しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

入院4日目、内視鏡的膵管ステント留置術成功

2021年05月03日 09時27分44秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

前日から、誰も検査予定の話をしないし、

絶食等の説明も無し

自発的に、前日から絶食に入り、絶飲食に入り、安静にしていたら、

九時半に点滴留置となりました。

前回、失敗続き、運悪く神経にも当たり、痺れ感まで発生しましたが、

今回は、最適な場所に、一発クリア

ああ、これで肘が曲げられるわ

しかも、この確実な入り方は、先ず漏れないな、と。

まるで当然のような感じで凄く細い血管をクリアして颯爽と去って行った中堅看護師

 

その後、お姉さん看護師が、

「くちこさん、検査の計画書、貰ってますか?」

「いいえ」

じゃあ、プリントしてきます。

貰ったのは、昨日からの絶食から始まる計画書。。。。

日付と名前を打ち込んだだけの、ね。

知らなかったから食べたわと言ったらどうなるのかしら?

なあんて、小姑根性が・・・

 

なんと、今日の内視鏡処置、7番目だそうで

前回、4番目でも呼ばれたのは15時・・・

「確実に夜勤ですね」とサラリと。

 

茫然自失的気分でベッドに座っていたら、

「くっちこさーーーーんっ

勢いよく登場したのは、愛しの外科医長でした

「せんせーーーーーーーいっ

い「classⅠだったよ!」

く「プラス1って何がプラスなの?」

お互いマスクで聞き取りにくい・・・

い「クラス、だよ、classⅠ

  採取した膵液から悪性細胞は出なかったんだ

  未だ、3回提出の内、2回しか結果は出てないけどね」

 

ニコニコと小躍りしそうな彼を見て、

やっと自分の幸運が理解でき、

「わーいっ」と言ったくちこでした

 

そのことをくちこに伝えたくて、

縄張り外に居るくちこの所までヒラヒラと飛んで来てくれた医蝶だったのでした

 

今朝、三角定規医師は、何も言わなかったけどね。

その後、ヒヨコ医師が、膵液採取に一人でやってきました。

多分、人生初?

で、採れない。

一滴も・・・

その内、くちこの喉を通る管が、一瞬で冷たいモノが入っていく感覚が

驚愕したくちこは、

「何か入ってますっ

「あ、採れないから空気を入れてみました」

マジ?

大丈夫?

清潔なの?

僅かにとれた数滴も持ち帰ったのでした

人は・・・

くちこが知らない所で育って欲しい・・・

 

17:40 処置室内のストレッチャーに移されました。

    この部屋ね、ずっと無人で、くちこだけ。

    ナースステーションに隣接しているけれど、ガラスは摺りガラスなので見えない。

    いい加減、腰が痛くなるほど放置されていました。

    問題は、点滴が残り僅かなこと

    せっかく中堅ナースが、華麗にして完璧に入れてくれたルート、死守したいくちこです

    勿論ナースコールはありません。。。

    ストレッチャーから降りて知らせに行きたいけれど、靴も点滴台も部屋に持ち帰られているんです。

    裸足で、点滴台を素手で掲げてナースステーションまで歩くか

    くちこは、最大限、点滴スピードを落とし、ずっと点滴の袋を見ていました。(10秒に1滴位)

    やっと、偶然入ってきた看護師を捉まえ、点滴が無いと伝えました。

    膵臓の前に心臓が悪くなりそう

    時計も無くて分からなかったけど、この間30分位、腰が痛くてストレッチャーの上で起き上がっていました。

 

18:30 やっと内視鏡室へ。

    既に夜勤帯、受付もクローズされていて、直接検査室へ。

    内視鏡室のスタッフの皆さんから、

    長くお待たせしてすいません、と口々に。

 く「いえいえ、お疲れ様です」

   だって、朝からずっと、ひたすら仕事をしているであろう人達。

   朝から働き続け、どれほどの休憩が取れたのか?

   後、どれだけ拘束されるのか?

   内視鏡室には当直勤務は無い筈。

   ※検査室、薬剤部、オペ室はあるけど。

   単に、日勤の予定の検査が長引いての今なのよね。

   それでも、くちこの処置を済まそうとしてくれて感謝しか無いわ

 

が、

「先ず、鼻の管を抜いてから検査台の上がって貰い、その後、鎮静を掛けます」と。

あの、人生最大の激痛を発した管、抜くの、どんだけ痛いのか

できたら、鎮静下で抜いて欲しいと思ったけれど、

これにも何か根拠があっての手順なんだろうなと、無言で頷いたくちこでした

 

しばらくして、

「先生が、麻酔掛けてから管を抜くそうなので、検査台に移してください」

別のスタッフが、「なんで?」

「痛そうだからって」

良かった・・・・

とにかく、がっつり寝かせて欲しいわ(くちこ心の声)

 

ただ、この期に及んで、くちこの顔から首が紅潮していることが問題に。

使った抗生剤に対するアレルギーでは無いか?と。

「多分、違うと思う」とくちこ。

この抗生剤、月,火にもずっと使っていた抗生剤だし。

これまで、抗生剤でアレルギー出たこと無いし。by くちこ心の声

まあ、抗生剤はその後中止されましたが、検査は実施となり、やれやれ。

 

目が覚めたら、ナント既に、自分の部屋のベッドの上でした。(20:15)

前回、大暴れしたからか?

本当にガッツリ眠らせてたらしい。

good job

 

ステント留置は成功と聞いて安堵。

ああ、長い道のりだったわ・・・と。

しかも、あのクソ邪魔だった鼻の管も抜管されているし、

点滴は、最適な場所で良い感じだし。

前回を教訓にして、ナースコールも眼鏡も枕元に置いといたし。

麻酔が未だ効いているのか、喉もあまり痛くないし、

神仏に感謝しつつ、点滴管理をしつつ、夜を過ごしたのでした

 

写真が無いと寂しいので、

 

娘の書 (かくありたい)                くちこが持ち込んだ本(これが面白い)

 

       

 

 

    

 

押し花額も、入院前の掛け替えておきました。


内視鏡的経鼻膵管ドレナージ (endoscopic nasopancreatic drainage ; ENPD)留置下の悲哀・・・番外編

2021年05月01日 10時57分01秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

これさ、

例の

人生最大の激痛にて大暴れしている中を、

強引に留置された鼻の管のことです

はるばる膵臓の膵管から鼻の外に出されていて、膵液は、管から袋に流れています。

 

どんなに大変だったかは、ほぼ、人間から逸脱していたくちこの写真を見たら押して測れるかと

※我ながら凄いブログ魂

 

当日                 一日目                 二日目

      

 

暴れた時、力任せに押さえつけられたのか、退院しても顎の骨が痛かったですから・・・

 

さて、この管。

お姉さん看護師が、ひよこ看護師を連れて、電子カルテを転がしながら一日目に登場。

排出されている管や膵液については二時間毎に観察らしいけど、多分・・・・・・・・・・・

 

ささっと管と袋を見て、ひよこ看護師に、「袋は0、液は管内のみ」ね。

0ってカルテに打ち込んでね、と指示。

 

     

 

勿論、くちこは無言。

ただ、心の中では、「否」

 

先ず、管の観察を。

折れていないか、

液は流動性があるか、

管をしごいてみないと、それは解らないよ。

 

袋全体に薄っすらいきわたった状態の液体はね、

傾けたら角に集まるから、量が測定できるんだよ。

 

↓くちこの作品?

 

 

ほらね、0じゃないよ。

しかも、排液チューブの先は、きちんとポケットに入れておかなきゃね。。。

しきりに、0と連呼して、ヒヨコ君が打ち込んだか確認してたけど・・・

 

実は、

こんなのね、

序の口

夜勤でお部屋周りして、熱等々を測定に来たひよこさん。

入室して直ぐ管を見て、赤かったからか?

「輸血?」と

 

どどどど・・・・

どこの世界に、床にぶら下がった輸血があるのか

しかも、その前に、申し送りを聞いて、患者の把握を済ませてから部屋周りしているんだよね

 

くちこは、鼻のチューブのせいで、咽頭違和感満載

喉に傷も入っているしね

首を動かすと違和感が急増する関係で、頭、首、肩を動かさないからカチカチの肩こり、首こり中

なんなら、あまりの肩こりに頭痛も

勿論、痛み止めは貰えない。

放置したかったけど、

一応、

「輸血じゃない、膵液」とだけ小さな声で言ったのでした。

はあ・・・と。

 

排液を輸血と思う感性もさることながら、

くちこ的にそれ以上に問題だなと思うのは、

それを、不用意に口に出したこと。

 

こりゃダメだ、

もう死にそう、

等々・・・

口に出せないことは多々だからね。

 

多分、これからは、輸血とは思わないだろうけれど、

看護の姿勢は・・・

まあ。今後の成長を信じて

 

いけてない話ばかりしましたが、

ちゃんと立派な仕事をするスタッフも勿論在籍。

その仕事ぶりを見ていると、

有難くて、

誇らしくて、

救われた気分になったくちこだったのでした

 

中堅が殆ど辞めてしまった病棟を背負う若手スタッフ達。

育てる力が枯渇しつつある所で、育たないといけない不運。

どうにか、踏ん張って、頑張れますように

 

   

 

こんな質素な食事なのに、普通食でなくて、治療食だからお高いのよね。

まあ、いつも、全量摂取しましたが

あ、でも、勝手にふりかけ掛けていました。

 

たださあ・・・

管が通っているから、食道が完全に閉じないんだろうな、

呑み込んだ筈のお粥が戻ってくる、降りない

お茶で流し込んだことも多々でした

 

とまあ、

ちょっと、番外編を書いてみました。


入院4日目、膵管縫合部バルーン拡張から二日目

2021年04月29日 15時06分38秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

AM6:15  ベッドで薄らぼんやりしていたら、突然、

「ドクターコール ドクターコール」と

くちこは、遠い目に・・・↓    (ま、お暇な方は)

 

 

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ドクターコール - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

「ドクターコールです」と院内一斉放送がかかったら、院内の最大限可能な医師が全て駆けつける・・・という事らしい。知らなかったなー・・・治験の部...

ドクターコール - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

 

 

 

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ドクターコールに思う - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

最近、院内一斉のドクターコール放送が数回。くちこの職場は、外来棟と病棟を繋ぐ渡り廊下に面しています。一分以内に、一陣、二陣の風が通り抜けます...

ドクターコールに思う - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

 

 

深夜、点滴も抜けて、鼻からの管だけになったくちこ。

ついその後、軽ーくラジオ体操を

で、

管の中の膵液は突然、真っ赤になったのでした

アホだわ

 

ずっと上が160超え、下が110超えって感じだった血圧

やっと高めながら正常値になりました。

血圧高くてもさ、再測定したスタッフは一人だけでした。

これって、昔は異常値であれば再検はお約束だったのですが

主治医に言っても、きっと神経的な反射でしょうから、と、問題にされず

 

だいたい、今の医療の現場って、細分化、専門化が進んでいて、

自分の守備範囲外には手を出さないからね。

一人の人間を総合的に診て欲しいのは山々なんだけど・・・

 

くちこの血圧ってさ、

降圧剤を服用している割には、どの医師からも気にされていない

※愛しの彼を含む。

実は、軽度ながら、僧帽弁閉鎖不全があるんです。

当時一緒に仕事をしていた循環器の医師がそれを心配して処方した降圧剤がそのままコピペ的に処方され続けているだけ・・・(十年以上)

当時の循環器の医師は凄く心配してくれて、軽い高血圧であっても、きちんと下げておいた方が、僧帽弁への負担が掛からないので、弁が長くもとから、と。

彼は、とっくに転勤したし・・・

彼がくちこを託した医師もとっくに転勤したし・・・

 

 

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今時の若い医師 - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

あ・あ・あ・・・こんな題名、婆臭くて厭だなあくちこも、歳をとったもんだ今日は、年に一度の循環器内科受診でした。軽度の僧帽弁閉鎖不全症があるの...

今時の若い医師 - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

 

 

再読するに・・・

なんて、人に対して評価が厳しい婆さんなんだ

最も姑にしたくない婆さんだね。

自分がどれほどのモンなんだか。

 

そう言えば、ヒヨコ研修医君が、くちこ宿題の解答を持って来てくれました。

膵液をドレナージする以上、

同時に、ステント留置までするのは無理。

ステント用のカテーテルと、膵液ドレナージのカテーテルを並列させることは不可能だから、と。

ただし、世界的視点だと、既に並列は始まろうとしているらしいです、フランスだったか?

 

三角定規医師に、真っ赤になった管を見せて、液が動かないし詰まったかもと言ったものの、

「・・・」

ちらっと見ただけで、スルーされました

※勿論、体操のことは言いません

 

誰からも、明日の検査について説明が無いので、

「今回も、夕食後から絶食になりますか?」と三角定規医師に訊くと、

「多分、そんな指示が出るでしょう・・・」と。

あの・・・

貴方が主治医なんですよね

指示は誰が出すの

くちこの素朴な疑問でした。

 

そして、誰からも言われないまま、

自主的に絶食に突入したのでした。

なんて優等生は患者 

 

ほう・・・

ぼーっといていたら、

なんと

愛しの外科医長登場

くちこさーん

せんせーいっ

会いたかったよおおおおおおお

涙目になるくちこ

 

い「昨日のカンファレンスで見たけどね、粘液って感じじゃないよ。

  IPMN(悪性)じゃ無い感じだなあ。

 明日入れるステントはね、三か月後、また入院して拡張の度合いを見てから抜くか入れ替えるかするからね」

 

く「えーーーーーっ!また入院するの?

  死ぬまで、三か月ごとに入れ替えるの?

  厭だあーーーーっ

 

い「しばらくステント入れておかないと拡張しないからね。」

く「管が赤くなったんだよ、詰まったかも」

い「うーーーん、解らないなあ・・・

  でも、調べようとしてあまり圧を掛けても膵炎になる危険性があるからねえ・・・

  採取した膵液の細胞診の結果は三日後に出るよ」

 

結構、忙しそうな感じでした。

それでも、来てくれて大感謝

 

昼食後、

また、リパクレオン、配薬されなかったのよ

もう、再三催促しているのでね、言うのを辞めました

くちこは、自分のiPhoneのポケットに出先で急に必要になった時用が入れてあるのでね

黙ってそれを内服しました。

持ってて良かった、と。

 

もし、忘れた頃に配薬されたら、もう一度内服しようと思っていました。

が、

ついに、薬は来ないまま、夜勤となったのでした

もうね、敢えて言わなかったです、もう知らん。。。

 

退院時に、残薬を返されましたが、コメント無し

残薬の数、合わない筈なのに、な。

数えないの?

何のための病棟管理?

薬剤師の絡んでいる筈だけど?

次回入院時、再度、自己管理をお願いしようと思っているくちこです

 

実はね・・・

ある友人から、

「くちこさんがいつも言っている生き運、あるなあと思うのよね、最近・・・

 自分の命は自分で守ってね」と。

漸く・・・

その意味が解ってきたくちこでした

 

午後、

再度、三角定規医師が来室。

細胞診の結果が悪性で無くて、ステント留置して経過が良ければ、

週末には退院可とのこと。

 

くちこは、あれこれ考えが浅かったと言うか・・・

ステントもね、

勝手に、入れ替えは無視して、入れっぱなしのつもりだったんです。

でも、愛しの外科医長がさ、

消化器内科の判断に従って、入れ替えるべし、と。

結構、詰まるらしい・・・

 

あれこれ考えつつ、夜は更けたのでした。

 

希望の光を信じて・・・・長い道をただただ進む・・・・・・・くちこでした

 

    

 

 

 

 


入院三日目、膵管縫合部を内視鏡的にバルーン拡張した翌日

2021年04月28日 10時54分10秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

発熱無し

腹痛無し

咽頭通も軽減

 

やれやれ朝が来たかと、

早朝から点滴台に膵液ドレーンもぶら下げて、

手には、電子レンジでチンして温める湯たんぽを持ってホールへ歩いて出たら、

見た顔の医師が。

「先生!」

しばらく怪訝な風にくちこを眺め、やっと、(マスクに眼鏡だしね、しかも鼻からチューブ)

「ああ、くちこさん

くちこの入院を知らなかった様子でした。

カンファレンスで名前が出ても、くちことは思わなかった?(よくある名前)

 

「くちこさん、元気そうだね」

「先生、元気な訳無いじゃん

持続点滴をぶら下げて、鼻から膵液出してる姿の何処を見たら元気なんだよお

 

と、彼・・・

「最近、体がしんどくてねえ・・・

 歳を感じるよ・・・

 運動とかしていないしね・・・

 くちこさんは良いなあ。

 外国とか、どんどん遊びに行けて。

 まあ、遊ばないとやってられないよね。

 こっちは無理だけど・・・」

力なく自販機から珈琲を出してエレベーターへ向かう彼の背中に、

「先生、未だ若いよ

 大丈夫

 ちゃんと、くちこを治してね

 責務だからね

「責務かあ・・・は、は、は」

エレベーターの中に消えました。

 

後で考えたら、

なんて自分勝手なくちこ

元々高い地位で、更に出世した彼の背中。

どんだけのモノを背負っていたのか

当直?

徹夜?

早朝出勤?

 

ごめんね自己中で・・・   by くちこ

 

8:45

三角定規医師と、彼が背負っているヒヨコ研修医君が訪室。

※ヒヨコ君、呼吸器外科が希望とのことでした。

 

ドレーンから、膵液を採取。

結局、トータル5回、膵液は細胞診に出されていました。

 

マジに膵管の開口部は狭くて、何度も諦めかけたけど、どうにか見つかった、と。

このピンホールの開口部は、ガイドワイヤーの三分の一の大きさしかなかったそうです。

じゃ、1㎜以下だね・・・

それをバルーンを拡げて、一旦は6-7㎜まで拡張したそうです

 

で、

この面倒で違和感満載の鼻から出している管(膵液ドレナージ)

木曜日、ステント留置目的の内視鏡まで継続、と。

ガーーーーーーン

イチイチショックを受けるくちこ。

こんな流れが想定されるならさあ、

最初に聞いときたかったわ

くちこは、翌日、問題無ければ抜管って、勝手に想定していたのでね。

ま、そこがアホなんですが

 

膵液の細胞診の結果は一週間後なので、次回の外来で訊いてください、と。

そして、愛しの外科医長の外来に戻ってください、と。

はい、そうしますとも

 

真偽の程は解らないんだけど・・・

愛しの外科医長って、存在感、威圧感があり過ぎて、

そんな彼が、自分の縄張り外?の消化器内科なんかに出没したら、みんな萎縮してしまう、とか。

三角定規医師も、愛しの外科医長の指示を仰がなければ、何も決められないのではないか?とか。

なんて説が小耳に。

 

くちこは威圧感解らないんだけど、

それは、くちこにも同等な威圧感があるから

まあ、

人は、自分の目と心で測るからね。

真実って、あるような、無いような。

そ、

自分のモノサシ。

 

昼から食事再開。

昼は三分粥(勿論?ずっと脂肪制限食)

有は五分粥。

 

持ち込んだ手持ち内服薬は、全て病棟管理になり、くちこの手元には無いんです

大した薬じゃ無いんだけどね。

朝だけ降圧剤オルメテック20mg一錠と、胃酸を抑制するネキシウムカプセル20mg一錠。

毎食後に、リパクレオン顆粒300㎎一包。

後は不眠時の処方、マイスリー5㎎と、アルプラゾラム0.4㎎。

※これは、適宜調整すて服用しています。

くちこに自己管理させてくれなかった理由はなんだったのか?

不眠時の処方が問題なら、就寝前の処方のみの管理にして欲しかったわ。

 

と言うのも、

食後の薬、なかなか配薬されないのよ

ずっと、軽くハラハラしていました

 

毎食後のリパクレオンってね、

膵切除したら誰でもお世話になるってイメージの薬で、

分泌を損なわれた膵臓に替わって、膵消化酵素を補う薬なのよね。

1日3回、食直後に経口投与する薬なの

食べたら、すぐに必要なのが消化酵素だからね。

忘れたころに貰ってもねえ

 

この日の夕食後も、貰ったのは二時間後。

「遅くなりましたーーー」

と、ひらりとリパクレオンを一包持ってくる。

そのくせ?

毎度、内服確認した証拠に空袋を持ち帰る。

それ以前の問題なんだけど・・・

 

この薬が遅くなった意味、

解っているのかしら???と。

食直後に貰える可能性は、2割?

なんなら、食前薬と思って欲しいわ。

食事中に飲む処方もある位ですからね。

 

数日後・・・

堪り兼ねて、

「食直後なのよね」と呟いてみました。

効果があったような、無かったような?

多分、その日の勤務者の資質なんだと思う。

忙しさ、よりも。

 

いつまで点滴がありますかと訊くと、

明日まで、と。

諦めて寝ていたら、また点滴が落ち切っていて、慌ててナースコール

 

これで終わりだから良いんです。

よく寝てたから放置していました、と。

はあ・・・

まあ、抜針されて、やっと肘が曲げられるようになり、やれやれと安堵したくちこでした

 

閑話休題。

そう言えば、孫王子がね、

音声メッセージで、

どうだ?

大丈夫か?等々、沢山訊いてきてました。

心配の嵐だったみたいです。

何か、感じるものがあったのかしら?

 

   

 

パフェは自分で作ったらしいです。

退院したら、毎日、電話してきています。

くちこは、貴重な遊び相手なんですわ。。。

あまりに殺伐とした内容なので、王子の写真でもと載せてみました。

 

 


入院二日目は、内視鏡的逆行性膵胆管造影検査(ERCP)による乳頭バルーン拡張術(EPBD)

2021年04月27日 04時52分31秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

まるで、学術論文的なタイトルとなりましたが、

誰か同じ処置を受ける人が調べた時にキーワードでヒットするように、敢えて入れてみました。

 

入院説明時の貰った紙です、検査後一日目までしかないのが、ちょっと不思議でしたが、

まあ、やってみないと解らないことだからなあと思っていました。

 

 

前日の夕食後から絶食、お茶、水は22時まで。

朝9時頃に点滴とのこと。

 

が、先ず、検査衣として着用する為に事前に申し込んでおいた病衣が来ない

ボタンもアウトなので、自前では無理なのに。

9:40、点滴NSが参上。

病衣が無いことを使えると、あら・・・と、取りに戻り、それから更衣。

お姉さん看護師とヒヨコお兄さん看護師が見ている前で、ね

 

くちこの血管は、元気だったら、ほぼ失敗されない血管で、レベル的には中の下。

が、絶食と脱水の影響か、次々に失敗・・・

結局、くちこが、肘関節の内側でも良いよ、曲げないように気を付けるから大丈夫、と言ったのでした。

この時の言葉、後から後悔しました・・・

右肘が曲げられない生活が三日間、どんだけ不便だったか。

でもね、

これでやっと、絶食による低血糖は回避できたと一人安堵したくちこでした。

※くちこ以外、誰も気にしていないみたいでしたが。

 

が、

待てど暮らせど、検査に呼ばれない。

訊いてみると、便宜上、パスには九時と印刷されているだけで、何時になるか分からないとのこと。

次に来た人に訊いたら、四番目だから、確実に午後ですね、と。

呼ばれたのは午後三時でした

ちなみに、帰室したのは五時

 

麻酔下での検査なので、痛みに対しての不安は無かったけれど、

無事、膵管と空腸吻合部の狭窄が見つかるかしらと、それはかなり心配していました。

 

内視鏡室では、検査台にはうつ伏せで寝て、顔だけ右を向けます。

口にバイトブロックを咥えた後に麻酔に入り、意識喪失

が、

が、

が、

人生最大の激痛で突然覚醒しました

あまりの激痛に、

人生最大暴れまくりました

痛みから逃げようとして強引に起き上がろうとし、

それを三人位に抑えられ、

それでも抵抗して、痛いっと叫んでいました。

顔の周りが血だらけになっていたような

 

とにかく、

ちょっと頑張って、我慢してと言われ続け、

でも、

理性で我慢できるレベルじゃない

 

経鼻膵管ドレナージチューブを留置するにあたり、

膵管から出してきたチューブが、上手く鼻から出せなかったらしい・・・

鼻からガイドワイヤーを入れて、チューブを引っかけて誘導しようとしていたが、鼻が通っていなかったとか

まあ、これは、後日、見学していたヒヨコ医師から聞いた話で、

当時は、誰からも説明は無かったです

 

人の痛みの感受性ね、

喉の奥とか、鼻の奥は脳に近いから極めて鋭敏らしい。

首から上の痛みって辛いもんだなあと前から思ってはいましたが。

 

そして、

普通の人は、こうならず、すんなりチューブを鼻から出せて、痛みも無いそうです。

ああ、可哀そうなくちこ

せめて、

麻酔を追加して欲しかったわ。。。

医師達にとっては、もう最後だし、ほんの一分位のことだから、追加なんてしないでしょうが。

くちこは、あの激痛、生涯忘れられないと思います

 

それでもね、膵管の開口部(くちこは膵切除しているので、空腸と膵管の吻合部となるのですが)、

6人の医師が?

探しまくり、

何度も諦めかけ、

それでも粘り、目出度く見つけてくれていました

超小さくて、

針の先で突いた程のピンホールだったそうです。

腸管内は襞もあるし、そこに隠れるとね、至難だっただろうな、と。

そう思うと、文句は言えないのですが。。。

そして、しっかり、バルーンを膨らませて拡張してくれていました。

6-7㎜位まで一旦は拡張できたみたいです。

メデタシ

 

ただ、膵尾部はよく写らなくて、何故、膵尾部だけが拡張していないのかは謎のままでした。

まあ、

愛しの外科医長は、膵管が膵尾部で曲がっているからだろうと言っていましたが・・・

 

 

 

想定外の痛みに茫然としつつストレッチャーにて帰室。

二時間の絶対安静を指示されたのでした。

とにかく、喉と鼻が痛いと伝え続け、痛み止めも希望したのですが、とうとう貰えなかったです。

訊いておきますとか、

伝えておきますとか、で終わり。

痛み止めの大きな錠剤を飲む方が痛いですよ、とかね。

 

くちこの勝手な妄想・・・

夜勤帯に入っているし、

医師に報告したり、指示を貰ったり、処方を受け取ったり、手間、だよね。

痛み止めのせいで、膵炎の併発を見落とすことになる可能性もあるし、ね。

※この処置による膵炎の併発率は2-9%だそうです。

 その膵炎の重症化は0.3-0.6%。

 

何人もの医師や看護師が出入りし、

痛い所はあるか?と訊かれたら、いつも、喉がかなり痛いと答えましたが、

じゃあ、と、

ライトを持って、喉や鼻の中を見てくれたのは、たった一人でした(夜勤看護師)

喉に傷が入っているし、

鼻が切れていたそうです

 

彼女の説明と、後日のヒヨコ医師の解説が無かったら、

くちこは、なんの激痛だったのか知る由も無かったんです。

普通の人は、すんなりチューブが通るそうなので、痛み止めの指示なんて事前には出ていないのかしらね。

 

さて、

絶対安静で寝ていて、自分の点滴を見るんだけど、眼鏡を外した0.1の視力では、ぼんやりとしか見えない。

が、

抗生剤の点滴は既に落ち切っているような気がする

でも、後ろにメインの点滴の袋が見えているし、

抗生剤は三方活栓で横から入れているだけだから、空でも大丈夫だよなあ・・・と思いつつ、

誰も来ないし、ちょっと不安になり、足で点滴チューブを蹴ってみたら、

メインの大きな点滴はぶら下がっているだけで繋がってはいなかった

結構前から落ち切ったままなの

 

そこに、主治医の三角定規医師が登場。

※最初に書き始めた三角定規みたいなのは、肝臓のことだった…彼。

 

 

点滴が無いと報告すると、

じっと見て、

「これにはスピードがありますからねえ・・・」で終わり。(ほぼ意味不明)

自分で繋ぐでもなく、NSを呼ぶでもない。

ただ、難航したものの、無事拡張できたこと、

木曜日も再度、内視鏡的膵管ステント留置術をする予定であることを伝えて去っていきました。

 

くちこは、終わった気満々のアホだったんです

マジでアホ

拡張が成功した時点で、ステントが必要と判断されたら、そのままステントも同時に留置されると思っていたのでした。

全くの理解不足

ただね、

三角定規医師から、このように二回に分けてする流れなんて一言も聞いていなかったんです

寡黙な人なので。

 

さて、

何故、くちこは、点滴が既に空なのにナースコールボタンを押してナースを呼ばないのか

この写真を敢えて再掲します。

ベッドとナースコールの位置関係をよく見てください。

 

ナースコールは、手の届かないところに括りつけられていたの。

で、くちこは二時間、絶対安静だったの。

サメ氏でも付き添いで居れば良かったんだけどねえ。

 

ベッドすぐ横にあったサイドテーブルは、ストレッチャーからベッドにくちこを移す時にはるか遠くに片付けられたままで、

そこに眼鏡があったので、とにかく、あれこれよく見えない・・・

 

くちこは、軽く起あがり、

ずり上がり、

体をよじり、(ヤバイとは思いつつ、必要に迫られて)

やっとナースコールを。

しばらくして登場。

無造作に繋ごうとするので、

かなり前から空だったみたいですが、と、くちこ。

それでもそのまま繋いで去っていかれたのでした、無言で。

 

サイドテーブルをベッド横に戻してもらい、

くちこは、一晩中、眼鏡を掛けて寝ていました。

自分で、点滴管理するために?

でもね、

後少しになってナースコールしても、結局、なかなか来ないから、やっぱり空になってしまう

一応、落下速度を絞ってはみたのですが。(ナースコールの時点で)

右手は曲げないように気を付けているけど、穿刺部が漏れていないか、肘を曲げてしまって落下が悪くなっていないか、

時々、観察していました(くちこが)

 

検査後二時間は絶対安静です。

トイレに行きたくなったら、ナースコールを押してください。

検査二時間後、異常が無ければトイレに行くことができますが、初回は看護師が付き添います。

ナースコールを押してください。

 

と、渡された計画書にあったのですが・・・

二時間我慢してナースコールを押しても、誰も来ない。

15分、待ちました。

トイレも限界に近いし・・・

自分で膵液のチューブと袋を点滴台に移し、

一人でトイレに行きました。

 

それから40分位だったか?

明るい声で、二時間後の検査結果が良かったのか?

もう、トイレに行って良いですよおっと言われたのでした。

「はい」と答えておきました。

 

電子カルテってね、

ある種、

ミッションとミッションクリアを繰り返す作業なんです。

指示を実施で潰していく作業。(もぐら叩き的?)

潰し終わることが、自分の勤務の終了を意味するってイメージかしら?

 

色んな書類もpass化されている。

日付とか名前だけ入力。

ただ、内容は当然画一的で、個々には対応していない。

 

深刻な医師不足や、看護師不足、

それに加えてコロナ禍・・・

 

そんな中でも医療を安全に成立させるための叡智が詰まった電子カルテ、なんです。

電子カルテ化されて十年以上かしら。

これに慣れることは、本当に安全なのか・・・

医療の本質とは・・・

看護の本質とは・・・

 

時々、血を飲み込みながら、

あれこれ、もの想う夜だったのでした。

 

この記事、載せるかどうか迷いました。

消すかもしれません。

 

くちこの書き方っていつも辛口だし、

文句タラタラは常ですが、

 

これね、

単に悪口だとか、責めたいとかじゃ無いんです。

 

基本的に、病棟スタッフを引き受けてくれるなんて、

とても有難いことだと常々思っていますから。

忙しいことも多々。

疲れる日々も多々。

帰れない日、

眠れない日、

命と対峙する怖さ、

それらを引き受けてくれる有難い人達と、思っています

 

ただ、

これからの医療現場、どうなるのかなあ、と。

 

参考までに、8年前に手術を受けた時の所感を載せておきます。

 

 

OGPイメージ

「心を載せる」こと - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

くちこが病棟現役時代、どんどん下がる看護レベルに危機感を持ち、凸凹の凹の嵩上げを急務と心得え、徹底的にマニュアル化し、新人には習熟度リストま...

「心を載せる」こと - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

 

 

なんかね、

退院したら、ずっと個室で暮らしていたからか、

体力低下が甚だしく、ヘロヘロと暮らしています

 

 

 


本日、無事、元気に退院しました!

2021年04月25日 15時46分09秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

くちこの性格上、皆さんには、たっぷりご心配をお掛けしたので、

経緯、結末のみ、先んじて簡潔にご報告しておきます

沢山の方にご心配いただきましたが、各々の方にお礼を申し上げられませんので、此処でのご挨拶とさせて貰います

 

ご心配、応援、ありがとうございました

田舎のしがない婆さんなのに。

皆さんからのコメントを再読しつつ入院生活を心温かく過ごさせて貰いました

感謝です

 

思う事、

感じた事は多々でした。

どこまでそれを此処に書いてよいものか・・・と思案しているところです。

 

とにかく、

無事、8年前切除された膵管が空腸に縫合され、その後狭窄してしまった開口部は、どうにか見つけることができ

バルーン治療により広げることに成功し

その三日後、再度、内視鏡操作にて、狭窄部位にステント(網状ストロー型の管)を留置できました

膵管をいじったことに起因する膵炎も起こすことなく、

入院8日後の本日、無事、退院の運びとなりました

 

しかも、組織検査の結果、悪性所見は出なかったんです

わあい

 

かいつまむと、以上です。

が、

くちこですし、

此処が備忘録ですし、

今後、つらつらと此処に記録と感慨を残す予定です。

悪しからず。

 

はい、

写真集。

入退院の時だけ、家族が入れるんです。

後は、面会禁止です。

 

待機した病棟ホールにて

 

   

 

で、

くちこは、我儘なので、貧乏にも関わらず個室を希望しました。

8年前は一日5000円だったのに、7700円に値上がりしていました

 

   

 

 

   

 

前回入院した一か月半は、このグリーンのソファーを変形させて毎晩サメ氏が並んで寝ていましたが、今回は、一人です

窓からの風景。

あ、勿論、トイレもあります。

トイレも洗面所もセンサーで自動です。

まあさ、

ビジネスホテルに泊まったってことに。

 

   

 

愛しの外科医長へのお土産は↓

 

      

 

でも、今回渡す内容は、結構、治験や創薬についての現状が詳しく論じて?あったので、先に、元同僚に渡し、彼に回すように言っておきました。

 

食事ね、

今更、びっくり

 

   

 

脂肪制限食・・・ねえ。

くちこって、好き放題食べてたけど、ね。

だから、膵管拡張が甚だしかったのかしら、1.5㎝なんて聞いたこと無いわ。。。

そして、此処では、誰一人、くちこの糖尿病のことは気にしていない感じでした。

 

たまに低血糖になるし、絶食だと、それがちょっと心配、

下がり始めたら早いのでと言うと、

「低血糖になったら教えてください」と言われました。

そして、

一度も血糖値を測ること無く、目出度く?退院したのでした。

 

初日(日曜日)、

やったことは、身長と体重測定だけ。

面会も無いし、

部屋に設備されているブルーレイプレーヤーで、ドラマ三昧に暮らしたのでした

 

ちなみに、8日間の入院中に、DVD30枚以上視聴しました。

個室は、テレビ、冷蔵庫、ブルーレイプレーヤー等々は料金内なのでね。

しかも、イヤホンの必要も無いし、

iPhoneで好きな音楽やラジオを楽しんだり、

まあ、自由に暮らしていました

 

8日間の入院費ね、

先んじて限度額適用認定証の手続きをして提出していたのもありで、

125180円。

その内、個室料が61600円。。。

まあ、

生命保険の入院保障で賄える範囲だから良しとします。

その為に生命保険に入っていたのですから。

 

以上、取り急ぎ報告とお礼まで。

 

くちこ拝。

 


日曜日に入院します。

2021年04月16日 14時49分40秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

ホントはね。

全て忘れてしまいたい

現実逃避

ま、ドラマ観てますけど。

 

とにかく怒涛の日々でした

月曜日、造影CT

火曜日、彼は、くちこ症例のカンファレンス、くちこは美容院でカットとカラー(意外に冷静でしょ?)

水曜日、造影MRI (此処までが前回の記事です)

木曜日、超音波内視鏡

金曜日、今日は家の雑事に追われています(と言いつつ、ドラマもしっかり視聴)

土曜日、明日は入院準備をします。

日曜日、入院します。

月曜日、内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)と小腸内視鏡をする予定です。

 

失敗すれば、とっとと退院

成功すれば、一週間

膵炎等を併発すれば更に延長って感じです。

 

さて、

昨日の超音波内視鏡ね。

予定の朝9時から順調に検査できて、20分位で終わったらしい・・・

※くちこは鎮静下で眠ってましたから、後から微妙に喉が痛くなったくらいです。

ただ、

検査した医師が緊急処置に入ったとかで、ずっと説明を待たされ

ついには、昼ご飯を食べて来いと言われ、

タリーズでお一人様でパスタを食べていたら、

元同僚が来てくれました

そこまで深刻じゃ無いような、と。

同僚と話していたら、

そこにまた、ひょっこり、愛しの外科医長が登場

くちこって、フェロモンが

くちこを見る表情が、ずっと明るくなってました

彼的には、前日のMRIで、悪性は否定できないものの、ちょっと明るい材料になった様子

い「消化器内科で説明を聞いたら帰って良いからね」

※前は、何かあったら院内に居るから寄ってねと言っていたのにね。

い「くちこさん、未だ、食べてるの?」

 みんなが話掛けるから、食べられなかったんだよ・・・

案外、既に、先ほどの内視鏡の画像も電子カルテで診ていたのかも❓

昼過ぎに内視鏡室に戻っても、未だ担当医師は緊急処置に時間が掛かりそう、と

ひたすら待っていたら、別の医師に呼ばれました

一緒に検査した医師かも?

 

決して悪口では無いのですが・・・

絵と字が・・・

 

 

図、上のホースみたいなのは、小腸を進む、小腸カメラの説明。

ちょっとずつ、尺取り虫の様に進みます、と。

 

ET的に指をツンツン突き合わせたみたいな絵は、

狭窄した膵管開口部をバルーンで広げる説明(ステント留置するかは、その場の判断)

要するに膵臓と空腸の吻合部?

 

あの三角定規みたいなのは、ナント、肝臓だって

後ろの一反木綿みたいなのは、膵臓の前面にある胃だそうで。

三角定規から繋がっているのが空腸、その続きが膵臓・・・・

と言ったと思う・・・多分

 

下のコッペパンは、これまたナント、膵管の断面

ホントは凄く細い、と言っても、くちこは拡張しているから1.5~1.6cmあるんだけど。

膵管の内腔の一部が肥厚しているのが、悪性所見と似ている、と

一部、表面がざらついているのも、更に悪性所見に似ている、と

ただ、その点を除けば、良性に見えるし、単に、縫合部の狭窄が理由の膵管拡張にも思われる、とのことでした。

線で引っ張って、上に書いているのも膵管の断面で、彼的には、ざらついた表面を描いていた、筈。。。

 

まあ、

悪性(IPMN)は否定できないけれど、良性の可能性の方が高い。

※IPMN自体も、浸潤するまでは、顔つきは良い。

ただし、

更に精査しないと悪性所見を否定することはできないのと、

どちらにしろ、狭窄部を拡張する必要があるので、日曜日に入院となりました。

検査と治療目的。

 

さらりとさ、

愛しの外科医長の自慢

彼が八年前に、くちサメの前で説明しながらフリーハンドで書いてくれた絵です↓

この時が初対面でした

 

 

まあ、オペの説明ですから、丁寧で当たり前ではあるんだけど、彼、上手

とても鷹揚な人柄ながら、どこか几帳面なのかしらね。

 

とにかく、

月曜日のERCPは、

某大学病院消化器内科のトップが来院され、

くちこの検査をしてくれるらしいです。

中四国1,2の腕前、との話でした

有難いわ

 

サメ氏は、ショックのあまりに

頭頂部から顔に掛けて帯状疱疹になり、瞼も腫れて目に入りそうで、

皮膚科と眼科に通院中で凄い顔になっています

サメ「死ぬ5分前には言ってね、絶対、先に死ぬから!」が口癖になりました。

不憫でねえ

コロナ禍で、面会禁止だしね。

 

子供達にも心配ばかり掛ける母親で申し訳ないなあ・・・と。

一人っ子な上に離婚までした母親ですから。

 

まあ、

やってみないと解らないし、

解からないことをずっと取沙汰しても栓無き事。

結構、雑事に追われています

 

また、

いつか・・・

此処に報告します。

 

去年、ルイガンスホテルから持ち帰って良かったわ。

すっかり忘れていたのが出てきました。

 

 

入院生活のピッタリ

 

以下は、くちこの覚書、スルーしてね。

 

ERCPとは、

内視鏡(カメラ)を口から入れて食道・胃を通り、十二指腸まで進め、

胆管や膵管に直接細いカテーテル(チューブ)を挿入し造影剤を注入してレントゲン写真を撮影することで、

胆道及び膵管の異常を詳しく調べる検査。

エコーやCT・MRIなどでもこれらの管に関する情報を得ることはできるが、

直接的に検査ができ、必要により病気の部分から組織を採取して病理検査をすることができる。

ERCPがこの領域の最終的な精密検査法として位置付けられている。

 

胆管や膵管に狭窄がある場合、プラスティックやステントを胆管や膵管に挿入して、

消化液(胆汁、膵液)の流れを回復させることができます。

胆管や膵管に狭窄ができると消化液の流れがよどみ、

胆管や膵管の感染症は敗血症に移行しやすく重症になりやすいが、

ステント治療が行えるようになったことで重症例が減少。

 

バルーン内視鏡を用いたERCPは消化器の内視鏡検査・治療のなかでも、高い技術が要求される検査・治療であり、

まだ限られた施設でしか行われていない新しい検査・治療です。

全国的にも症例数は限られいる。

 

じゃ

 


新しい癌?

2021年04月14日 20時09分07秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

4/12 月曜日以来、くちこがどんなに辛かったか・・・

そう、

まさに、

「金曜日の激震」がもう一度再現されたんです

 

 

金曜日の激震 - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

先ず職員検診で引っかかりました・・・3.15精査目的のCTで上腹部の腫瘍6.5cmが見つかりました。消化器医長は、しばらく、くちこの前で言葉...

金曜日の激震 - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

 

両親揃って胃癌でした。

59歳と64歳で他界しました。

身内は高血圧と癌だらけ、父方も母方もね。

覚悟とか、予感とかは持っていました。

癌になること。

元気になれないこと。

長生きしないこと。

でもさ、

八年後とは・・・

同じ膵臓なのに別の癌とは・・・ね。

人生って、ホント、侮れないわ。

特に、くちこの場合はね。

 

此処でお断りしておきます。

くちこは、此処を病気についての備忘録の場所としているし、

同病者の参考資料にもなっているので、結構、専門的内容が入ります。

一般の方は、スルーしてくださいね。

 

月曜日、年に一度の画像検査で造影CTを受けて、

消化器外科の愛しの外科医長の診察室へ。

そう、一年振りに。

八年前の膵頭十二指腸切除術を受けた頃は半年に一回の画像検査でした。

何かあれば、もっと頻回でしたが、

基本、5年過ぎてからは年に一度だったんです。

※二年前に、怒涛の糖尿病になった時はそれどころではなかったのですが。

 

 

急遽前倒したMRI - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

4/8PDオペ後6年でCTを撮ったところ、「主膵管の拡張が著明に悪い」と本来1,2mmであるべき主膵管がオペ後はじわりと拡張して3,4mmに...

急遽前倒したMRI - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

 

 

 

診察室に入ると、愛しの外科医長(以下、い)の顔が暗い。

先生に何かあったのかな?

先生何か辛いのかな?

今考えたら、能天気なくちこです。

何かあったのは、くちこでした

い「くちこさん、元気だった?」

考えてみたら、今までそう訊かれたこと無いわ。。。

元気で無いことを示唆する画像だったのでした。

 

本来、膵臓の主膵管って1~2ミリ程度。

くちこは、8年前の4/11にPD(膵臓十二指腸切除術)を受けてからは3ミリから5ミリ位でした。

膵管の拡張は増悪したり、やや改善したり・・・

膵管の縫合部の狭窄が原因だろう、と。

オペ中に、膵管の縫合、相当苦労したそうなので。

オペ後の合併症として膵液瘻を起こして入院も伸びているしね。

 

とにかく、

この前々から拡張気味だった主膵管が、14.4㎜に、ド拡張していたのでした。

尾部の細い所でも5㎜。

膵臓(すいぞう)の仕組みと働き | がん治療に免疫の力をプラス、がん免疫療法情報ガイド

すい臓(膵臓)とは胃の裏側に存在し、大きさは長さが約15~20センチ、幅が約2-3センチ大で重さは80~120グラムと、消化器臓器の中では比較的小さな臓器です。

膵臓の機能としては消化液を分泌したり、インスリンなどのホルモンを分泌したりします。

 

このさ、明太子程度の物体の管が、14.4㎜だとね・・

管だけが写っているのに、丸ごと膵臓と見紛いそうに

上の画像は、2019/6   激烈に糖尿病を発症した時(この時の膵管は太くなっていたんです、それでも6.7㎜)

下の画像は、4/12 月曜日の物(膵管は14.4㎜)

 

   

愕然としました

ナンダコレ・・・

彼は、何度も口ごもり、言葉を飲み込み、沈黙してしまう。

くちこは、彼が敢えて沈黙した言葉を自分で補い、確認する。

その言葉は・・・

悪性、

癌、

膵全摘、etc

 

ただ、部分的に太くて、全体的に太くなっていないのが妙なので、

膵管縫合部の狭窄によるものにも見える、と。

ただ、近くのリンパ節がちょっと大きい、とも。

 

8年前に発症した膵神経内分泌腫瘍とは無関係の癌とのことでした。

IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)

膵臓癌の一種だけど、メジャーな膵臓癌よりも顔つきは最初大人しい。

粘い粘液が分泌されてできる嚢胞的腫瘍(中身は粘液)それで、膵液の流れが悪くなり膵管が拡張する。

浸潤すれば、普通の膵臓癌と同じ顔つきになる。

くちこは、既に膵切除しているの、全摘しか方法が無い。

治療法は、手術しかない。

10㎜を越したら手術が適応・・・等々。

くちこが時々痛くなる心窩部、それは、ジャスト拡張した膵管の位置だったのでした。

 

い「食事は、あっさりしたもので、控え目に食べてね、

  それで、改善する可能性もあるからね。

  とにかく、未だ、この画像だけでは確定できないよ。」

 

くちこが検査後に食事をしていなかったら、超音波内視鏡をそのまま受けられたのですが、

まさか、そんなこととは知らずに、食べてしまっていたので出来ず、

それは、明日します(木曜日)

 

今日(水曜日)は、MRI  MRCP を受けました。

残念ながら、それでも病名は確定できず、です

 

昨日(火曜日)は、彼は、消化器のカンファレンスに、くちこの症例を掛けてくれたそうで、

院内の消化器内科、外科の医師達があれこれ過去画像を含めて考えてくれたらしいです。

 

今日は診察中に内視鏡室に電話して、カメラ中だと看護師に言われたら、

ちょっと歩いて頼みに行ってくるよ、強引に明日にしてもらうんだ、と診察室を出ていく彼。

てね、

彼の外来日は月曜日だけ。

今日は、無理してMRIを入れてくれて、

予備みたいな診察室で、くちこだけの外来をしてくれたんです。

 

10分位したら内視鏡室から帰ってきて、

くちこの肩を叩きながら、

「くちこさん、なかなかカメラが終わらなくてね、未だ頼めていないんだよ。

 待たせてごめんね、もうちょっと待ってね」と、また内視鏡室に戻っていったのでした。

そして、また10分位して?頼んできたよ、と。

結局、診察は、一時間位になりました

 

実は、朝九時からは糖尿外来でした。

 

 

糖医より、彼が上級医だからか、どうか・・・

とても、腰が引けていて、

まあ、あの画像を見たらね

これといったコメントも無く、

膵全摘の予後を訊いたら、

訊く相手を間違っています、と。

後で、彼にチクったら、

冷たいなあ・・・と。

HbA1cは6.2と横ばいだし、

彼が、膵管の状態によっては改善の余地があるし、

6.2では治療不要と判断しているので、いつもの消化剤(リパクレオン)等々の処方をしただけで、

糖尿病外来は早々に終わったのですが、

その後にMRIや、彼の診察で、一日仕事になり、すっかり疲れた彼とくちこでした

 

長くなったので、心情、詳細、

書きたいことは多々ですが、後日とします。

明日も検査だしね。

 

そう、未だ、病名は確定できていないんです。

 

 


膵頭十二指腸切除術オペ後7年の診察

2020年03月30日 16時04分40秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

お久しぶりで愛しの外科医長

ああ・・・もう7年なんだ。

と言っても、オペは4/13だったので、もうちょっとあるけどね。

くちこが、船旅に行く予定を入れて勝手に前倒したのでした。

※勿論、中止ですが。

 

愛しの外科医長、以下、い。

可愛いくちこ、以下、く。

 

い「くちこさーん

く「はい、トルコ土産、スイカのガムってトルコ的なんだよ

い「くちこさん、何にも異常無いよ」

く「7年目で転移した人を二人知っているから、ちょっとドキドキだったよ。」

 

去年8月の造影CTは、読影医による読影が付いてないままでした

く「もう、このまま放置されるよね」

い「うーん、でも、異常無いからね、僕が診ても」

こんな会話から、いつも、ちょっとした院内事情や、愚痴を聞くことに・・・

彼の不満を聞いてもさ、

くちこは、この世界から足を洗って長いのでね、何と言っていいやら

く「時代だよ」

温和な彼、くちこにこぼしても、当人達には???

 

く「膵管、何ミリ?」

い「5ミリだね」

く「これ以上細くは戻らないかしら?」

い「・・・・」

 

まあね、

去年の6/17  約8㎜

   8/19 約6㎜

「残膵の主膵管拡張が憎悪しています。原因となりそうな異常は特定困難」

「肝内胆管拡張も憎悪傾向を疑います。原因となりそうな異常は特定困難」

だったことを思えば、改善しているのだけど

※通常、1-3mmで、くちこはオペ後3㎜だった。

 

い「くちこさんの膵臓の中にできた仮性膵嚢胞が、膵管を圧迫して、それで膵液の流れが悪くなって拡張したんだと思うよ。

  今は、その膵嚢胞も小さくなっているから、膵管も細くなったんだろうなあ」

 

く「膵嚢胞って消えないかしら?」

い「・・・・」

あれって、仮性膵嚢胞だったのか・・・以下抜粋↓

仮性嚢胞は膵炎や外傷により膵管が破綻し、膵液や壊死物質が貯留して形成される。

慢性膵炎の急性増悪に続発する仮性嚢胞は、急性仮性嚢胞に含められることが多い。

 

で、くちこは、いつ、慢性膵炎に???

帰宅してから調べたのでね、未だによく解らず・・・

 

とにかく、そんなこんなが起因となって、突如激烈に糖尿病が発症したと言うのが、彼の考えたストーリーな訳です。

で、今は、膵管もかなり戻り、仮性嚢胞も縮小しているから、糖尿病は大丈夫ってことらしい。(彼の説)

 

↓造影CTの結果は、転移無し!

膵臓は、やや大きいけれど、膵管が太いことを相殺すると、実質では、普通だろう、とも。

今回も、脂肪肝は無し。

い「どこを測っても脂肪肝的数値は出ないね」

く「脂肪肝が治るとは思わなかったよ」

この件については、学会でも取沙汰されているらしい・・・

 

↓血液検査も異常無し、HbA1cも、先月のトルコ帰りは6.0 でしたが、5.8に戻っていました

 

糖尿病激烈発症の前の月には、既に、肝機能、腎機能が悪くなっていましたが、今ではすっかり正常に

ああ、神様、仏様、ありがとう

 

い「一年後に、また造影CTをしようね。

  糖尿病がまた急に悪くなった時も検査しようね。

  で、十年後、卒業ってことに

  でさ、

  あちこち旅行に行ったらダメだよ。」

 

く「はーい、

  先生、一年間会えないけど元気でね

 

とまあ、目出度く、オペ後7年をクリアしたのでした

そして、後3年、クリアしたいなあ、卒業

 

で、メデタイのは確かなんだけど・・・

気分不良、しかも、どんどんと悪化

院内で診察前に食べた遅い朝食がいけなかったかしら?

ロイヤルミルクティーと、ツナチェダーウォルナッツ・・・確かに、このチーズの匂いが鼻についたなあ。(勿論、完食!)

   

 

でも、よおく考えて、調べたら、造影剤の副作用だわ。

今まで、一度も副作用出なかったのにね、

考えられるのは、朝食後にフォシーガ錠を服用したから???

今度、訊いてみよう。

 

とにかく、外来が少ないのか、全て予約時間より早く済んで、

十時半が診察予約でしたが、十時半には、支払いも済ませて帰宅中でした。

支払い・・・10640円

造影CTやっているし、血液検査も迅速で診察時には結果が全て出揃っていたしね、腫瘍マーカー、点数高いし。

生きる、生き残る作業って、あれこれ大変だなあ・・・と実感したくちこでした

 

お祝いに外食したいところですが、自粛して、ステーキを奮発して購入

家で、お祝い予定です。

写真はまた、追加で載せますね。

 

取り敢えず、通常のくちこ家の食卓でも載せておきます。

 

↓フキノトウと野三つ葉とコシアブラ(山菜)とサメ山椎茸を素揚げにしてトッピングした春のお茶漬け。

 ※だし醤油と、市販のお茶漬けの素も少し足しました。

 

庭の春菊とサメ胡桃の和え物、わらび、肉じゃが、自家製ハリハリ大根・・・

 

さあさ、次は、豪華なステーキです

まあ、肉は奮発しましたが、後は、ほぼ自家製・・・

 

付け合わせだけをドーンと大皿へ、白葱とサメ椎茸のオリーブオイル焼き

   

 

フルーツヨーグルトは必須アイテム、今マイブームの沙棘、自家製ジャムと自家製ヨーグルト等々、チアシードも必ず。

 

   

 

ワインと、クラムチャウダースープも

   

 

はい、おめでとう!

 

   

 

人生は無常、常など無い。

勿論承知!

 

生きる事は楽じゃない。

人生は苦なり、承知、承知!

 

でもね、

過去は過去。

先の事は、先の事。

今に感謝! by くちこ

 

コロナもね、

頑張るしかない、よね!

生きる事は、生き残ること、

ただただ、生き残り続けること、だから。

 

 


2019 しま友忘年会 in 福岡

2019年12月17日 09時10分22秒 | 膵神経内分泌腫瘍 p...

しま友 → しまうま友達

しまうまね・・・

蹄の音を聞いたら、まず馬を考える、の、だけれど、

99%馬だけれど、100%ではない。

しまうまかもしれないよ、の、しまうま。

 

以下、タラタラ書いていますが、文責は負いません

 

くちこが6年8か月前に罹った、膵神経内分泌腫瘍と言う癌。

当時、十万人に一人と言われていた希少癌です。

くちこと同じ癌の人達、殆どの人が違う病名を付けられてしまってました。

画像で腫瘍が写っていても、

症状があっても、

知識や経験が無い医師に当たると、間違った病名、治療で何年も引っ張られてしまう

命が掛かっているのにね

くちこ達が、しまうま、だったから。

だから、しま友。

 

結局のところ、

自分の目、手、足、知恵、何でも使って、

自力で正しい病名、治療をGETするべきなんだなあと、いつも痛感します。

だって、5年も全く違う病名で引っ張られたとか珍しい話では無いので。

 

そんなことを考えると、ある医師が言っていた、

「希少癌は、数か所の拠点病院に絞って、そこで治療するべきだ」は正しいのかな、と。

よく知らない医師が、的外れは治療で放置する例があまりに多いような

今回の自己紹介の話を聞いていて、またもそう思ったくちこです。

 

さて、

しま友忘年会 in 福岡。

時間通りに12人集合しましたよ

 

   

 

サラマンジェ池田  博多駅から徒歩10分位のフランス料理のお店です。

自己紹介しつつ、おフランスに舌鼓を・・・

 

   

 

   

 

出席者12人中、3人が遺族の方、9人が患者本人でした。

今回は、未だ術後一年未満、一年前後の人が多くてびっくり。

小腸原発1名、直腸原発1名、残り7名は膵臓でした。(くちこも)

 

そして、福岡での会だからでもあるのでしょうが、

神経内分泌腫瘍を診る医師では第一人者の一人である伊藤鉄英先生が主治医の人がなんと7人も。

※此処で勤務されている先生です。

https://f-sanno.kouhoukai.or.jp/infor/doctor/hepato_biliary_pancreatic_medicine/928

歯に衣着せぬを十段階レベルアップした個性の先生って感じ、くちこ的には。

 

そして、アフィニトール(一般名 エベロリムス)と言う抗がん剤(分子標的薬)を使っている人が多いのにも驚き

使用中、使用済み合わせて、聞いただけで5人

伊藤先生が治験やっていたから

ざっくり、5mg  1錠 1万円?(殆どの人が一日2錠)

まあ、保険と高額医療とで・・・最終的に月額、おいくら万円

くちこも、糖尿病になって医療費高騰したけど、文句は言えんわ。。。

 

それよりも、副作用の口内炎

これがねえ・・・

毎日の痛みに萎えるし、食べられないと人生の喜びが激減だよねえ。

10㎎から5㎎に減量、休薬期間の延長、

効果との睨み合いかな。

物事は全て天秤だから by くちこ

 

5人の内2人は、転移は無いけれど、予防的投与として服薬した、若しくは服薬中とのこと。

だとすれば、同じ膵NETでG2のくちこも該当するのだけど、

くちこは、愛しの外科医長からの御注進を二度もお断りしたのでした。

勧められたのがアフィニトールでは無かったような気もするんだけど・・・

 

何事も、天秤、だよね。

くちこの天秤において、予防的抗がん剤は選択外に針が動いたと言う事。

予防効果よりも、副作用と支出を避けたかったから。

勿論、それで転移のリスクが上がることは背中に背負う覚悟で。

今回は、転移していない人が7人中4人もいて、それもビックリ

未だ、経過の短い人が多いからかしら

 

ある人は、アフィニトールの服用について、

体に異物が入る感じと言っていました。

本来、無い筈の物が体にある違和感・・・そして、辞めたら、それらは一年かけて消えた、と。

例えば、髪の毛が抜けないにしても、本来の自分の髪とは違ったとか。

別の人は、

同じ癌や、合併症の痛みで毎日、定期薬で痛み止めを飲むのは同じでも、

その痛みの種類?が違う、と。

なんとも複合的で魑魅魍魎とした嫌な痛みから、

ケモフリー(抗がん剤等の治療を中止)を選択して薬が抜けると、

痛みはあるけれど、もっとシンプルでクリアな痛みだから気分が楽だ、と

 

ケモフリー、

自分から医師に申し出て選択して良かった、と。

今のこの体を存分に楽しむそうです

そして、そんな選択肢があることも、しま友の会から学ぶことができて良かったとのことでした。

そして、この人は、ケモフリーになったら糖尿病が改善して、自前のインシュリンが出るようになったそうです。

そんなこともあるんだなあ。。。

膵臓を切除したら、大なり小なり、糖尿病とは常に背中合わせなんだなあ、とも。

抗がん剤やめて、食欲が改善したら糖尿病に傾いたって話も。

 

実際、転移はしていないし、抗がん剤も未使用だけれど、

膵性糖尿病になって、ほぼ膵臓の機能が無くなり、インシュリンでコントロールされている人も。

そして、それでもって、バリバリ働いて、美味しく食べて凄く元気なしま友さん。

勇気貰えるなあ・・・と。

 

去年に十月末に、京都でのしま友食事会にも参加したのですが、

その時の感想をブログで再読してみると・・・

 

しま友さん達の明るさ、強さ、元気さ、凄いわ

いつも嬉しくて、楽しくて、心強くて、仲間達を有り難く思うくちこです

癌でも、

転移していても、

闘病に明け暮れていても、

そのことは、その人の一部でしかないと言うこと。

食べて遊んで、働いて寝る。

その一部で闘病もしているんだなあ。。。

 

そうそう、おフランス料理の続きはこうです↓

 

   

 

   

 

ただね・・・

この4皿、くちこは食べていないんです

超ウルトラ残念ですが、帰りの新幹線の都合で。

どなたか、胃袋に入れてくださったそうなので、それはそれで良かったなあ、とも思っているのですが

 

ホテルを取ろうか迷ったのですが、

体的に、泊まるのが楽か、

その日の内に帰宅するのが楽か、悩ましい選択で、

泊まっても翌日遊ぶ元気が無いのだったら、帰ってゆっくりしようと思ったのでした。

二時間、席にいたら、メインまでは食べられると思ったのですが、予定は未定ですね。

 

深夜、サメ氏のお迎えで無事帰宅

もうさ、ウルトラ眠かったです。

でも、心は、生きる勇気の塊になっていました

 

貰ったお土産                    買ったお土産

 

   

 

これにてリュック一つで果敢に自立したくちこの旅の報告を終わります

 

追伸、

忘れてました。

これも買って仏壇に上がっています。

亡くなった両親の好物だったので、九州に行ったら必ず買うようにしています。

勿論、くちこも大好き!

 

 

子供の頃から食べていた「陣太鼓」

熊本地震で被災して製造中止になっていたのですが復活していましたよ。

良かった