力作。ものすごく感動しました。
唐、ヒマラヤ山脈、アフガニスタンを描いた絵は、仏教が海の果ての日本へ到達した遥かな道のり。。。。伝来のエネルギのその大きさに圧倒されます。
続いて唐招提寺に。
歩いて行きます。
こんな家もあります。
寒いのでお蕎麦屋さんで一休み。
そこでバスチケットを持つならサービスがありますと教えられる。
薬師寺では通常料金で。残念。
あまりに長くなるので本日はここまで。
今年一年、いろいろ有難うございました。皆様、いい新年をお迎えください。