かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

消毒用エタノールを燃料にして山に持っていこう

2022-12-20 14:07:36 | 日記

業務スーパーでは「菊川66」や「除菌アルコール78」など、手指やテーブルの消毒用エタノールが売られている。いずれも容量が1000㏄で500円以内で購入できる。

このアルコールが、キャンプで使用するアルコールストーブの燃料としてつかえる。

アルスト用燃料には、普通メタノール純度ほぼ100%(500㏄で500円程度)が市販されていて、それを使うのだが、メタノールは、ヒトを死にも追いやる「毒物」扱いなのでちょっと気が引けるアルコールだ。

その点、お酒の原料となるエタノールは、「消毒」にもなるのだし燃料として使えるのなら、山での手指の消毒や、負傷した時の消毒にもなるので、こちらの方が親近性がある。

ただし、現在純粋エタノールは、バイオで500㏄1000円以上するので、ちょっと燃やすには気が引けていた。それが、ネットで業務スーパーの消毒用アルコールでも、やや火力が落ちて、すこしだけススが出て、使用後に水が少し残るが、十分米の炊飯や湯沸かしに使えるとの情報を聞いたので、これまでオイラも試してきたが差し支えないことが分かった。

30CCさえあれば、一合程度の炊飯や、400CC以上の湯沸かしが支障なくできる。1回あたり15円程度と固形燃料の30円の半分のコストだ。

業務スーパーの「消毒アルコール」たち、これからも山で支えてくれるだろう。(薄めて酒の代わりに代用しようなんて決して思いません。)

 

 

           

 

買ったばかりのエバニューチタンクッカー600にぴったり収まるサイズの日清ラ王を、「消毒エタノール」でたいて、昨夜の夕餉の友とした。山には、袋を外して何個か持っていこう。

 


 

  日本百名山 MY SONG             39 武尊山(ほたかやま・2158米)

 

【深田久弥・日本百名山から】

「私がまず武尊山にはなはだしく惹かれたのは、そんな人間臭い山でなく、素晴らしい立派な自然としてであった。上越国境から、例えば谷川岳の上からでもいい、東の方を臨むと、長大な城壁のような山が見える。それは一つの抜きんでたピラミッドとか特異の独立峰として注目されるのではなく、その大きな壁全体として私たちの眼を驚かすのである。」

 

    六月の武尊のやまの日は永し深田夫妻の声して残照

 

【深田日本百名山登頂の思い出・再掲】  

2004年ころに赤城山~皇海山~至仏山~武尊山の百名山4座旅行の最後の山。至仏山から奈良俣ダム方向に下りてきて、バスで上ノ原登山口近くまで行って、時間的には登山口の駐車場あたりでテント泊したのだろう。どうも記憶がない。長い山歩きで意識もうろうとしていたのだろうか。

翌朝、最高峰の沖武尊に立って、剣ヶ峰山経由で裏見の滝方面に下り、水上駅から帰っている。ふもとの宝台樹キャンプ場に泊まってから翌朝水上駅に行ったのか、その日のうちに羽田空港近くまでいってビジネスホテル泊まって、翌朝の一便で石垣島にもどったのかこの辺の記憶も乏しい。が、飛行機の旅は、予約が原則なので後者の方だったかもしれない。水上で温泉に入ったという記憶がないので、バタバタと電車に乗ったのかもしれない。

武尊山で記憶にあるのは沖武尊と剣ヶ峰山頂を楽しんだことだけで、その過程の記憶が乏しいのは、やはり疲れていたのかもしれない。

深田さんは、1959年にご夫妻でオイラと同じ上ノ原からのんびり登り、家ノ串、前武尊と縦走し、苦労しながら川場尾根を下って、たぶん現在の武尊旭小屋に泊まって、翌朝川場温泉まで歩いている。この登山の様子は「わが愛する山々」に詳しいが、クサリ場やハシゴの危険個所がたくさん出てきて、志げ子さんの心胆を寒からしめたというくだりがあったので、オイラはそのコースを選択しなかったのだろが、深田さんが奥様を評されているように、オイラも天国の深田さんから「素人登山家」とイジられそうである。

 

    武尊山「沖」と「剣」のみ掠めゆき素人登山家休暇終えたり 

 

                 

                                 NHKBS1「グレートトラバース3」より

 

         

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