しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

安易に清水の舞台から飛び降りるが、意外に用心深い。極めて自己中心的だが、意識がない部分で情が深かったりもする。

さらば、ピアノ・・・だったのですが・・・

2022年07月11日 20時44分23秒 | ピアノ

 

 

さらば、ピアノ - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

微速前進的に、ガレージの断捨離を進めています。すっきりさせるには、聖域無き構造断捨離が必要。今回処分する予定にしていた一つがこれ。くちこは、大昔、人生の一時期、...

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長く長く、くちこを精神的に、経済的に支えてくれたピアノでした。

さらば、ピアノ宣言から5年。

でもね、

もっと前から実際にはピアノから遠ざかっていました。

 

 

やりきれない思い - しろつめ・楚々・くちかずこ姫のお部屋 goo

人生は同時に二つ試せない。自分の人生の決断は自分でするべきだし。2002年秋、第20回発表会を済ませて、ピアノ教室を閉じました。20年の思い出は山のようにありま...

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ピアノ講師をしたのが20年。

ピアノ講師を辞めてから、もう20年経ったんだなあ・・・

 

困惑されている一部の方へ。

くちこは、看護師をしながらピアノ講師もしていました。

 

今や、

恥ずかしながら、物置状態。

恥知らずとも言います。

 

が、

この期に及んで、

くちこ危うし

 

来月、久しぶりに帰省する孫達。

揃って、くちこからピアノを習おうとしている

王子については、母親(くちこの娘)の希望ですが。

姫は、ピアノを習い始めているのでね。

くちこ家で、くち婆にピアノ演奏の披露もしたいらしい

先日、ピアノ用の足台も、我が家のを送りましたし。

 

問題は・・・

子供達も、孫達も、くちこが、当然弾けると思っていること

くちこの、

名誉だとか、

沽券だとか、

スーパーくち婆たる看板は如何に

 

お婆ちゃんは凄いと思われなくてはならじ

何年もろくに触っていないピアノですが、

頑張って、子犬のワルツ位、練習しようか?

否、

これ、次男が弾く方が上手いんだった。

彼は、過去ピアノコンクール入賞者なのでね。

ふうむ・・・・

で、

本日、

おもむろに、古い楽譜を引っ張り出し、

乙女の祈りを弾いてみました。

ヘタでも上手く聞こえる、筈。。。

昔だったら、

窓の景色を見ながら、鍵盤なんか見る必要もなく弾いていた曲だしね。

 

あの頃のくちこは死にました。

今のくちこは、似て非なる人間です。

乙女は・・・祈れない

 

しかも、

子供達は、ピアノも弾いていたし、

音楽好きで、耳が肥えているし・・・

だいたい、

YouTubeでさ、

いくらでも、素晴らしい演奏が気軽に聴ける今の環境。

くちこの演奏では、どうにもならん

孫姫がいつも、くちこに、テレビ電話で、ねこふんじゃったを弾くから、↓のYouTubeを送ったら

 

 

 

既にしっていました

それ以外にも、いろんなバージョンを家庭でみんなで日常的に視聴しているとのこと

 

 

 

くちこは、少し前に、小原孝のねこふんじゃったアレンジのCDサイン入りを送ってやって、お手柄気分でしたが・・・

とっくに、

子供達、

孫達、

くちこの頭上を飛び越えて先の世界へ進んでいたってことでした

てんぐくちこの鼻は、見事にへし折られたのでした

 

さて、

乙女の祈り、

練習すべきか否か。

人生とは、ままならぬものなり。

 by  くちこ

 

閑話休題。

今日は、いきいきサロンでした。

牛乳パックを使った小物入れ作りでした。

 

   

 

 

参加費無料で、わいわいと。

みなさん、80代かな?

 

ところで、

紫蘇の葉に襲われてる人必見

 

 

サラダが一瞬でなくなる「大葉ドレッシング」の作り方。大量消費できる万能青じそレシピ - macaroni

いまTwitterで話題になっている、麦ライス@シェフ/料理家(@HG7654321)さん考案の大葉ドレッシング作りに挑戦してみました。作る工程はたったの2ステップ。それなのに、サ...

macaroni [マカロニ]

 

くちこは、大量に大葉を入れて作りました↓

 

   

 

豚しゃぶサラダに                          ささみのワイン蒸しサラダに

   

 

冷ややっこにトッピングしても良い感じです。

やっぱり、にんにくが入るとテッパン的に美味しいよね。

さ、

悩ましいくちこは、寝ます

 

 

 

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竹中俊先生のこと

2017年10月21日 14時54分19秒 | ピアノ

たまたまテレビで、

「ルース・スレンチェンスカ 92歳の旋律」を視聴しました。

最近、真面目にピアノの音を聴くこと、ホント無くて・・・

テレビからですが、素晴らしい演奏でした。

もう92歳なんだからと割り引く必要の無い、厚みのある素晴らしい音色が広がる。

 

歳をとると、容姿とは、持って生まれた容姿ではなく、

自分の生き様を写す鏡となり、それは誤魔化しようが無い。

ルースさんは、その両方が素晴らしいわ。

そして、その来し方は音色にも繋がっている。

持って生まれた物を曇らすも、磨くも自分次第なんだなあ・・・

 

それより、

その姿が、姿勢が、音楽に対する心が、

とても、くちこのピアノの恩師に似ていて、

懐かしくて、やがて哀しき・・・くちこです。

 

中一から中三まで、たった二年半の師事でしたが、

この先生に出会わなければ、

くちこにとってピアノとは、親に与えられた楽器に過ぎず、

人生の一時期に関わった習い事の一つに過ぎなかったと思う。

 

竹中俊先生。

何の下調べもせず、偶然師事しただけで、

両親にしてみれば、娘が見つけてきた先生って感じで、

子供だったくちこは、よく覚えていないのだけれど、

既に当時70歳代で、国立音大の一期生だったような?

毎年、先生が開くコンサートは、国立系のピアニストが多かったから。

先生の私費でピアニストになった方も何人かいらっしゃったような?

その方々ももちろん、コンサートに出演。

ひょっとしたら、ネット検索でヒットするかなと思ったけれど、

ノーヒット。

くちこの記憶が既に妙なのかも。。。

 

先生のお宅は、丘高い海を見下ろす古い和館と洋館が混在する素敵な家とお庭で、

玄関を開けると、お父様?お祖父様?の胸像がお出迎え。

出窓のある洋室に、素晴らしい音色のグランドピアノがあって。

生徒達が、出窓に沿った椅子に並んでいる。

長年師事している生徒達と、音大受験対策で短期決戦で来ている生徒達。

 

くちこは、例によって、

ひょんなことから混ざり込んだ異端児。

最初にレッスンを受けた時に、

先生は、あまりの基礎の悪さに唖然とし、

三ヶ月で基礎が直せなかったら、入門は許可しない、と

その間、ドレミ以外は弾かせて貰えなかった。

家でこっそり好きな曲を弾いても、行くとばれる

 

まあ、

運良く、基礎は治ったらしく?

入門できたものの、

それはそれ、くちこですから・・・

気が向くほどしか練習しない。

練習したくない本は意図的に持って行かない。

レッスンが長いと先生が席を外した隙に脱走する

先生から、一曲でも多く、一分でも長く習いたい生徒さん達を尻目に。

 

なんかね、

そんな欲の塊のような生徒さん達に辟易している様子でした。

なるべく、受験対策のレッスンを切り上げたい先生の気持ちが、くちこに見えていました。

受験の為の音楽。

それは、楽しくないから。

 

くちこが先生のピアノで、ナルシスト的にうっとりと

楽しんで演奏している時、

先生は、くちこと全く同じツボで心から楽しんで聴いてくれている。

演奏しながら、その心が通じあう事。

それだけが楽しかったくちこでした。

が、如何せん、くちこには欲が無い。

と言うか、努力ができない。

でもね、

他の生徒さんのレッスンを聴いていて、

先生が求めている音色だとか音楽とか、

くちこは、イメージできていました。

ソウルメイトだった?

 

留学が長かった先生なので、

レッスンノートも英語混じり、

レッスンも、気分が高揚すると英語?になる。

貴重な、いろんな楽譜の原版もズラリと・・・

いつか、シューベルトの「菩提樹」の楽譜を貸して貰って、

くちこは自宅で上手く弾けないと、楽譜を床に叩き付けていたのですが、

後で聞いたら原版でした、値段の付けようが無い・・・

「大好きな曲だから、私のお葬式には貴女が弾いてね」

くちこは、その約束、守れなかったです。

 

くちこは、中三で引っ越してしまったのでね、

で、次の先生に馴染めずに、高一の春にはピアノを止めました。

くちこ、ですから。

 

ま、

あれこれあって、看護学校に進学。

看護師になって育休中に、

ひょんなことからピアノを教えることに。

音大にも行っていないし、

上手くも無いのに。

 

それでも、20年も教えたのは、

ピアノを楽しむ心を

先生に習った心を、

教えなくっちゃって思ったんだなあ。

 

2009/11/21の記事

http://blog.goo.ne.jp/kazukomtng/e/d95ba106641aee7e0a024f294f230086

 

※因みに、ピアノのカテゴリー作ってみました、しょーもないもんですが(^^;)

 

そんなことを思い出した、

「ルース・スレンチェンスカ 92歳の旋律」でした。

 

閑話休題。

雨で延び延びになったいる稲刈りが、またまた今日も中止になって帰宅したサメ氏。

しょんぼりしているサメ氏に為に、ミルクチャイを淹れてあげたくちこです

結局、稲刈りは丸投げで人様に頼んで船旅出発となりました。

 

         

 

インドから個人輸入したマサラチャイと自家製生姜シロップですよ。

 

          

 

そう言えばね、

くちこのピアノの先生も、よく途中でお抹茶を点ててくれていました。

先生お手製のお菓子は・・・ブラマンジェとか洋菓子だったような?

くちこのレッスンって、長引くことが多くて、(二時間とか)

先生はご高齢で、ご病気もあり、ティータイムが必要だったのでしょうね。

食堂のテーブルで先生とお抹茶を飲んでいたくちこって・・・

 

そんなくちこが、ピアノを弾かなくなったんだなあ。

懐かしくて、やがて哀しき

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さらば、ピアノ

2017年02月27日 21時16分02秒 | ピアノ

微速前進的に、ガレージの断捨離を進めています。

すっきりさせるには、聖域無き構造断捨離が必要。

今回処分する予定にしていた一つがこれ。

 

                     

 

くちこは、大昔、人生の一時期、ピアノ講師でした

約20年。

その頃持ち歩いていたレッスンバッグ。

アレンジした楽譜とか、

自作楽典テスト等々・・・

もう辞めて久しいので殆どの楽譜は処分したものの、

このバッグには、捨てがたい物を詰め込んでいました。

 

この中に、20回分のプログラムだとか、

レッスン通信だとか入れていたので今回再読しましたが、

耳が痛いわ

何度も書いていることが、

ピアノを一生の友に…云々。

そう、それを伝えるために、

音楽を生徒達の人生に残すために、

20年もやっていたんです。

が、我が身のこのていたらくよ!

 

 

はっきり言って、

あの頃のくちこと、今のくちこは繋がっていません。

別の人間としか言いようが無い。

やっぱり・・・

くちこの中にいた守護霊の一人がピアニストだったらしくて、

その人がくちこに見切りをつけて出て行ったんだわ。

 

実際には、離婚した翌年に病棟婦長になり、

人生は超多難、苦難の連続。

看護師とピアノ講師の両立は、どちらにも無責任になりそうで、

自分で閉じた教室でした。

それまでは、夜勤入りも、夜勤明けも、日勤終了後も、休みの日も、

ピアノ講師していました。

 

今回、処分するにあたり、

此処にコレを残しておこうかと。

娘が中二の時に母のために描いてくれたプログラムの表紙。

 

 

ちなみにこの会は、

娘は、ジムノ・ペティ第一番をピアノソロで、

チューリップの心の旅を弟(くちこの次男)とアンサンブルしていました。

くちこは、ディズニーのラ・ラ・ルーをアンサンブルで弾いていました。

全ては、過去・完了。

 

 

当時、

常にピアノを蓋は開けっ放しにしておくことを勧めていました。

ランドセルを背負ったまま、通りすがりに弾く。

トイレ帰りに弾く。

気楽に弾きたいと思うことが肝要、と。

 

レッスンは独特で。

生徒同士の相互扶助は必須でした。

出来ることは、出来ない人に教える。

一緒に弾くのは毎度のこと。

いろんな楽器を長縄跳びのように、

どんどんずれながら弾き続ける。

突然の合図で瞬時にポジション、パートは変わる。

それでも、一瞬も音楽は途切れない。

弾きながら、隣の小さな子の指を持って導いて弾かせる。

自然発生的に生徒達はそうしてました。

そして、全ての楽器の楽譜が全員の頭に入っている。

 

発表会は、もっと独特で

一泊二日で山の中、

生徒達全員を引き連れて30畳の和室で雑魚寝。

年齢性別不問。

一日目は予行だけれど、実際の舞台でないと、音響とかに慣れないから。

父兄は二日目だけ。

 

当時の写真。

 

 

父兄も当然参加。

舞台の後ろは、パノラマ仕様。

休憩時間になると、

生徒達は一斉にピアノに走り寄る

みんな、弾きたくて、聞かせたいんだなあ。

 

これは、娘と次男。

とにかく、以前の断捨離で、強引に一つの額にまとめています。

 

                     

 

あの20年は、何だったのか

くちこに心血を注いでピアノの楽しさを教えてくれた恩師。

くちこの心の友にと、ピアノを与えてくれた両親。

ソーーーーリーーーーーー

くちこは終わりました

昨日、重い腰を上げて、

イルカの「なごり雪」弾いてみました。

「・・・・・・・・・」

 

さらば、

ピアノよ。

 

まあ、

耳かきをマイクに歌って踊る孫姫。

それをおもちゃのピアノで片手伴奏しながら撮影する次男。

生徒達もそれぞれの人生で楽しんでくれているかな。

とにかく、くちこの仕事は終了いたしました。

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ピアノ

2016年07月27日 15時46分38秒 | ピアノ

くちこを育てるにあたり・・・

諸々、失敗の多い両親でしたが、

くちこにピアノを与えたのは正解だったわ。

何を着て育とうと、

何を食べて育とうと、

そんなもん、57年も生きたら、関係無い

 

でもさ、「楠木は残った」じゃないけど、

「ピアノは残った」

くちこの家にも、

くちこの心にも、ね。

 

中卒であることを、常々卑下していた母でしたが、

「あんたは、偉かった

くちこと言う人物の一部はピアノに育てられたよ。

 

六歳の誕生日プレゼントはピアノでした

くちこは、何を貰っても嬉しくない子供でしたが・・・

まあ、これは弾くしか無いなあ・・・と

 

母の目的は、

くちこが辛い時、寂しい時、

ピアノがそれを慰めてくれれば良いと思ったそうで。

で、結構、そんな時もありました。

 

多分、信じて貰えないと思うのですが、

子供の頃、くちこの中には、別の人?が居て、

その人のピアノの上手いことと言ったら

弾いているうちに、無意識になっていて、

ふと気が付くと、自分の知らない難解な曲をすらすら弾いているってことが時々ありました。

くちこは、うすらぼんやりした子供だったので、それをたいして変とも思わずにいたのでした。

 

中学の時に習っていた先生はとても著名な先生で、

音大受験生が押し寄せている中、

何故か、何の欲も持たないくちこが混ざっていたんです。

一分でも長く習おうと必死な生徒さん達の中で、

一人、何度も脱走したり、わざと楽譜を忘れて行ったり、

いかにも、たこにも、くちこでした。

が、先生が、

「天才の手だ」と言うんです

ほう・・・

親に報告したら、両親が先生に会いに行きました。

音大を目指すべきだが、如何せん、欲が無い、と

 

後で思えば、天才だったのは、

くちこではなく、くちこの中に居る人だったんだなあ。。。

結構、大人になるまで居ましたが、

今は出て行ったみたいです。

くちこを見捨てたのでしょうね

 

結局、父の転勤もあり、

新しい先生に反発してくちこはピアノを辞めました。

高一の春に。

 

なのに、妙にピアノとの縁が切れなくて、

音大にも行ってもいないのに、20年もピアノ教室をする人生でした。

病院でも、代打でコンサートをすることになったり、

多分・・・

あの人の仕事でしょうね。。。

今は無き・・・

 

ピアノを買ってくれた両親の為にも、

心血を注いでレッスンしてくれた先生の為にも、

ピアノは弾き続けるべきでした、が、

弾かなくなって久しいです。

あの人にも出て行かれたしね

 

去年は、ついに?調律の案内まで来なくて、

人生初、調律をしなかったのですが、

先日電話があり、調律師さんがご病気だったそうで、

また、今年は、調律をしてもらったのでした。

 

くちこ的には、

貧乏だし、

もう弾かないし、

断ろうかと、かなり迷ったのですが、

今回を最後のつもりでお願いしました。

ああ、一万六千円

長いお付き合いの調律師さんも察してくださって、

今度は必要な時に、くちこの方からお願いすることになったのでした。

ご高齢の調律師さんと、玄関で互いに長くお辞儀をしました。

今生の別れ・・・となる予感がしたのでした

 

今のピアノは二台目で、平成元年に購入しました。

母のお金で。

七台程、これかなと思うピアノを倉庫に揃えて貰って、(浜松からも)

弾き比べて、音色で選んだピアノです。

調律師さんによると、ハンマーもフェルトを良い物が使われていて

今では、手に入らないピアノだそうです。

ああ、不孝者なくちこ。


 ワインレッドのピアノ、ちょっと珍しい重厚だけど派手でもある・・・

                         

 

一体、何十人の人がこのピアノを楽しんだだろう?

くちこも、生徒さん達も大好きなピアノでした。

くちこの子供達も弾いたしね。

そして、くちこ家の収入源にもなった訳です。

大活躍に感謝だなあ

 

在りし日の発表会風景。

この会場、ピアノの後ろは、フルで透明ガラスなんです。

山の中、霧が風に靡く風景をバックにピアノって良いでしょう?

くちこの発表会は両親も参加。

キーボード、エレクトーン、ベル等々、賑やかで楽しいコンサートなんです

下手、でも。

そして、この会場の時は一泊二日でした。

一日目は、生徒さん達を連れてリハーサルして泊まっていましたよ。

みんな、仲良しでした。

今も、みたいです。

 

 

懐かしいなあ。。。

ずっと、看護師と二足草鞋でした。

で、婦長になってしばらくして教室を閉じました。

二十年でした。

 

先ほど。

今年初めて、弾いてみました。

無謀にも、

ショパンの子犬のワルツを。

想像通りでした・・・

 

それでもね、

生きている間は、手放さないつもりです。

せめてもの亡き母へのお詫びに。

と言うか、今や、あるだけでほっとする旧友かな

 

先月、孫王子が弾いていました

勿論、でたらめ。

でも、楽しそうでした。

案外、このピアノ、出番はこれからかも

 

最後に、涼しい写真を。

くちこ的題名は「天使の羽」

 

                                

 

 

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くちこの中の間借り人

2013年01月26日 10時25分45秒 | ピアノ

人丸ごとは、ジグソーパズルの如し。

そして、当人の知るところもあれば、

当然、知らないところもある。

 

 

如何せん、

人は、万物の霊長。

 

 

自分とは如何な人物なのか?

掴みかねるのも

いた仕方なし。

 

 

というか・・・

自分の中に数人、間借り人が居るイメージ・・・

 

で、多分、

くちこの中の間借り人に、音楽人が居るor居た。

子供の頃、時々ですが、

ピアノを弾いているうちに意識が消え、

ふと我に返ると、両手が知らない難解な曲を弾いていました。

唖然として勝手に動く自分の手を眺めていると、ゆっくりと停止。

今から思うと変ですよねえ・・・

 

 

くちこは、結構有名なピアノの先生に師事していました。

当然、異色ではみ出し生徒でしたが、

数回、その先生から

「天才の手だ」と言われました。

当時は、自分が天才なのかと勘違いしましたが、

あれは、その人が弾いていたのでしょう・・・

 

 

くちこは、週に一度、レッスンに行く前しか練習せず、

間に合わないので、意図的に半分は本を忘れて行きました。

一分でも長く、一曲でも多く習おうとする音大候補生の中で、

ただ一人、レッスン室から脱走を試みる無欲な!生徒でした。

 

 

それでも・・・

くちこの演奏を心から楽しんでくれたこと、

レッスンは厳しくても、くちこの音楽の心に先生の心を重ねてくれたこと、

宝となって残っています。

 

 

一番不肖の弟子でしたが、気のせいか、先生は、くちことのレッスンが一番楽しそうだった気がします。

 

 

父の転勤で、高一から違う先生に師事したら、

くちこは、単なる音大候補生になりました。

ミスのチェックに専念されるだけのレッスン。

くちこは数ヶ月で辞めました。

 

 

それでも、妙にピアノと縁が切れない・・・

何やら、弾く事情が転がり込んでくる・・・

勝手に、人が教えろと言ってくる・・・

結局、20年もピアノを教えることに。

 

割愛しますが、

とても個性的な教室だったと思います。 

そして生徒達は、好きで習っていて、

みんな弾きたがり屋でした。

そして、仲間、でした。

 

もう教室を辞めて10年近くになりますが・・・

やはり、妙に縁が切れません。

これってね、

間借り人が原因だ、と思うくちこです。

 

 

実は、看護師もそうなんです。

絶体になりたくない二大職業の一つだったのに、

もう33年もやっています。

多分、看護師をやりたい間借り人?もいるんだろうな。

 

 

ま、今更、良いんですけれどね。

 

 

そうそう、もうすぐ節分ですね(^_^)v

 

 

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皆様が、福々しく過ごされますように!!!

                                 くちこ 拝

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くちことピアノ

2010年07月04日 14時43分00秒 | ピアノ

病弱で内気で外に出たがらないくちこの為に両親はピアノを選びました。
くちこの心の友になるようにと。


くちこは不真面目に習っていましたが、退屈すると気儘にピアノに向かっていました。
そのうちに、ふっと意識が飛んで・・・

気がつくと、くちこの両手はくちこの知らない曲をスラスラ弾いていました
(これって、今思うに守護霊???)

引っ越し先の新しいピアノの先生がいやで、くちこは高1の春にピアノを辞めました。
音大受験に向けての少しも楽しくないレッスンが納得できなかったくちこでした。
一番大事なことは「伝える心」と信じていたので。
「楽しむ心」を否定するようなピアノが正しい筈はないと思ったので。

ただ今思うと、くちこにとって3人目のピアノの先生が、くちこに心血を注いで教えてくれたこと。
そのことをちゃんと誰かに伝える責任のようなものをなんとなく感じていました。

とにかく妙にピアノと縁の切れない人生でした。
そして、よく解らない流れ(これも守護霊?)で、看護師をしながらピアノを教えるという、

あり得ないような人生になってしまいました。
そう、20年間も・・・

今日、たまたまテレビで、なんと
バイエルが80番から順次流れてきました。
なんで

え?

びっくり!

懐かしくて・・・・


超超久しぶりに、思わずくちこも80番から最後の106番まで一気に弾きました。
(まずは、本を探すことからでしたが・・・)

亡き恩師のこと、

生徒達のこと・・・
懐かしくて懐かしくて、やがて悲しき・・・

勢いで車庫の棚から資料を引っ張りだしました。
くちこは、くちこの為にここに転記します。
長くなるので飛ばしてくださいね。

レッスン通信5 抜粋
大人も子供も、どうぞ気軽にピアノに触れてください。
ランドセルをしょったまま、
エプロンで手を拭きながら、
トイレの帰りでも?
お風呂の順番待ちでも?
通りすがりの肩でも叩いてやるつもりで、
弾いたとおりの音が出る正直者です。
一家で生涯の友に選んでやってください。

レッスン通信6 抜粋
ピアノは山登りと同じかなと思っています。
脇目もふらず急な坂道を駆け上がる人。
ゆっくり、なだらかな道を進む人。
花や蝶に立ち止まる人。
空を眺め、お茶を飲み、風に吹かれるひと。

高い山に登るだけが登山ではないでしょう。
思い出がたくさんあって、
お土産がたくさんあって、
また登りたくなるような・・・
そんなレッスンをしたいと思っています。

下手でもちっともかまわない。
10年経っても20年経ってもピアノを弾いていたら、
大成功です!
どうか長い目でみてください。

レッスン通信7
つめこみ主義でエリートになっても頭打ちになるように、
詰め込み主義のピアノも最後に伸びないと思います。
料理の美味しさを知らずにコックを目指すように・・・
虫の声に心が動かない昆虫学者のよに・・・

のんびり一生かけてピアノを楽しめたら最高!
急いで上達しても辛い思い出しか残っていない人のなんて多いこと!
長い人生の心の糧としてピアノを選んだ人へ。
今日が良い思い出になると信じています。
   平成6年、11月20日
         くちかずこ

くちこが、くちこだった日々です・・・
いろんな楽器、ジャンル、ソロ、アンサンブル、ゲーム、お泊まり発表会・・・
もう辞めて長いけれど、いまだに生徒同士仲が良いこと。
今でも習いたいと言ってくれること。
嬉しくてありがたいです。


もう、くちこにそんな力はないけれど、
くちこが恩師から伝えて貰ったこと、少しは責任が果たせたと思いたい・・・な。

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やりきれない思い

2009年11月21日 20時40分00秒 | ピアノ

人生は同時に二つ試せない。
自分の人生の決断は自分でするべきだし。

2002年秋、第20回発表会を済ませて、ピアノ教室を閉じました。
20年の思い出は山のようにあります。

今日、自宅でコツコツビデオテープをDVDに移していました。
久しぶりに見る映像・・・

一泊二日の、お泊まり発表会も二回開催しました。
一日目はリハーサル、二日目は本番。
舞台のバックは総ガラス張りで、大自然がパノラマ状態。
リアルタイムで風が吹き、霧が流れる・・・
そんな景色を従えて演奏する生徒達。

くちこが目指したのは、
☆音楽を楽しむ心。
☆生徒の輪。

生徒一人につき、クラシック1,ポップス1,グループアンサンブル1,その子の父兄とのアンサンブル1,生徒総出演の曲・・・

4,5回はステージ出てくる。
あ、雑用でも出てくる。

ピアノ、キーボード、エレクトーン、鉄琴、ハンドベル、ギター、ボーカル・・・

生徒総出だと、一台のピアノを四人が同時に演奏、側でキーボード二人、エレクトーン3人、etc,etc・・・

一曲の間に、どんどん生徒達は違う楽器へと、走り込む
10回以上ね
くちこ式長縄跳び風演奏

そう、生徒はね、全ての楽器の楽譜が頭に入っているし、
全ての生徒のレベルも解っていて、

弾けない子を手伝いつつ、自分の演奏もするのは当たり前のこと。

久しぶりに映像を見る。
ピアノの前に四人が立って弾いている。
ぴったり、ひっついてね
男の子、女の子。
背の高い子、低い子。
(あ、この二人、後に甲子園に出ました)
助け合ってるなんて、自覚もしていないんだろうな。

例えばリハーサル。
ちょっとでもピアノが空くと、争うように走り寄って、ピアノを弾く生徒達。
みんな弾きたくて、聴かせたい子供達。

ラの存在に気がつくのに4年かかった○君。
そんな○君のピアノを学校で聴いて、習いたいと言ってきた△ちゃん。


離婚で疲れ果て、
看護師では病棟を任され、
どちらの仕事も無責任になりそうでした。

くちこピアノ教室は、生徒がなかなか辞めないので、生徒達が高齢化?してしまい、くちこより上手い子がたくさん
え?
くちこは、口で教えましたよ
夜勤入りも明けも、日勤帰りも教えていました。

汐時だな・・・
くちこは、自分を解雇しました。

でもね、ビデオを見ているとやりきれなくてね
みんな、我が子に近かったので・・・

くちこは・・・
あの頃のくちこを尊敬します。
くちこ、貴女は偉かった

今いるくちこはね、
過去を振り返るしかできない
おばあさんのくちこです。

あの頃の半分も働けない、
ヘトヘトしたくちこがいます・・・

コメント
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