一本のブナの木の下にテントを張った。
オイラは、ブナにも男性と女性がいるもんだと思っている。
ブナの幹や枝ぶりを眺めていると、実にそんな気がしてくる。
どう見てもその肢体のなまめかしさからして女性だと思うブナの木。
ごつごつとした手触りや黒い苔の張り具合から、武骨極まりない男性だと確信できるブナの木。
この方は女性、こいつは男と識別しながら歩くブナの森が好きでたまらない。何かしらの人格?を持ち、
何かを語っているかとも思えてくる。
ブナの木に意識があることの証明に、テントを張った目の前のブナの木を1時間ばかり微速度撮影を試みた。この木は女性だと思う。
やっぱり、風も吹いていないのに、あちこち動いていた。何かを語っているようでもあるが、残念ながらブナ語が理解できない。
ただ言えることは、朝日を浴びて輝きを増した黄金の葉たちとの別れのあいさつに余念がないということだ。
来春、雪解けを待って、この女性のブナの木の前にまた、テントを張ろうと思った。
微速度撮影をすると、一本のブナの木も、動物と同じように動きたかっていることが分かる。
天上の流れる雲に手をさし伸ばして、どこかに連れて行ってもらいたいのだ。
風も吹いていないのに、たしかに、あちこちの枝という葉といい、じっとしていない。
手持ち撮影で、あまり鮮明ではないが、G3Ⅹでスナップした栗駒山の秋色スナップを少しばかりまとめてみた。
月曜の午後、BGMにのんびりジャズピアノを聴きながら・・・
ゆったりジャズYoutubeをお借りします