昨夜の三日月様を新しい仲間p950で撮影。3年ぶりだろうか、大きなお月様。手持ちでも何とか写せるが、ベランダなので、三脚で写してみる。p900にもあったお月様モードと動画。
「帰って来たお月様」という感じ。「お帰りなさい!」「ああ、いいなあ、ただボヤ~とお月様を見ているのって」
続けよう。
日本百名山 MY SONG
45 白馬岳 (しろうまだけ・2932米)
46 五竜岳(ごりゅうだけ・2814米)
47 鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ・2889米)
【深田久弥・日本百名山から】
(白馬岳)
「私はこの山を東西の横から眺めるよりも、南北の縦から望んだ姿が好きである。(中略)東側が鋭く切れ落ち、キッと頭を持ち上げたさまは、怒れる獅子といった感じをいつも私は受ける。颯爽たる姿である。」
大蓮華(おおれんげ)
代馬(しろうま)
白馬(しろうま)
白馬(はくば)てふ
呼び名変われど 永遠(とわ)に光れり
(五竜岳)
「北安曇野から後立山連峰を眺めると、高さは特別ではないが、山容雄渾、岩稜峻厲(シュンレイ)、根張りのどっしりした山が眼につく。それこそ大地から生えたようにガッチリしていて、びくとも動かないといった感じである。」
唐松(からまつ)の真南にたつ五竜岳地の深くまで巌(いわ)根張るらし
五竜岳 L.F
(鹿島槍ヶ岳)
「 昼の雲
舟のさまして動かざる
鹿島槍てふ
藍の山かな
これは三好達治君の歌である。 」
「鹿島槍は私の大好きな山である。高いところに立って北アルプス連嶺が見えてくると、まず私の眼の探すのは、双耳峰を持ったこの山である。北槍と南槍の両峰がキッとせり上がっていて、その二つをつなぐ。やや傾いだ吊尾根、その品のいい美しさは見飽きることがない。」
やや傾ぐ吊尾根繫ぐ鹿島槍二つの耳の見て飽かざるや
NHKBSP「グレートトラバース3」から鹿島岳
【深田日本百名山登頂の思い出から】
思い出をたどる旅も、ついに北アルプスにやってきた。ヤマケイ1月号のルートマップが三山まとめてあるので、このログも地図に倣おう。
人気の白馬岳に登ったのは、40代になってから。1998年~2000年の間に、職場の後輩Ⅿ君を誘って北アルプスには3度、北海道には1度、マイカーやレンタカー旅をしたが、いずれも山小屋利用でのラクチン登山だった。
北アルプスには、年に1回計画していったのだと思うが、白馬発登山は、雨飾山とのセットで、蓮華温泉を登山口とし、1日目に白馬大池小屋泊、2日目に白馬山頂を往復し、蓮華に下った。
二度目は単独で、猿倉~白馬鑓温泉~天狗小屋~白馬三山~栂海新道経由で日本海というテント山行を試みたが、登山靴の底がはがれるというアクシデントのため、天狗小屋から猿倉に下山していて、白馬山頂には到達できなかった。百名山を終わったあとの2010年ころだったか。
三度目の白馬で初めて大雪渓を登り、「こんなに素晴らしいルートだったか、人気なのも納得」と感動している。沖縄の仲間2人を誘ったが、都合で1名がキャンセルとなり、H君だけとなったが、彼も大いに喜んでいた。2019年の7月のこと。H君と別れた後、オイラは再び栂池から白馬大池に登ったが、白馬山頂には行かず、雪倉~朝日岳とたどり、念願だった栂海新道を下って日本海の波うち際に辿り着いている。
奥大日岳山頂から中央奥に見えた秀麗な白馬の山容
(深田さんが好きな南側からの山容)
五竜には、1998年~2000年の間に、上記のⅯ君と八方尾根から登っている。唐松岳~五竜岳~鹿島槍ヶ岳~爺が岳~針ノ木岳と、後立(ゴタテ)と呼んでいる後立山連峰を縦走し、針ノ木大雪渓を下っている。これだけの長いルートなので、どこかの山小屋に1泊、2泊したかと思うが、その印象がないのはどういうことなんだろう。地図を見て回想すると、多分、五竜山荘と種池小屋あたりだったのだろう。
鹿島槍には、その双耳峰の容姿に憧れ、1970年代の学生時代に爺ヶ岳コースから向かったが、テン泊した冷池山荘で、熱を出してしまい登頂を断念し、赤岩尾根から大谷原へ下っている。当時は、酒はもちろんだが、タバコもやっていたので、のどの弱いオイラはよく熱を出していた。
そして、上記のⅯ君とのゴタテ縦走で念願の双耳(北峰・南峰)に立つことができた。20年以上後のことだったか。
白馬(しろうま)の白馬雪渓(はくばせっけい)登る朝
キヌガサソウの雪より白き
縦走路 唐松 五竜 鹿島槍 泊りし小屋の忘れたるかな
冷池(つめたいけ)
小屋に張りたるテント場の
微熱虚ろに 鹿島槍煙む