今週からの1週間、アプリ「登山天気」でいただく情報によると、関東から九州・南西諸島にかけて太平洋高気圧が大きく張り出していて、週の半ばごろまでは、北東北から北海道にかけてまだ低気圧、おそらく梅雨前線が走っているが、これも週の後半は消え去って、日本列島全体がもう太平洋高気圧に覆われる予想となっている。
今週向かおうとしている南アルプス方面は、山頂部でも晴れかくもり、週半ばからは大気の不安定も収まり、落雷のおそれもない。そしてなんと、標高3000mを超える北岳山頂付近でも、最高気温が15℃前後、最低気温が9℃前後と快適な夏山の雰囲気が漂っている。1000mにつき6℃の温度差として、下界は33℃前後と猛暑が続くことになり、日本アルプスは格好の避暑地となろう。
登山基地とするテン場には3泊ばかりの予約を入れたが、1週間ほど滞在して寝転んでいるだけでもいいのかもしれない。
心配なのは、あまり暖かすぎてキタダケソウさんが早めに萎れてしまわないかということ。北岳肩の小屋さんによると7月初旬まで観察できそうとあり、例年より残雪は多かったみたいだから、間に合ってくれることを願う。
梅雨期真っただ中で、期待していなかったお天気、うれしいことに裏切られた。であれば、この2年間、悪天のため山頂を断念した富士山山開きに足を向けてもよかったのかもしれないが、今年はキタダケソウさんが呼んでいるみたいだから、そちらに賭けてみようっと