友人から不在者投票にいきたいと連絡があった。息子から頂いたヨーグルトをお見舞いがてら持っていくと、いつも飲んでいるスープで足をやけどしてしまって行けない。ほとんどベットで寝ている様子で、起き上がって不在者投票にいけるのかと思ったくらいであった。今大変なときだから、どうしても投票に行きたいというのである。「まだ日にちがあるので、やけどが治ったら連絡してね」といって帰ってきた。障害がある夫婦で、生活保護を受けながら、二人で、つましく暮らしてきた。ご主人が目が見えないので、市役所から送ってくる書類はほとんど私が代筆して届けている。ご主人はとても政治のことで関心があって今の世の中、貧乏人が報わない世の中にだんだんなっている。苦しんでいる人に対して、一生懸命面倒見てくれるのは共産党だけだ。どうしても共産党にがんばってほしい。これが彼の意思です。選挙もこれが最後になるかもしれないからどうしてもいきたいという強い決心である。
私も彼からどれだけ助けてもらったことだろう。何もできないからといって、ビラを折って、セットしてくれる。選挙のあるたびに、友人に頼んできたよ。困っている人があれば、生活相談に乗ってやってほしいと頼まれました。自分のことだけでなく、同じ悩みを持つ人たちの支えになりたいと思っているようである。いまは病魔に取り付かれてさぞ残念であろう。障害のある奥さんをひとり残していくことが一番心配のようである。今度は私が奥さんを守る責任がある。最後までしっかりと生き抜いてほしい。